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Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(531)

2025-03-30 00:10:00 | コラム
まーてぃんすこせっ「し」→「し」とう

死闘。
決死の覚悟で戦うこと。死に物狂いの戦い。

ほんとうに死んじゃったらコトだけれど、死んじゃってもおかしくはない、、、みたいな。
そのぎりぎりの線をいくことで、映画やドラマ、アニメは面白くなったりするものです。

ところで、これをご覧ください。


人気の動画です。
じつに微笑ましいですね(^^;)

いやこれだって創り手は、大真面目だったのかもしれませんよ!

たとえばロイド・カウフマンは安っぽい対決を安っぽくみせて笑いを誘う演出に自覚的ですが、
エドワード・ウッド・ジュニアは、120%マジで撮って「あんな風に」安い感じになってしまった、、、といわれています。

その点を踏まえて?映画史に残る死闘5選を挙げてみます。
前述したように「ほんとうに死んじゃったらコトだけれど」なので、最後の一本を除いては「死を明確に描いていない」作品を並べています。


『野良犬』(49)

トップ画像。
黒澤映画は死闘でいっぱい、
『羅生門』(50)の三船VS森雅之、『七人の侍』(54)のクライマックス、『椿三十郎』(62)の一瞬の斬り合いもそうでしょう。

でも個人的に最も印象に残る死闘は、復員兵同士が泥だらけで戦うこの作品ですね。
バックに流れるのが、ちかくの小学校から聞こえてくる唱歌『蝶々』というのがすばらしい!!!!!


『ブラック・レイン』(89)

バイク乗りの設定が活きて、優作を追いつめることが出来たマイケル・ダグラス。


殺すことも出来たのにそうしなかったのは、健さんを思ってのこと。


『ゼイリブ』(88)

サングラスをかける・かけないの口争いから殴り合いに。
ここでどっちかが死んだらどうすんだ!?とツッコミを入れながら、笑いながら鑑賞しましょう^^

しかし長い、あまりにも長い!
主演をプロレスラーにしたのは、こういうことだったのか笑



『モハメド・アリ かけがえのない日々』(96)

対戦相手ジョージ・フォアマンが鬼籍に入ったので、追悼の気持ちをこめて選出しました。

合掌。


いわゆるキンシャサの奇跡、アリばかり言及されますが、敗者のこのあとの人生もじつにドラマチックなのです。



『タクシードライバー』(76)

クライマックスは成人指定を免れるためにフィルムの色調を落として「わざと」くすんだ感じにしています。

こちら、死闘の絵コンテ。
すごく丁寧に設計されてますよね!



あすのしりとりは・・・
しと「う」→「う」るせいやつらつーびゅーてぃふるどりーまー

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(532)』

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