金吾激闘記~違うぞ!金吾

シミュレーションゲームの対戦記録を中心とした
つれづれごと

スターリングラード 2018-05-20 千葉会

2018-05-24 09:22:42 | スターリングラード
先日、ラプラスの魔女という映画を見た。
東野圭吾原作、嵐の櫻井翔主演のアレだ。
映画自体は今一つだったが作中にサイコロの目を予知するシーンが
でてくる。実は予知というよりは予測で、現在の状態を全て把握できればこれから起こることは全て予測できるという概念(これがタイトルの由来になっている)で、つまり、サイコロを振る時の向き、高さ、角度、強さ、跳ねた時の摩擦、反射係数など全て解れば出る目は予知(予測)できるという。ただ振る前のサイコロを持っているときには当然まだ予測できないのでシミュレーションゲームには役に立たない。
この2対1の戦闘は1の目が出てA1になるからと事前に解れば戦闘は
やめるがサイコロを振った瞬間に「あ、1」と解っても意味ないじゃん。俺なんかサイコロを振るときじゃなくてユニットを接敵させたときに「2対1だと2~6ならDR以上だけど1だとA1か。何か1出そうな気がするなあ」と予知しだし、対戦相手にも「きっと1でますよ」と私の強力な予知エネルギーの精神感応で言わしめ、移動か終わってサイコロを
振る瞬間には「必ず1が出る」と確信してやっぱり1が出る。
何かオレの方が凄くない?よし、この現象を「コシガヤの魔」と名付けよう。

司馬遼太郎の日露戦争の話だから多分坂の上の雲にでてくる
エピソードだと思うんだけど東郷が連合艦隊の長官に任命された
理由が「あいつは運が強いですから」だったという。
確かに人生においても、ゲームにおいても運が強い方が勝利することは
多いだろう。運が強いにこしたことはない。
運を良くするために昔から良く言われるのが運の無駄遣いをしないということだ。運はお金みたく貯めるものであって使うとなくなってしまう。だから運を大切にする人はギャンブルなんてしない。運を小出しに
使ってしまうからだ。そう考えると昔流行ったゲームブックのソーサリーシリーズの運試しのシステムはよくてきている。
最初にサイコロで運の点数を決める。運試しをする
時にはまたサイコロを振り運点より下なら成功ー良いことが
起こり、運点より上ならば失敗ー悪いことが起きる。
ここで重要なのは成功しようが失敗しようが必ず運点が
一点下がるということで、最初は点数が高いので成功するが
運を使ってばかりいると点数が減って失敗ばかりになる。
そうするとゲームをする度にサイコロを振って運を無駄遣いしている
人の人生はどうなんですかね。

そんな中、千葉会でスターリングラード(EP-K2)*をプレイ。
エポック系のゲームは熟練者がやると極悪非道のプレイをするという
イメージがあるが、実際どんなコトをしてくるのか経験しておこうと
極悪非道ならこの人、DASREICHさんにドイツをやってもらう。
案の定、第一ターンにロストフもヴォロネジもほっといて、スターリングラード占領とかしてくる。(後から地形の移動コストの関係でスターリングラードには入れなかったことがわかった)これで増援を南に送るのが難しくなる。その後もアメフトのショットガンフォーメーションよろしく、単独の装甲師団がVP都市めがけて飛んできてサドンデスを狙ってくる。4ターンまでで時間終了。とりあえずサドンデスにはならなかったが部隊の突破点如何ては5ターンのサドンデスチェックを乗り越えられないかも、という状態。それが乗り越えられれば、分散しているドイツ部隊の壊滅点と都市の奪還で何とか。ま、勝つのは難しいか。
回りの方からは「DASREICHさんとやって心が折れないとは立派てす」
とのこと。
初期配置を少し変えんといかんなあ。ま、初期配置の問題だけじゃ
ないけどな。

んー。今日もたくさん運の無駄遣いしたなあ。
えっ?、エポックのスターリングラードのソ連じゃ
サイコロ振らねえだろうって?いやいや、アントライドのユニットめくりでたくさん運を使ってますよ。
でもゲームも人生も勝ち負けなんて大した問題じゃないですよ。
楽しんだかどうか、それが大事です。



スターリングラード 2018-04-15 千葉会

2018-04-16 10:05:39 | スターリングラード
よく対戦していただいている西新宿鮫さんの
正統派ウォーゲームブログ「ふかひれ風すーぷ」もご覧になっている
方はご存じかも知れないが今ワタシの眼の具合があまりよろしくない。
10年くらい前から通院していた近所の眼科から将来のために手術のできる病院に転院したほうがいいと言われて越谷の某D病院に通って3年、点眼薬でごまかしていたが担当医が「そろそろ手術のご検討を」といい
教授診察をするというので覚悟していたのだが、転院時からあまり進行してないようなのでもう少し様子を見ましょうということになった。
家族にも職場にも、多分手術ー入院と言っていたのにこの執行猶予は
めでたいのやらめでたくないのやら?

