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http://mylibrary.maeda1.jp/0489GlobalIslamicEconomy2019-20.pdf
(2018年のイスラム経済規模は4.7兆ドル、2024年には6.7兆ドルに拡大!)
2.世界のイスラム経済の規模
(表http://menadabase.maeda1.jp/1-O-01.pdf 参照)
報告書ではイスラム経済をイスラム金融とハラール食品などライフスタイル6分野に大別し、それぞれについて2018年の実績値と2024年の見込み額を示している。イスラム金融の2018年の規模は2兆5,240億ドルとされ、2024年には38%増の3,472億ドルと見込んでいる。年間平均増加率は6.3%になる。
ライフスタイル6分野の支出総額は2018年が2兆2,2170億ドル、2024年が3兆1,860億ドルであり、増加率は44%(年間平均7.3%)である。両者を合計したイスラム経済全体の規模は、2018年が4.7兆ドル、2024年は6.7兆ドルとされ、この間の増加率は40%、年間平均では6.7%である。
全体に占めるイスラム金融とライフスタイル6分野の比率は、2018年は53%対47%であり、2024年には52%対48%と、ライフスタイル分野の比率が若干上昇する見通しである。
(イラン、サウジアラビア、マレーシアがイスラム金融の3大国!)
3.2018年のイスラム金融の国別資産額
(図http://menadabase.maeda1.jp/2-O-09.pdf参照)
2018年のイスラム金融の規模は2兆5,240億ドルである。これを国別に見ると、もっとも大きいのはイランの5,750億ドルであり、これに続くのがサウジアラビア(5,410億ドル)、マレーシア(5,210億ドル)である。これら3か国が5千億ドル台で並び、その他の国々を圧倒している。
これら3か国に次ぐのがUAEの2,380億ドルで、カタール、クウェイトが100億ドル台で5位および6位につけている。そして7位以下10位まではインドネシア、バハレーン、トルコ及びバングラデシュの各国である。
(続く)
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