石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

明暗分けた原油価格とのセンシティビティ:国際石油企業とENEOS/出光興産の業績比較(3)

2021-06-06 | 海外・国内石油企業の業績

*2020年(度)業績比較表1-D-4-25 及び2021年1-3月期業績比較表1-D-4-26参照。

 

1.純利益(続き) 

(期間利益トップはShellの57億ドル、ENEOS/出光の13倍!)

(2)2021年1-3月四半期純利益 (図2-D-5-11参照)

 2021年1-3月四半期は7社すべてが利益を計上している。利益が最も多かったのはShellの57億ドルであり、これに次ぐのがBP47億ドル、Total33億ドル、ExxonMobil27億ドルであり、Chevronはメジャーズ5社の中で最も少ない14億ドルであった。

 

 これに対しENEOS及び出光の期間利益はそれぞれ470億円及び424億円であり、各社の換算レートで換算するとENEOSは4.4億ドル、出光は4.0億ドルである。これはメジャーズで最も少ないChevronの4分の1である。またメジャーズで最も利益が大きかったShellと比べるとENEOSは13分の1である。

 

(続く)

 

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        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

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