絵画界の天才との対決
パブロ・ピカソ。
誰でも知っているであろう20世紀絵画界の天才である。
もう昔のことだが私自身も地元で開かれた彼の展覧会を観て彼の作品に接した。
正直彼の作品を理解できないまま何年か経過したあと或るドキュメンタリー映画がリバイバル上映された。
「ピカソ天才の秘密」
私は彼の創作の謎を知るべくこの映画を見に行った。
キャメラは動くことなくピカソのキャンパスに流れる時間を淡々と捉えてゆく。
緻密なデッサンから始まる彼の作品は時を経るに従って彼のイメージの変化とともにその姿を変えてゆく。
キャンパスに幾度と無く上塗りされる彼のイメージの変化の象徴とも言える油絵の具、作品は徐々に具体性を排除され、彼のイメージそのものの抽象性を帯びてくる。
完成した絵は最初のデッサンを拒否するが如く抽象性に淘汰されていく。
台詞は一切ない、あるのは監督とピカソの会話と彼のキャンパスとキャメラだけである。
此処にこの映画を観るものは微妙な緊張感を感じピカソからの挑戦を受けるがごとき立場に立たされる。
彼の作品は一見無秩序からなるキュビズムの構築のように思われるがそうではない。
この映画は私にそのことを教えてくれた。
監督はアンリ・ジョルジュ・クルーゾー。
恐怖の報酬を撮った名匠である。
ピカソの絵画を見たことがある方で彼に興味を持っている方には是非観ていただきたい作品である。
1957公開、フランス映画。
パブロ・ピカソ。
誰でも知っているであろう20世紀絵画界の天才である。
もう昔のことだが私自身も地元で開かれた彼の展覧会を観て彼の作品に接した。
正直彼の作品を理解できないまま何年か経過したあと或るドキュメンタリー映画がリバイバル上映された。
「ピカソ天才の秘密」
私は彼の創作の謎を知るべくこの映画を見に行った。
キャメラは動くことなくピカソのキャンパスに流れる時間を淡々と捉えてゆく。
緻密なデッサンから始まる彼の作品は時を経るに従って彼のイメージの変化とともにその姿を変えてゆく。
キャンパスに幾度と無く上塗りされる彼のイメージの変化の象徴とも言える油絵の具、作品は徐々に具体性を排除され、彼のイメージそのものの抽象性を帯びてくる。
完成した絵は最初のデッサンを拒否するが如く抽象性に淘汰されていく。
台詞は一切ない、あるのは監督とピカソの会話と彼のキャンパスとキャメラだけである。
此処にこの映画を観るものは微妙な緊張感を感じピカソからの挑戦を受けるがごとき立場に立たされる。
彼の作品は一見無秩序からなるキュビズムの構築のように思われるがそうではない。
この映画は私にそのことを教えてくれた。
監督はアンリ・ジョルジュ・クルーゾー。
恐怖の報酬を撮った名匠である。
ピカソの絵画を見たことがある方で彼に興味を持っている方には是非観ていただきたい作品である。
1957公開、フランス映画。
先日知り合いに「野良犬」を進めて本当に大評判でした、私も2度目の鑑賞してきましたよ。
ところで、
「ピカソ天才の秘密」これまた面白そうですね!
ドキュメンタリー的な感じでしょうか
ピカソ天才の秘密、恐怖の報酬鑑賞したいと思います。
野良犬大変気に入っていただいたようで当方も嬉しいです。
このピカソの映画もとても面白いです、勿論恐怖の報酬は傑作ですので是非見てください。
ピカソがこんなタッチで、こんな順番で作品を画いていたんだと興味深かったです。
ピカソの人柄を覗かせる一面も貴重ですよね。「ゆきてゆきて進軍」に続いて凄いドキュメンタリーを見た気分です!
「恐怖の報酬」タイトル通りのまさに恐怖の報酬ですね。
緊迫感とスリル満点の手に汗握る面白さで完全に見いってしまいました。笑
派手なアクションではなく人情劇で魅せるあたり引き込まれます
ハラハラ好きの私には申し分ない最後まで楽しめた作品でした!
生と死は隣合わせと言う言葉がピッタリです
とにかくクルーゾー監督は凄いです!