金吾激闘記~違うぞ!金吾

シミュレーションゲームの対戦記録を中心とした
つれづれごと

ROADS To LENINGRAD 2016/05/03-04 YSGA連日例会

2016-05-29 11:04:19 | ROADS TO LENINGRAD
今年もYSGAのGWの連日例会に参加させていただきました。
事前のミドルのSNSでプレイするゲームはGMTのROADS To LENINGRADに決定。
まあせっかくなので多人数でプレイするゲームでもよかったんですが
このゲームもいつもシナリオ途中で時間切れだったので2日間かけてじっくり
やるのもいいでしょう。
シナリオはスタラヤルッサ。陣営は西新宿鮫さんがドイツ、拙がソ連軍担当。
本番前にルール確認と序盤の流れをつかむためミドルの例会(4月10日)で陣営を逆にしての
練習プレイをしてからのプレイとなりました。

このシナリオは序盤はソ連軍が攻撃側。
レニングラードへ向かうドイツ軍にスタラヤルッサ付近で奇襲反撃をおこなうソ連軍。
それに対して危機を感じたドイツ軍はシナリオ後半になってSSトーテンコップなどの強力な
自動車化師団を送り込むという流れ。
ソ連軍としては序盤に押さえられるVP町をとり(一度占領した町のVPは奪還されても失われない)敵の
強力な自動車化師団がやってくる街道上に陣地を構築(凶悪なオーバーランを実行不可にし、退却無効命令も
実施できる)して突破を防ぐというのが基本方針となる。

このゲームのシステムはチット引きで活動する師団を決めたあと、移動に適した機動シーケンスにするか、攻撃に適した突撃
シーケンスにするかを決める。
実際に戦闘になると飛行機を呼ぶにも砲兵を参加させるにも、複数のヘクスから共同で攻撃するにも戦闘調整という名の
モラルチェックが入る。全ての戦闘で実施するので結構な手間になるのだがこのゲームではこのモラルチェックが負担に
感じられない。つまらないゲームというのはこのチェックがつまらない、面倒だというものが多い。(特に日本史の合戦級と
いわれるゲームにこの傾向が強い気がする)

スタラヤルッサ市街を正面からv力攻めをして守備部隊を拘束しつつ側面から部隊を流し込み街道を押さえにかかるが
微妙なところに川が流れている。戦闘解決のサイコロが10面体なのも悩ましく、ふり幅が大きいうえ、先の戦闘調整の失敗などで
不利なダイス修正が加わるとなかなか戦線が動かない。

あわよくばスタラヤルッサ市街を包囲して補給切れにした後、敵主力自動車化部隊を迎え撃てればとも思っていたが
やや不本意な形でSSトーテンコップの先遣である偵察、オートバイが入ってくる。
獲得VP的にはソコソコ満足していたので 撤退して構築した陣地に潜り込む。

部隊壊滅点は歩兵には一切ないので拠点防御しつつ敵主力の突破を防げればいいのだが主力が到着すると
SSトーテンコップと第3自動車化は行動チットが2枚づつ入り行動回数が増え、合わせて使用できる飛行機も増え
暴力的な攻撃となる。

全22ターン中、約3分の2が終了した14ターンまで進んで時間終了。うーん2日かけても終わらなかったかあ。
ここまではソ連軍が攻勢をしていたためどちらかというと局地戦のような感じだがこの後はドイツ軍主攻の機動戦に
変わっていく。圧倒的な攻撃力を持つドイツ軍だが自動車化部隊は壊滅がVPにつながる(モラルチェックの先導ユニットになると
優先でステップロスあり)のでそのへんをどうのりきるか。

ここから先だけを扱うシナリオ(全7ターン)もあるのでそれをやってみるのも3いいかなあ。

このゲームちょっと細かいルールが多いのでとっつきはわるいですが非常に面白いゲームです。
ややマイナーな北方軍集団のレニングラードの前哨戦というシチュエーションがアレなのかも
しれませんが同じシステムのモスクワ(の前哨戦)であるROADS TO MOSCOWがコマンドの付録候補になっている
ようなのでこのゲームももっとプレイされればなあと思います。