思い返せば一昨年は表向きは脳梗塞で入院としながらも
脳の改造手術でイワン・ウィスキー並の知能を手に入れ、
昨年は表向きは高所から落下して右足小指骨折で通院としながらも
足の改造手術で島村ジョー並の加速力を身につけ、今年は表向きは
眼の手術を見据えての通院としながらもフランソワーズ並の透視能力を身につける予定。
この分だと、来年は表向きは胃の手術としながらも体内から火を吹けるようになるか、表向きは蓄膿症の手術としながらも水中で活動できるようになるかな。

そんな全身サイボーグ化が進むなか
千葉会にてSAMさんとスターリングラード(EP/CMJ)を対戦。
久し振りの対戦で最初はPGGを提案したのだがエポスタをやってみたいというのでコレにする。
SAMさんはシミュレーションゲームのブーム時を知っていながら
エポックのゲームをほとんどやったことがないという希有な人だ。
初めてならドイツ軍の方がいいだろうとドイツ軍を担当してもらう。
このゲーム、序盤ソ連は何も出来ずにやられるだけなのでソ連を担当するのを嫌がる人もいるがワタシはどちらかというとソ連の方が面白いと思っているので丁度いい。

5時頃までプレイして3ターンまで。
第一ターンの第二作戦フェイスで全部隊か攻撃に回ったために
ヴォロネジもロストフも陥落せずということはあったが概ねシステムは
理解して頂いた模様。全般的にはオーソドックスな作戦級だと思うんだけど変にテクニカルなところもあるので。
次回以降、同陣営でキャンペーンやりましょうということに。
よろしくお願いいたします。あ、セットアップ手伝ってね。


Roads to Moscow 2018-03-18 千葉会

2018-03-19 10:05:17 | ROADS TO M...
10年くらい前から休みを利用して旧街道を歩くという
年寄りくさいこと(いやホントにすれ違うのは年寄り夫婦か外人ばかり)をやっていたのだが所謂、五街道踏破にメドがついた(あと中山道の美濃太田以西のみ)ので、また新しいテーマをということで
去年末から日本の国宝を自分の眼で見るという
年寄りくさいことを始めてみた。
昔、城跡や古戦場を見に各地を回った際に近くの寺とか資料館とかも行ったので、実は相当数の国宝を見ている気もするんだが。

今、日本で国宝の指定を受けているものは1108点あるらしい。
できればその全部をとも思ったが刀剣等は個人所有のものも多く
むずかしそうなので丁度今刊行しているニッポンの国宝100という分冊
雑誌で取り上げられた100個がとりえすの目標。

で、先日、早春の梅の香りただよう熱海に行ってきた。
ここにあるMOA美術館で尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」が
公開されていたのだ。熱海には何回も来ているがここへ
行くのは初めて。知っている方もいると思うがここはある宗教団体が
管理しているが、さすが宗教、金のかけ方が半端ない。
建物自体が山の中腹にあり、入口のエントランスから展示室まで7つのエスカレーターを乗り継いでいく。
ここは江ノ島か。ちなみに江ノ島のアレはエスカレーターではなく
エスカーという。上りだけで下りがないのてこの名前らしい。
10へぇくらい?
最近へぇと思ったのは冬季オリンピックで有名になったカーリング。
あのひとつのレーンにはハウスと呼ばれるマトが両端2つあるの知ってました?ひとつのエンドが終わったら今度は逆方向に投げる。
テレビ中継だけみてると同じ方向に投げてるように見えますが実際は双方向に投げてます。考えてみればあの重いストーンをゲームのたびに戻してたら結構な手間だよ。30へぇ。

MOA美術館の何が良かったかといえば、自館所蔵品に限っては
写真撮影可ということ(ガラス越し、フラッシュ不可だけど)。
国宝級の仏像とかも、ホントは直にさわって感じたりしたいんだけど
それは無理だろうからせめて写真くらい撮らせてよと思ったりする。
C布にある(あれ?M鷹だったかな)Z大寺では最近一体の仏像が国宝に
なった途端撮影不可になったらしい。

そんな芸術的な春を迎える中千葉会にて
Roads to Moscow ムツェンスクをプレイ。お相手は西新宿鮫さん。
ドイツ軍担当。今回の方針は
①できるだけ機動シークエンスを使う。
②燃料補給は均等にわけず、軍に優先に使う。
要は敵の撃破より前進重視である。
結果、サイの目の不調により思ったより被害はうけたものの
VPヘクス占領のタイムスケジュールは高いレベルでクリアできた。
ただいつもの如く前半で時間ぎれになったのでvP上の勝敗的なものは
まったく掴めず。

