ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその275-世界各国のヒットチャート事情

2017年11月25日 | 音楽サービス
私は「スポティファイ」と言う、音楽配信サービスに加入している。
このスポティファイは、歴史は案外長く、日本以外で事業を展開してきた。
そしてついに昨年、日本でのサービスを開始した。
音楽好きな方には、耳に覚えのある音楽配信サービスであろう。
最近、このスポティファイに面白いメニューを発見した。
操作方法は、画面の「Browse→チャート→トップチャート(国別)」を進んでもらうと、約五十ヶ国以上の世界のポップチャートが見られる。もちろん、楽曲を聴くこともできる。
これは革新的なアイディアだと思った。世界各国のポップチャートが聴けるとは、至高の喜びである。
実際にそれを聴いてみたが、それは、とても残念に終った。
特にヨーロッパの小国や、東南アジアの国において、チャートは実に期待はずれになっていた。
その国では、チャートの上位はアメリカ勢で、酷い国は自国のミュージシャンの曲が全くランクインしていない国や、自国のミュージシャンがランクインしていても、下位であり、自国色のある楽曲になっていない。
自国のミュージシャンが上位にランクインしている国もあったが、その楽曲は「アメリカかぶれ」その国の音楽をわざわざ聴かなくても、アメリカの音楽を聴いても変わらない状況だ。
一方、スペインやブラジルといった国は、自国の音楽が根強い。両国とも、アメリカに影響されず、しっかりした自国の「ポピュラー音楽」制作している。これには感心した。
今回の各国のヒットチャートを聴いて、一番残念だったのは、私がこよなく愛する「東南アジア」のチャートだった。
前述のとおり、その殆どの国は、アメリカ色で覆われている。
自国のチャートインした曲は極少ない。歴史は浅いと言え、東南アジアの各国は自国で、独特の音楽を作り出してきた。
そのような楽曲が、チャートインしていないというのは、これからの、大げさな言い方をすれば「ワールドミュージックの危機的状況」の始まりではないかと懸念する。
もっとも、このチャートは国内外織り交ぜたものなので、自国のドメステックな、自国ミュージシャンだけのチャートを発表すれば、前述した「懸念」も払拭されるかもしれない。
スポティファイに要望することは、上記の「各国内での自国ミュージシャンのチャートの作成」である。
もしこれが実現して、各国、いづれの国も自国のポピュラー音楽を制作しているなら、こんな楽しいチャートはない。

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