Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

そよ風

2011-04-07 11:21:54 | 日記
「親知らず」の抜歯は無事に完了。

噂で聞いていたのとは違って

今の所は大した痛みもなく、腫れもほとんどない。


ここ数日間、無駄に情報を入れすぎたせいで不安一杯だったが

なんとかこれで平穏な日々を過ごせそうである。


George Bensonの「Breezin'」(1976)

1. Breezin'
2. This Masquerade
3. Six To Four
4. Affirmation
5. So This Is Love
6. Lady


プロデューサーTommy LiPuma、エンジニア Al Schmittの黄金コンビにより

製作された1976年作品。

Bensonのギターのみならず、ヴォーカルの素晴らしさをも提示してくれた本作は

POP、R&B、ジャズの各部門でNo.1を獲得することとなる。


全編を通してスムース&メロウなフュージョンサウンド。

春の「そよ風」のように「肌ざわり」も「耳ざわり」も非常に心地よい。


タイトルナンバー「Breezin'」

春の陽気にこれほどハマるサウンドはない。

おだやかに舞う「そよ風」もサウンドの一部となりそうな爽快な幕開け。


続くLeon Russellの名カバー「This Masquerade」

こんなにも歌えているのにヴォーカルナンバーはこの一曲のみ。

スキャットとギターのユニゾンを聴いていると

すべてのギターが結局は流暢に歌っているわけで

これ以上は、喉を使う必要はなかったのかもしれない。


本作中最もバックの演奏との均衡がとれた

Jose Felicianoのナンバー「Affirmation」

邦題は「私の主張」という一見不釣り合いな感じではあるが

滑らかに繰り出されるフレーズは、彼なりの「主張」と言えるミラクルプレイである。



抜歯後に見せてもらった「親知らず」は相当に大きいもので

憎らしくもあり、不思議と輝かしくも見えた。

子どもの頃からの歯医者嫌いも、僕の身体から同時に抜き取ってくれたようである。


帰りに感じた春の「そよ風」の心地よさは

しばらく忘れられそうにない。
コメント
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