ムツェンスクのシナリオ1を2回やった感想。
システムの習得のための練習シナリオみたいな感じ。
ソ連はスタックで守りオーバーランに対抗するか
ユニットで守って浸透に対抗しつつ、速やかに撤退。前進守備は破綻を
はやめる。抵抗しても序盤のvPヘクスは失うので強化ポイントであって
も開き直って無血放棄してユニットの温存もいいのかも。
ドイツはいかに一本しかない補給路を伸ばすか、戦闘せずに部隊を下げさせるかとなる。いかに機動シークエンス、オーバーラン、機動CRTが使えるかですかね。
もっと詳しい解説は是非とも鮫さんのブログて。


illusions of glory 2018-02-18 千葉会

2018-03-03 14:23:06 | 第一次大戦
うちの嫁がいうには
「あなたのゲーム関連の知り合いはみんな眼鏡をかけているので区別がつきにくい」らしい。
まあ確かに多いわな。このブログを見てくださっている方の中にも
近視の方が多いと思いますがここで質問。
さて近視は病気でしょうか。病気じゃないでしょうか?
近視の治療には保険がきかないので病気ではないという
意見もありますがワタシは近視は間違いなく病気だと
思います。それはそのままにしておくと悪化するからです。
では、近視という病気は最終的にはどういう状態になるでしょう?
近視の方は最終的には100%失明します。
でも俺のまわりて近視で失明した人なんて聞いたことないよ、というアナタ。それは失明する前に皆、絶命しているからです。(韻をふんでるYO!)
人間の眼というのモノを見る道具であって実際は脳かモノを見ています。入ってきた映像を水晶体というレンズでピントを合わせ網膜というスクリーンに写しその信号を脳に送って脳か見たモノを感知するわけです。その時近視の人は網膜でピントを合わせることができずに網膜の前でピントが合ってしまうので網膜に映る時にはピンボケになるというのが近視の原理です。
で、ここからが問題なんですが、人間のカラダというのはスゴいもので合わないピントを合わせようと網膜を焦点に寄せてしまうらしい。
網膜剥離です。これで失明してしまう。
特に強度近視(0.1以下)や幼少期から(近視になってから40年以上)近視の方は絶命する前に失明する危険性が高いそうですので要注意。
ま、信じるか信じないかはあなた次第。

そんな中今回プレイしたのはGMTのIllusions of glory。
2回目の対戦プレイでお相手は西新宿鮫さん。
CPを担当。まあこのゲームでCPがめざすのはロシア革命になる。
革命にいたるまでのプロセスはいろいろあるが、ロシアのvPスペースを
占領し国家戦意を下げるのが当面の目標になる。ワルシャワ近辺の突出した3つのvPスペースを狙う。オーストリアはロシア方面では攻撃を受けつつ後退。バルカン方面ではセルビアを攻撃し崩壊させる。
その間ドイツは戦力を整えるべく増援カードをプレイ。バルカンが落ち着いたのでvPスペースの守りと上陸侵攻の備えを残しオーストリアもロシアへ矛先をむける。こうなるとロシアは辛い。
パスグロではドイツの東部戦線での攻撃を英仏が
西部戦線で攻勢に出ることにより牽制できたがこのゲームでは
それができない。牽制するとならばバルカンとイタリアだがイタリアは参戦はしたもののオーストリアにおさえられ、バルカンはカードの使用ミスでAP陣営は海上作戦がとれずにいた。
ブルガリアも参戦し、後はロシアVPスペースを抜くだけなのだが
これが抜けない。厳重な地形に守られている(要塞+塹壕+水障害はキツい)なのか攻勢が下手なのか。
しかしここで大問題発覚。オーストリア軍の薄灰色のユニットをロシア軍の白色と見間違え敵の軍隊だと思っていたのだ。
ワタシは近視の上に老眼でもあるがもう一つ目のトラブルを抱えていて
濃淡の淡、つまり薄い色が見えにくくなって困っている。
特にマップ上のヘクス番号は邪魔にならない様にわざと薄く書いてあるので全然見えずとにかくセットアップで苦労している。
一般的な白地に黒文字というのも黒文字の薄さによっては見ずらく本や
ルールブックを読むスピードも遅くなった。
一番見やすいのは黒地に白文字でユニット全部がSSユニットだと
視覚的にも戦力的にもありがたい。(一次大戦ならストストルッペンか)
まあそのあたりのことも書いてある西新宿鮫さんのブログも御覧ください(例によってリンクなし)

