風の向くまま、気の向くまま

人生楽しく行こうじゃないか、山よりデッカイ獅子は出ん、何事にも挑戦するぞ!

沖縄復帰35年

2007-05-15 10:47:33 | Weblog

今日は、沖縄が本土に復帰してから35年になります。

今や沖縄は普通の日本ですが、聞こえてくるのは「嘉手納」とか「普天間」とかのアメリカ軍の基地問題
ばかりのような気がします。

私は30数年前、沖縄の復帰直後に那覇に2週間ばかり滞在したことがあります。

それは、復帰に伴って「琉球××会社」を「日本××会社」への経営統合が円滑に行くように当時担当
していた業務の支援のために派遣されていたのでした。

その頃の沖縄と言えば、私の記憶では「ひめゆりの塔」であり「摩文仁の丘」であったように思っています
が私には、今もって記憶に新しい思い出があります。

その一つは、休みを利用して訪ねた戦跡の防空壕の中に流されていたBGMの「海ゆかば」のもの悲しく
哀愁を帯びた、あのメロディーが耳から離れません。戦火を避けて避難した人々の尊い命が火炎放射器
で焼き尽くされ、尊い命を無惨にも奪われた無念の声が聞こえてくるように思えてならないのです。

もう一つは、当時激しかった労働運動の思い出です。仕事をしていた事務所は言うに及ばずエレベーター
の中まで地肌の壁が見えないほど大量のビラが貼られていたことです。

ことの善し悪しは別として、何かに熱中できた時代でした。今改めて若者達が身をとして熱中できるものは
何なのかと考えてしまいます。