今から、90年前の1925年3月22日に日本で初となる、ラジオ放送が行われ、この日を
「放送記念日」としていることを初めて知りました。
我が人生の大半を電波を媒体とする放送・通信を扱う仕事を生業としていた私には、この
上ない迂闊なことでした。
私も現役当時、無線従事者の一人として、新しいシステムの構築に何度も関わり、その都
度、辛苦と充実感を体験して、90年もの昔の状況を推察するに実に、感慨深いものがありま
す。
以来、無線技術の進展は、日進月歩、止まるところがありませんが、改めて、やり甲斐のあ
った仕事に付けたことに感謝しています。
今もなお、電波法に定める最上級の「無線従事者資格」を保持していますが、実際に使うこ
ともなく、昔を忍ぶ確かな証として大切に保存している私です。