まだテストプレイ中のようなゲームという評価も納得できますが
決してつまらないとか破綻しているということはありません。
戦略の大筋もあっていると思うし(前作のPursuit of gloryは4回くらいプレイしたあと戦略の見当違いにうっすら気づいたがその後プレイする議会なし) 
まだまだやりたい(特にラストまで)んだけど.Yagiさんも
鮫さんもお腹一杯というかんじ?
まあ皆さん、眼だけは大切に。

砂漠の狐 2018-01-28 ミドル例会

2018-01-28 18:40:51 | 北アフリカ
最近、昔よりマメに千葉会に顔を出しているが大体DASREICHさんも来ている。顔を会わせると
「ゲヒゲヒ、いつ砂漠の狐やるんでゲスか?」と言ってくる。
(ずいぶん脚色してます。実際のDASREICHさんは物静かな上品な方です。このブログ内の彼はあくまでもワタシのイメージで、南河内大の青田赤道に近い⬅え?例えが古くてよくわからない?そりゃすいません)
うーん、無用な殺生はするまいと思って控えていたのだがそろそろお家のために斬らねばならぬか←誰。
「じゃあ、次のミドルあたりでやりますか」
「ホントでゲスか?じゃあ今度は金吾さんがイギリス軍やるでゲス。そしたらいい勝負になるてゲス。ちょんわ~ちょんわ~。(あくまで脚色
)」
砂漠の狐の再販を常々希望しているワタシですが実は今年は再販がでるような気がしてます。東京も大雪降ったり、冬日が50数年ぶりに続いたり厳しい寒さが続いてますからね。(別に深いイミはなし)
砂漠の狐はワタシが初めて買ったシミュレーションゲームでけっこう回数はやった記憶は有るんですがあまりゲームに興味のない友達を無理に誘ってやってたせいか基本的なセオリーさえ曖昧な気がして、再販前に
おさらいしておこうと思ってたこともあったので 。

で、イギリス軍を担当して3戦するも、3戦とも戦線突破で
終了。「基本的な戦略が間違ってますね」といろいろ教えてもらう。
このゲーム、ダミーとかイギリス軍の移動の不確実性とかで誤解しそうだが基本はオーソドックスな作戦級だと改めて理解。
コのゲームも今年はやっていこうと思うのでご興味有る方はお声がけを。

その後はシン関ヶ原を2戦。
シン関ヶ原といえば前回ワタシの采配一振りでDASREICH西軍百万が壊滅したゲーム。もう東軍の勝ち筋はみえたので西軍やらせてもらう。
結局どうすればカードの回転を早く出来るのかなのだが
事前に考えていた策は試してみたが効果的じゃなかった。
ふつうにやって10VP取って秀頼カードを手にいれるのがやっばり
いいのかね。ならばどうやって10VP取るのかを考えるか。

砂漠の狐3戦とシン関ヶ原2戦の計5戦やって全部負け。
お家のために斬るつもりが鞘から抜く前に斬られたよ。
「団の面目丸潰れ~」←剛田先輩ね。えっ?例えが古すぎてよくわからない?そりゃぁすいません。

Roads to Moscow 2018-01-20 千葉会

2018-01-27 04:08:35 | ROADS TO M...
年末は30日まで仕事で31かえ日に部屋の整理をしようと朝早く
起きたのはいいが何となくつけていたテレビて、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の再放送をやっていてちょっと見たのが運の尽き。全話一挙放送とかで8時間も拘束され次の日も初詣もそこそこに帰宅して
残り3話、計11話を見切った。うーん、お父さんのお正月台無し。
て、主役の新垣結衣はもちろん可愛し、人気のあるのもよくわかるが個人的に気になったのがガッキーの叔母さん役だった石田ゆり子だ。
ずいぶん久しぶりに見たが昔は清楚なお嬢さん風だったのにすっかり感じが変わってほんとのオバサンになっていた。あれじやあまるで篠ひろ子だよ。え?例えが古くてよくわからない?そりゃぁすいません。
こんなになっちゃったの?というのはワタシの中では石原さとみもそうで予想と違う方向へ行っちゃいました。まぁ大きなお世話ですけど。
えぇアンナチュラルも見てます。
大河の「西郷どん」も見るか見まいか考えてたんですが配役見てたら
西郷の両親が銀ちゃんと小夏じゃないですか!しかも大久保の父親ヤスだし。で、とりあえず見てます。

そんな中、千葉会にて、Roads to Moscowのムツェンスクをブレイ。
お相手は前回モジャイスクを対戦して頂いた提督さん。
今度はドイツ軍をやらせていただく。
元々のGMT版はムツェンスクとモジャイスクの2in1だがコマンドの付録化はモジャイスクの方が先だった。
これはどうやらルール習得のための詳細なブレイブックがモジャイスク
の方だったからの様で登場ユニット数的にもゲーム進行的にも最初はムツェンスクシナリオの方がいいと思う。

