Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

信じる者は。。。

2011-01-24 11:16:05 | 日記
目先の楽な方向へ、一見収まりのいい方向へと

人は動きがちなものである。


そんな時こそ、自分を信じて

ホントにそれで良いのかをしっかりと考えるべきである。


無理して「しんどい方」にいく必要もないが

「楽な方」にいく必要もないとも思う。


(A to Z企画 I編)
Irma Thomasの「True Believer」(1992)

1. Trying To Catch A Cab In The Rain
2. Can't You Hear It In My Tears
3. I Never Fool Nobody But Me
4. Smoke Filled Room
5. Big Talk
6. Chains Of Love
7. Heart Full Of Rain
8. Sweet Touch Of Love
9. I'll Be Satisfied
10. True Believer



「ニューオーリンズのソウル・クイーン」と呼ばれる彼女が

それまでの「表立った」サザン・ソウル色を押さえ

程よく力の抜けた「物静かなソウル」を展開する1992年作品。


Dan Penn等による「Trying To Catch A Cab In The Rain」「Smoke Filled Room」

でのスワンプロック、カントリーテイスト。

ツボを刺激する泣きのメロディが素晴らしい。


Dr. Johnの「I Never Fool Nobody But Me 」

Tommy Lipumaと組んだ頃のDr.Johnの雰囲気を思い出させる

ゆったりとしたリズムのジャジーかつジャイブなナンバー。


Tony Joe Whiteの「Heart Full Of Rain」

異色の顔合わせのようにも感じるが

Dan Pennとの相性が良いように、Tony Joeとの相性も申し分無い。


Allen Toussaintの「Sweet Touch Of Love」

突如耳に飛び込む、甘口のファンク。

言わずもがなの御大Toussaintナンバー。



錚々たる顔ぶれの作品をさらりと歌うIrma。

それ以前と方向性は違えど

自分の歌に「信頼」を置いての「物静かなソウル」が

十分に伝わって来る。


ラストナンバー「True Believer」

従来のIrmaと、本作での新しいIrmaを繋ぎ合わせる一曲。


まさに「信じる者」だけが

最後には救われるのであろう。
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