Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

answer

2009-11-27 00:18:48 | 日記
「アンジェリーナ」の一節に

「シャンデリアの街で眠れずにトランジスタラジオでブガルー」とある。



昨日の元春ネタを書いている際にふと思い出した。


中学生のころ「ブガルー」の意味を調べるが、今のようにインターネットが

普及している訳でもなく、また辞書にも当然載ってはいない。

それが音楽のジャンルだと知るまでには随分と時間がかかった。



「Boogaloo」とは1965~1970年ごろに、ニューヨークで流行したラテン音楽の一種。

アメリカにおけるRock,Soul,R&Bなどとラテン音楽が混ぜ合わされた雑食なサウンドである。

キューバ~カリビアンミュージックを掘り下げる流れから「Boogaloo」へと足を踏み入れ

一つの答えにたどり着くことが出来た。



Joe Bataanの「Saint Latin's day massacre」


彼の数あるブガルー作品の中でも最高傑作の誉れ高い1枚である。


A面「Life side」 B面「Death side」からなる「Latin meets Rock, Soul, R&B...」な世界。


軽やかなステップが聞こえてきそうな『El regreso」

Boogaloo Funkと言えるアイザックへイズの「Shaft」のカバーなど

猥雑な賑やかさではあるが、どこか憎めない魅力を感じさせるナンバーが次々と繰り出されてくる。




アルバムタイトル「Saint Latin's day massacre」は和訳すると

『聖なるラテン記念日の大虐殺』となる。



まさに退屈な日常をズタズタに切り裂いて、その先にある何かを見せてくれる

不良(ワル)なパワーこそが僕が到達した「Boogaloo」の答えであった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 原点 | トップ | Made in USA »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事