ドイツ軍には2つのフォーメーションがあってそれぞれ2枚の活性化チットを持っている。つまりターン中に4回行動してムツェンスクを狙うわけだがほとんどが機械化されているドイツ軍は燃料補給を消費しないとペナルティを受けてしまう。移動力半減とER(部隊練度)の1低下だ。
もちろん移動力の低下も厳しいが練度差=DRM修正で勝っていくドイツ軍とはER低下の方が深刻かもしれない。もちろん燃料補給は潤沢ではなく4回の活性化のうち半分は燃料補給がないと思っていい。
また機械化部隊は補給路に小道が使えず主要道路だけになるのでどうしても攻勢方向が限られてしまう。
ドイツ軍としてはオーバーランで相手を混乱(ERが2低下)させ抜いていくのがいいのだがそれを一番警戒する提督ソ連軍は歩兵をスタックさせて守る。ドイツ機械化部隊はZOC-ZOCの浸透移動ができるのでスタック
して守ると包囲-壊滅の危険性もあるのだが、それよりもオーバーランを危険を感じているのだ。低比率でもオーバーランは可能だし、ER差、
航空DRM修正値を考えればやってやれないこともないのだが悩ましいのが戦闘結果に10面ダイスを使うことで振り幅が大きく目によっては貴重な戦車に被害がでてしまう。それに燃料補給がないから退却の結果が出やすい機動CRTは使えないだろうという判断もあったと思う。
機動CRTが使えなければ損害の結果が出やすい突撃CRTになり
損害の出しあいになれば得をするのはソ連だ。

それでも河の対岸を進ませた部隊を橋で渡河させ戦車軍団を包囲、半壊させる。これにはソ連軍も相当慌てたようだか(実際投了も考えたらしい)このあたりから降雨になり仕切り直し。降雨ターンになるとさらに移動にMPがかかる様になり燃料補給がないと隣のヘクスにいないと接敵すらままならぬ。
5ターンくらい進んで時間切れ。戦車軍団半壊で
やっぱり前で守る危険性を感じたソ連軍が後退中というところ。
無理に攻撃しないで下がらせた方が良かったのかなあ。
ただボリス特有の時間制限つきのVpのコトもあるしなあ。

このRoads~シリーズのブログを書く度に書いてますがもっと
プレイされていいゲーム。取っつき悪いけどやり始めれば複雑でも
面倒でもないことが分かります。

Holland 44  2017-12-17 千葉会

2017-12-25 16:54:14 | マーケットガーデン
2017年もあと数日。右足小指骨折から始まって
今年もいろいろありましたが個人的に一番大きな出来事は一人娘が進学と共に家をでてひとり暮らしを始めたこと。
まあ最終的には結婚して家を出ていくのだし、そのコトについては
反対もしないのだけれど、学校の入学金やら月謝を払いながら家賃やら仕送りなんてできないぜ、セニョリータ!と言ったら
「大丈夫よ、ダディ。岩槻に話つけたから」と返された。
岩槻とは岩槻に住んでいる嫁の実家のジジババでそこに引っ越しの費用から敷金礼金の諸経費、家賃の補助まで了解させてきたというのだ。
窮乏する越谷STAVKAを見越して大国岩槻アメリカにレンドリースを
約束させるとは、さすが我がムスメ、戦略的センスがあるのう。
しかし、何だ、勝手に決めるのはいいがルーズベルトに頭を下げに行くのは俺の役目か。ワタシの親じゃなく嫁の親というのがなあ。
その後、嫁と不動産回ってたと思ったら「決めた」というので場所を
聞くと川崎の堀之内だという。
ちょっと待ってよ、川崎の堀之内といえば関東の方はご存知でしょうが
有名なちょんの間、ト○コ街(一部、現在では不適当な表現がありますが歴史的価値によりそのまま表記します)じゃないの。
ああそこら辺ならお父さんも昔よく行ったんで知ってるよ、じゃなくて
大丈夫かよ、そんなトコ。一緒に行った嫁がいうには全然そんな雰囲気じゃないらしいけと。昔の川崎といえぱ上海の阿片窟みたいな薄汚れたイメージあるがさすがに今はキレイになっているんでしょうなあ。

そんな中、千葉会にてシモニッチの新作Holland 44をプレイ。
早々と和訳も公開。読んでいるとアルデンヌ44に近い感じもする、ここ最近のシモニッチシステムらしいんですが意外と細かい付加ルールも多くとにかく一回やってみないとピンとこない感じ。既にソロプレイもこなしているという西新宿鮫さんに連合軍をやっていただきスタート。
確かに色々と細かいルールはあるもののいたってオーソドックスな
作戦級の王道のゲーム。最初の空挺作戦やって数ターンしかプレイしてませんがやりがいがありそうで感触は良し。詳しい様子は
鮫さんのブログ「ふかひれ風すーぷ」で。(いつも通りリンクなし)
マーケットガーデン作戦モノをあまり評価しない鮫さんがGWの連日例会あたりで最後までやりたいともう言っております。

