先日実家の整理をしていると、見慣れないギターケースを発見。
早速開けてみると中には、生まれて初めて購入した
フェンダージャパンの真っ赤なストラトがあった。
僕がそのギターを手にしたのは16歳の高校入学後の4月のことである。
中学時代はバスケットと音楽が大好きな少年であったが
自らが演奏をすることまでは考えてなかった。
予定通りなら高校でもバスケ部入部であったのだが、たまたま僕の教室が放課後には
軽音楽部の練習教室となることから考えが一変した。
初めて聴くギターアンプを通したエレキサウンド。
足下から響いて来るドラムやベースの振動。
一瞬のうちに「音楽=聴くもの」に「音楽=演奏するもの」が付け加えられた。
16歳のあの日の衝動から、今に至るまで僕のギターは
紆余曲折を経ながらもモデルを変え、弦を張り替えつつ
途切れること無く音を刻み続けている。
BROWNING BRYANTの「 BROWNING BRYANT」(1974)
1. You Might Say
2. Say You Will
3. Leave the Rest to Molly
4. This is My Day
5. Cure My Blues
6. Liverpool Fool
7. Blinded by Love
8. Cover Girl
9. Losing
10. Performance
11. Home
10代の少年シンガーとして一世を風靡していた彼が
録音当時「16歳」にして、アラン・トゥーサンの全面プロデュースにより
世に送り出した傑作である。
録音の大半は、トゥーサンの設立した「シー・セイント・スタジオ」にて行われた。
全11曲のうち8曲がトゥーサン作品、3曲が彼の自作曲である。
当時のトゥーサンのハウスバンドでもあったミーターズがバックをつとめるが
ドラムのみがジガブーモデリストではなく、ジェセフ・スモーキー・ジョンソンが
ドラムを担当していることで、いつものミーターズよりも円やかなサウンドとなっている。
そして何よりも当時「16歳」とは思えない、表現力と落ち着きを兼ね備えた
彼の歌声に驚かされる。
「Leave the Rest to Molly」「This is My Day」「Liverpool Fool」での完成度の高い
ニューオーリンズサウンドの中でも、彼の歌声はとてつもない存在感をはなって
いる。
当時早熟すぎた彼の歌声は、セールス街道には乗らなかったらしく
その後残念なことに音楽活動をリタイヤしてしまったようだが
すばらしい音楽を奏でるのに年齢はまったく関係ないということを
奇跡とも言える「16歳の才能の記録」が証明してくれている。
早速開けてみると中には、生まれて初めて購入した
フェンダージャパンの真っ赤なストラトがあった。
僕がそのギターを手にしたのは16歳の高校入学後の4月のことである。
中学時代はバスケットと音楽が大好きな少年であったが
自らが演奏をすることまでは考えてなかった。
予定通りなら高校でもバスケ部入部であったのだが、たまたま僕の教室が放課後には
軽音楽部の練習教室となることから考えが一変した。
初めて聴くギターアンプを通したエレキサウンド。
足下から響いて来るドラムやベースの振動。
一瞬のうちに「音楽=聴くもの」に「音楽=演奏するもの」が付け加えられた。
16歳のあの日の衝動から、今に至るまで僕のギターは
紆余曲折を経ながらもモデルを変え、弦を張り替えつつ
途切れること無く音を刻み続けている。
BROWNING BRYANTの「 BROWNING BRYANT」(1974)
1. You Might Say
2. Say You Will
3. Leave the Rest to Molly
4. This is My Day
5. Cure My Blues
6. Liverpool Fool
7. Blinded by Love
8. Cover Girl
9. Losing
10. Performance
11. Home
10代の少年シンガーとして一世を風靡していた彼が
録音当時「16歳」にして、アラン・トゥーサンの全面プロデュースにより
世に送り出した傑作である。
録音の大半は、トゥーサンの設立した「シー・セイント・スタジオ」にて行われた。
全11曲のうち8曲がトゥーサン作品、3曲が彼の自作曲である。
当時のトゥーサンのハウスバンドでもあったミーターズがバックをつとめるが
ドラムのみがジガブーモデリストではなく、ジェセフ・スモーキー・ジョンソンが
ドラムを担当していることで、いつものミーターズよりも円やかなサウンドとなっている。
そして何よりも当時「16歳」とは思えない、表現力と落ち着きを兼ね備えた
彼の歌声に驚かされる。
「Leave the Rest to Molly」「This is My Day」「Liverpool Fool」での完成度の高い
ニューオーリンズサウンドの中でも、彼の歌声はとてつもない存在感をはなって
いる。
当時早熟すぎた彼の歌声は、セールス街道には乗らなかったらしく
その後残念なことに音楽活動をリタイヤしてしまったようだが
すばらしい音楽を奏でるのに年齢はまったく関係ないということを
奇跡とも言える「16歳の才能の記録」が証明してくれている。