Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

チェンジアップ

2011-04-21 00:06:24 | 日記
気がつけばいつの間にか職場でも最年長の立ち場に。

脂の乗り切った若手陣のように

スピードの乗った「直球勝負」はもう出来そうにない。


無理をしたらきっと肩は壊すだろうし、良いことはない。

ここは「チェンジアップ」を有効につかった緩急の使い分けが求められている。


細野晴臣の「HoSoNoVa」(2011)

1. ラモナ
2. スマイル
3. 悲しみのラッキースター
4. ローズマリー、ティートゥリー
5. ただいま
6. ロンサム・ロードムービー
7. ウォーカーズ・ブルース
8. バナナ追分
9. レイジーボーン
10. デザート・ブルース
11. カモナ・ガール
12. ラヴ・ミー


1973年の1stソロアルバム「HOSONO HOUSE」以来

38年ぶりに原点に立ち返って歌う全曲ボーカル・アルバム。


タイトルから予測出来るようにボサノバ調のサウンドが随所に聴かれるが

オールドタイミーなポップス、カントリー、ブルースなども絡めた

ユルめのアコースティックなサウンドが全編に流れて来る。

相変わらずの肩肘張らずとも存在感のある歌声は

言うまでもなく癒しを与えてくれる。


「HoSoNoVa(ホソノ場)」に集結したメンバーは

最近のライブサポートでおなじみのコシミハル、高田漣、伊賀航、伊藤大地

旧知の鈴木茂、林立夫、佐藤博、徳武弘文、さらにゲストにはヴァン・ダイク・パークス

星野源、中村まり、Coccoと言った若手メンバーとの交流も

見逃せない所である。


20世紀ポップスの伝導師とご自身でおっしゃるように

「ラモナ」「スマイル」「レイジーボーン」

「デザート・ブルース」「ラヴ・ミー 」と言った名曲のカバーと

違和感なく並べられた書き下ろしのオリジナル作品。

とりわけ「悲しみのラッキースター」「ウォーカーズ・ブルース」

「バナナ追分」あたりのユルさはまさに不意をつかれた「チェンジアップ」のよう。


4月に入り何かと気忙しい毎日を過ごしているが

「ただいま」の後には、今後の「チェンジアップ」のスタンスのためのも

しばらくは本作が手放せそうにない。
コメント
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