先日プレイしたIllusions of grolyもYagiさんがカードスリーブ用の和訳を作ってくれたのでプレイアビリティが格段に上がりそう。
後はムツェンスクとモジャイスクのRoads to Moscow勢あたりを来年はやりたいなあ。
今年はこれで終わり。今年対戦してくださいました方、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

Illusions of Groly 2017-11-19 千葉会

2017-11-28 15:16:02 | 第一次大戦
先日シン関ヶ原を対戦していただいたКИΡИさんが、ミドルのSNSに
対戦記録をあげてくれた。興味深く読ませていただいたが最近、眼の衰えがひどくて小さな文字がよく見えない。
特に「関ヶ原熱が高まっていたので」から「の対戦相手募集を見て」
までがよく見えないんですけど何て書いてあるんですかね?

うれしいことにこのブログを褒めてくださる方もいますが中には
「ゲームをプレイする参考になればとゲーム名を検索してきたのにゲームに関係ないヨタ話ばかり」とあきれている方もいるでしょう。
ただこのブログはゲーム紹介、AARや作戦研究ではなく
表題にもあるようにゲームを中心としたつれづれごと、つまりそのゲームをプレイした時の私の家族を含めたまわりの環境だったり心境の吐露
が中心の、いわゆる私小説なのです。
ですから大衆娯楽ブログではなく純ブログ扱いなのでお受けするなら
直木賞ではなく芥川賞ということになります。
そして、もし映像化されるならワタシ役は伊勢谷友介、妻役は原田知世
(すまん。昔から好きなんだ)ムスメ役は杉咲花(すまん。好きなんだ)
でお願いしたい。ついでにこのブログに対戦相手としてよく登場していただいている西新宿鮫さんはべーやんこと堀内孝雄、Yagiさんはチンペイこと谷村新司を起用して二人か対戦しながらチャンピオンを歌い上げるシーンを挿入したい。

そんな中、今回プレイしたのはIllusionsOfGroly (GMT) 。
あのパスグロのシステムで東部戦線を扱う。
連合国担当。協商をYagiさん。
とりあえず一回動かしてみて、カードの効用や使うタイミングを試してみないと作戦も立てられぬ。序盤のロシアは攻勢とったほうがいいだろうとオーストリアハンガリーを攻める。ドイツとは分が悪いがオーストリアなら負けてはいないからだ。
ルールは前作のPursuitOfGrolyほど細かくなく、パスグロ経験者なら
18章以降の上級ルールの部隊評価値とか国家戦意とかロシア革命の手順とかだけおさえておけばプレイできる。カードの効果を
確認しながら参戦段階を限定戦争まであげてイタリア参戦までプレイしてみる。ドイツ方面は押し込まれオーストリア方面は優勢もドイツの援軍が回ってきている。オーストリアは対ロシアで余裕がなくまだセルビアは健在、連合の海上侵攻の準備が整いつつあるというところ。
国家戦意や部隊評価の減少で蜂起ユニットが出現したり補充がしにくくなったりするのだがあとでルール読み返したらそのあたりルール間違いしていた。対戦相手Yagiさんの千葉会ブログもご覧あれ。(リンクなし)
まあ今回のプレイで大体何をすればいいのかとルールの何がわかってないのかがわかったのでそれをふまえて再戦ということにする。

そのあとDASREICHさんとシン関ヶ原を2戦。
東軍をブレイしてDASREICHさんに勝つ。
多分.対DASREICH戦初勝利のはず。ただこれは実力どうこうの前に
東軍には勝利への定石がありそれにはまるともうどうしようもないという感じ。次に西軍でプレイして上杉佐竹南下を試そうと思ったがその前に瞬殺。やっばり西軍は難しい。前回、佐竹は4VPで安価と書きましたか6VPでしたね。そんなに安いはずない。
いろんな人に西軍で勝った時のことを聞くとみんな「先制攻撃がハマった」といいますね。まだ両軍とも体勢が整わない、まだ早いかなという
段階で突っ込んでいる。そのへんにヒント?

