Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

カテゴリー

2011-03-01 11:23:07 | 日記
年明けからスタートした「A to Z企画」も今日で完結。


「カテゴリー」にとらわれること無く選んだ26枚。

たまにはこういう切り口で音楽と対峙してみるのも

良いモノである。


最後はやっぱり、一番好きなルイジアナの音楽で締めくくりたい。


(A to Z企画 Z編)
Zachary Richardの「Allons Danser」(1979)

1. Allons Danser
2. Flames d'Enfer (The Flames of Hell)
3. Veins Nous Rejoind'
4. Pauv' 'Tit Neg' (Poor Boy)
5. Colinda
6. Handa Wanda
7. Mama Rosin
8. Y'a Que'chose
9. Ton Ton Gris Gris
10. Antibon Legbo



ニューオリンズを拠点に活動するアコーディオン奏者Zachary Richardの5thアルバム。

「カテゴリー」としてはザディコに分類される彼であるが

非常にバラエティに富んだサウンドを聴かせてくれる作品である。


オープニングはファンキーなリズムとホーンで

良い意味での裏切りから始まる「Allons Danser」


続いては期待通りのアコーディオンが楽しめる「FLAMMES D' ENFER」

R&Bスタイルの掛け合いも楽しいHappyなナンバー。


アコギのみで切々と歌われる「Pauv' 'Tit Neg' (Poor Boy)」

人間味溢れる歌も彼の魅力の一つであることを証明してくれる。


Meters、Neville Brothersらのサウンドがフラッシュバックする「Handa Wanda」

力みなぎる女性コーラスやホーン、跳ねるリズム。

ニューオーリンズ・ファンクの濃厚な血が脈々と流れている。


タイトなセカンドラインビートの「Ton Ton Gris Gris」

マイナーなメロディが妖艶さを醸し出している。


土着的なリズムに、ゴスペルタッチの歌が折り重なる「Antibon Legbo」

「カテゴリー」にとらわれることの無い本作の

最後を締めくくるに相応しいエンディングである。



音を楽しむのに

人生を楽しむのに

「カテゴリー」など不要なモノなのかも知れない。
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