ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその59-擬似ステレオ

2012年12月08日 | 音楽サービス
ステレオと擬似ステレオ

日本でも待ちに待った音楽配信サービスが始まった。
ソニーが開始した「Music Unlimited」と言うサービスだ。
月額1500円弱で1000万曲から好きな曲を聴くことができるクラウド型音楽配信サービスである。
アーティストで検索ができたり曲目から検索できたりと1000万曲の中から聴きたい曲が選べる。
詳細は「Music Unlimited」で実際に試していただきたい。
私は既にこのサービスに加入して楽しんでいる。
先日ある発見をした。
このサービスの中からギターの神様「ジミヘン」ことジミーヘンドリクスをアルバムを聴いてみた。
アルバムは「スマッシュヒッツ」と言うタイトルで初期のジミヘンのヒット曲を網羅したアルバムだ。
それを聴き始めておかしな点に気がついた。
本来このアルバムはレコード時代には「モノラル」で発売されていたはずである。
しかしCDでリイシューされたこのアルバムは「ステレオ」になっている。
俗に言う「擬似ステレオ」である。
擬似ステレオはビートルズの初期盤にも多くみられた。
実際私の持っているビートルズの初期のアルバムは全て擬似ステレオである。
擬似ステレオとはモノラルの音源を強制的に左右に分割し作成されたものである。
正直とても聴きづらいのだ。
ビートルズの初期のヒット曲集の中には「右チャンネル」ビートルズのヴォーカル「左チャンネル」演奏のみと言うものまであり、左チャンネルだけ論音すればビートルズのカラオケができてしまうものまであった。
やはりモノラル録音はモノラルで聴くのが正しい聴き方である。
蛇足ではあるがレコードの時代ステレオ盤を聴くときは「ステレオ用」のレコード針、モノラル盤を聴くときは「モノラル用」のレコード針を使う必要があった。
私なりにレコードをCDとしてリイシューする場合は「ノンエフェクトリマスタリング」「ボーナストラック不要」「ステレオ・モノラルはオリジナル仕様」が原則であると考えている。

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