シン関ヶ原 2017/11/05 ミドル例会

2017-11-08 16:03:20 | 関ヶ原
最近読んで、ほほうと思った本が
「女の機嫌の直し方(黒川伊保子著インターナショナル新書)」という本だ。これは変な恋愛Howto本ではなく人口知能(AI)の研究をしている著者(女性)がAIの対話エンジンの構築の中で脳に男女の性差が見られるという話だ。
会話の中で男性脳は問題解決を重視し、女性脳は共感を重視するらしい。この仕組みはまったく異質、炊飯器とトースターぐらい違っているそうで、よくある「女は意味のない無駄話ばかりしている」とか
「あなたはわたしの話を全然聞いてない」とかはトースターにお米を入れて、なんで炊けないんだと怒っているようなものらしい。
男性が会話で女性の機嫌を損ねない、機嫌を直すためには
共感することが必要という。
例えばちょっと考えて見て下さい。
あなたの奥さんなり、恋人が不機嫌そうな顔をしている。
どうしたの?と声をかけると、腰が痛いとのこと。
その時あなたは何と言いますか?

考えました?
まず論外なのが「年のせいだろ」とか「無理な運動したんじゃないの」
とかいうヤツ。
それからわたしもそうだったんだけど
「クスリ持ってこようか」とか「腰もんであげようか」
というヤツ。男性は問題解決志向なのでこう言う人が多いらしい。
しかし女性は共感してほしいので
「腰かぁ、腰が痛いのはつらいよなあ」
これだけでいいらしい。私のことわかってくれるのね、となるらしい。
そんなもんですかね。嘘だと思う方は是非お試しを。

そんな中、ミドル例会にてシン関ヶ原プレイ。
お相手は初対戦のКИΡИさん。
ミドルのSNSにこのHNが書かれた時に
どう読むのかを庭猟師さんはクンプンかと思い
私はカンプンかと思い
まさにクンプンカンプン状態。(正解はキリだそうです)
前回も書いたがこのゲーム、ゲームとしてはおもしろいので対戦後色々
考えてみたのだが良かれと思いついたことをすれば
するほど史実から離れていくという困ったちゃんぶりで史実派を
自認するわたしは悩んでしまう。
このゲームはカードの管理が重要でVPと攻略Pを増やすことは大事
なのだが山札の枚数を少なくすることも大事で理想は
手札枚数=山札枚数である。(東軍は黒田長政、密報で+2、西軍は石田
三成で+1山札がおおくてもよい)
こうすると毎ターン全部のカードが使える。
参戦したユニットはエリア支配用としと各エリアにちらばらせるか
主力グループと合流して購入した武将カードを未購入にもどす。
ゲームの終了近くなるとVPで負けてる方は突っ込まざるを得ないので
終盤までにVPでリードしつつ、攻略Pは少し負けてて(負けてるけど手札枚数は同じが理想)手番は後攻としたい。
東軍の勝利への流れはなんとなくわかるが西軍は難しい。
各武将カードのVP 値が高くて購入するのはいいとしても、未購入に
戻す余裕がないのだ。
そこで考えたのが上杉佐竹の南下(どこが史実派じゃい)だ。
上杉は参戦状態からスタートするので早いうちに大一大万大吉で動き、佐竹は4VPと安価。
今回の対戦で試してみて現実的かどうか考えようと思ったら
КиΡиさんか「西軍やらせて下さい」とのこと。
事前の書きこみでこのゲーム初対戦プレイだとあったので希望がなければ比較的ラクそうな
東軍をオススメしようと思っていたのだが。
で、やっぱり有り余るカードで苦労されていた模様。
今回は経験の差で勝たせて頂きましたが次やるとしたら接戦になるでしょう。一回やるとかなりわかります。
問題の上杉ですが上杉カードを購入され南下してきました。
ただそれだと移動できるユニット数に制限があり
景勝-直江が両方遠征軍に入ると会津の残ユニットの攻撃力が0になるし直江を置いていくと遠征が失敗する可能性も高くなるし難しい。
でも本気で上杉が動くなら徳川にとってはかなりの恐怖でしょう。

ここ最近負けてばかりで実は久々の勝利。
ブログでもゲームをやったとは書いてあるけど
勝敗については言及せず。
「最近負けてばかりで全然勝てないんだよね」とか言うと
戦線きちんと張れてる?とか
戦力が遊兵化してんじゃないの?とか
目先のことしか考えてないんじゃない?とか
言われますが、いや、別に
そんなコトを言って欲しいわけ(多分どれも
正解なんだが)ではなく
「最近負けてばかりなんですよ」と言ったら
「負けてばかりか。それはつらいよね」だよ。やっばり。
共感が大事。ま、ワタシは女子じゃないけどな。

最後に。
ある冬の寒い夜、彼女と待ちあわせをしたあなたは遅刻をしてしまい、
寒空のなか一時間も待たせてしまいました。彼女は不機嫌そうな顔をしています。あなたは何と声をかけますか?
ポイントは共感ですよ。
「松本!お前はドジでノロマなカメだ!」
というのは個人的には好きな答えですが、
不正解です。

