Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

これそれあれどれ

2010-08-21 10:30:53 | 日記
仕事も再開。


休み中の時間の流れが一変したかのような高速状態。

同じ24時間、されど明らかに質の違う24時間。


「これ」も「それ」も「あれ」も「どれ」も人生の一日であることに

変わりはないのではあるが。。。



Oscar Brown Jr.の「Movin On」(1972)


1. A Dime Away From A Hotdog
2. Walk Away
3. Feel The Fire
4. A Ladiesman
5. No Place To Be Somebody
6. To Stay In Good With You
7. Gang Bang
8. First Lady
9. Young Man


優れたボーカリストであり詩人でもある彼の下に

バーナード・パーディ、コーネル・デュプリー、リチャード・ティーらが集った

1972年作品。


冒頭の「A Dime Away From A Hotdog」からいきなりの黒さ満載のファンクネス。

粘り気のあるサウンドとそれに呼応するサキソフォンに

ジャズ・ファンクの扉が一挙に開放される。


前曲からの自然な余韻を引きづりつつ

タイトな抜けの良いドラムに引っ張られるように始まる「Walk Away」

ボエムリーディング調のボーカルが更にタイトなリズムの後押しをする

最高のいかした一曲。


さらに手を緩めることなく男臭さと色気全開のボーカルに

鷲掴みにされる「Feel The Fire」

女性ボーカル、フルートの絡み付き具合に文字通り「炎」を

感じずにはいられない。


それまでとは異なるゆったりとした横揺れのリズムに

余裕すら感じさせる歌声の「No Place To Be Somebody」


パレードスタイルのロールするドラムに

歌、各楽器が彩りを添え賑やかさをます「First Lady」



非常にバラエティに富んだ楽曲達。

そこを縦横無尽に動き回る彼の歌。


「これ」も、「それ」も、「あれ」も、「どれ」も

同じ声の主でありながら見事な押し引きの塩梅。



ただ闇雲に走るだけではない賢さも時には必要なのだ。
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