シン関ヶ原  2017/10/01 猿遊会

2017-10-03 15:42:27 | 関ヶ原
高校を卒業して短大に入り一人暮らしを始めた娘が家に
帰っていたので話してたら
「この前、菊池桃子が授業の講師として来たんだけど
けっこう年いってるのにすごく可愛いの。
びっくりしちゃった」とのこと。
そうだろう。菊池桃子は完成してるからな。年をとっても
そんなに崩れない気がする。
昔.まだ20代の頃、女の子と知り合うのにはナンパーコンパー紹介と
いうのが相場でナンパする度胸もないワタシは会社の同僚の女の子や取引先に話を持ちかけて知り合いを連れてきてもらう飲み会をよくした。
学校を卒業して初めて勤めた会社は薬品関係だったので病院の事務の
女の子たちと飲む機会が多かった。
その時に今度来る子はどんな感じの人?芸能人でいうと誰に似てる?とか聞くじゃないですか。
その時に菊池桃子に似ていると言われればたとえハズしても
そんなに大崩れはなかった気がする。
これが三原順子似だとただのヤンキーだし、河合奈保子似だと歯並びの悪いデブ、これが松田聖子似だとパサパサの聖子ちゃんカットの顔色の悪い痩せこけた、それこそ病気持ちの風俗嬢みたいだったりする。
今でも一番記憶に残っているのは誰に似てる?と聞いた時に
「うーんとねぇ、、グレープ時代のさだまさし?」といわれ
来た子がホントにあの髪型(ショートボブっていうの?)で銀縁メガネで
少し歯がでていて納得した。
一度飲んだだけでもう名前も忘れちゃったけど元気かなぁ、あの娘。
最近ああいうさだまさし系の女の子って見ないね。絶滅危惧種として
保護した方がいいんじゃないかしら。

そんな中、参加した猿遊会の2日目。
予想通りというかトーナメントは初戦敗退だったので
次に用意していたのがGJ のシン関ヶ原。
わずか4ページのルールブックを読んだ限りでは地雷の火薬臭が
したのだがすでにプレイされたというaoさんにきくと
「けっこう面白いですよ」というのでやってみる。
このゲームはドミニオンというゲームのシステムを使っているという。
私は一回もプレイしたことはないが名前は聞いたことはあるし、評判もいいらしい。
ざっくりといえば、盤面上のVPエリアを支配することにより得られる
VPポイントを元手に武将の行動カードを買い自分の山札にする。
武将が参戦すると得られる攻略ポイントがターン中に山札から引き、ターン中に使える枚数となる。だからVPと攻略ポイントを増やすことが大事になる。
そうしてVPを増やして高額のVP値の強力なカードを揃えていく。
いわゆるデッキ構築型といわれる。

東軍で一回、西軍で一回プレイ。
で、プレイした感想。
ゲームとしては面白いです。ただしそれがシミュレーションゲームとしての面白さかというとちょっと違う。
例えば西軍の場合。
大谷吉継(3vp)と増田長盛(5vp)。どちらを先に買うか。
普通は大谷だろう。でもこのゲームの特に序盤では
増田を優先する必要がある。増田のカード
を買いプレイすることにより
中立だった増田長盛が参戦し領地の大和のVPと参戦の攻略ポイントが
入る。ところが大谷はスタート時から参戦しているため
VPも攻略ポイントも入らない。(スタート時の初期設定に入っている)
そしてこの後弱い部隊しかいない増田隊を行動させるこのカードは
手札の枚数制限がある中で邪魔になる。邪魔になったカードは同じVPをかけて未購入にもどすことができる。つまりカードロンダリングの必要性もあるのだ。その辺を考えると実際の関ヶ原に参戦した武将でも
参戦させることがまったく無意味のときもある。
ま、いくらシミュレーションにこだわったとしても
ゲームとしてつまらなかったら意味ないし。(世の中そういうゲームはたくさんある)
当然いろんな方に何回もプレイされるでしょう。

想像だけどデザインの過程で
関ヶ原のゲーム作ろう→ドミニオンのシステムで
ではなく
ドミニオンのシステムで何か作ろう→関ヶ原のゲーム
だったんじゃないかな。システムが勝ってます。

評判のよいシステムを使って作ってあるのでそんなに
大ハズレはありません。
ドミニオンが菊池桃子ならばその亜流だから
西村知美みたいなゲーム?人によってはトロリンの
方が好きという人もいるでしょう。
え、お前ロリ好きだから西村知美の方が好きだろうって?
ドキ。そ、そんなことありませんよ。
大丈夫。間違っても病気持ちの風俗嬢みたいなゲームじゃありません。