
ケイジさんの第二夜です^^
86年―コッポラによるタイムスリップ・ロマンス『ペギー・スーの結婚』でキャスリーン・ターナーの相手役を演じて好評を博す。
すでに30歳を過ぎていたキャスリーンが高校生を演じることに「……。」といった向きもありましたが嫌いじゃないです。
転機は翌年の87年、
コーエン兄弟の傑作コメディ『赤ちゃん泥棒』で「ひとは殺さない強盗」を軽快に演じて映画ファンの支持を集める。
大好き!
同年、ロマンチック・コメディ『月の輝く夜に』でシェールと共演。
オスカーを取ったシェールばかり言及される佳作ですが、ケイジの受けの演技あってこそでしょう。
『アパッチ』(90)、
カンヌのパルムドール受賞作、小森のおばちゃまは激怒していた(^^;)『ワイルド・アット・ハート』(90)、
「あっち側のひと(?)」と思われがちですが、
いっぽうで『あなたに降る夢』(94)のような、ハートフルな喜劇に出演したりと、とにかく目が離せないひとなのですよね。
チップが出せないから「宝くじに当たったら、そこから何割かを」とウェイトレス(ブリジッド・フォンダ)に約束した警官が、実際に当選しちゃって…という物語。

『死の接吻』(95)、
破滅的なアル中を演じオスカー主演賞に輝いた大傑作『リービング・ラスベガス』(95)、
ビートルズ・マニアのケミカル「スーパー」フリークFBIという盛り沢山のキャラクターを楽しそうに演じた『ザ・ロック』(96)、

長髪が似合っているのか似合ってないのか分からない『コン・エアー』(97)、

ジョン・ウーが演出、トラボルタと共演したアクションの佳作『フェイス/オフ』(97)、

デ・パルマの『スネーク・アイズ』(98)、非合法な映画制作現場(=ブルーフィルム)に焦点を当てた勇気あるサスペンス『8mm』(99)、
そして『救命士』(99)でスコセッシ組を初体験、
はっきりいって、映画の出来とキャリアが比例の関係にあったのはここまで!でしょうね。
『恋におちたシェイクスピア』(98)の直後だったからか、ジョン・マッデン監督への期待値が上がりに上がったために余計に失望したひとが多い『コレリ大尉のマンドリン』(2001)、
ジョン・ウーの演出もキレッキレとはいえなかった戦争モノ『ウインドトーカーズ』(2002)、
メタフィクションの雄、チャーリー・カウフマンの脚本がもはや異次元レベルの怪作『アダプテーション』(2002)、
オリバー・ストーンが9.11を描く『ワールド・トレード・センター』(2006)、
カルト映画の傑作をケイジさんの強い意志でリメイクし惨敗した『ウィッカーマン』(2006)、
『バッド・ルーテナント』(2009)もリメイクですし、扱う題材は自分好みではあるものの、ふたつとも感心出来ませんでした。
・・・という感じで「沢山の失敗」と「少しの成功」を繰り返すようになります。
『キック・アス』(2010)はゲスト出演みたいな感じですし、

それ以降の作品も「これぞ!」「なんで!?」がつづき、いつからか「このひとだから観る」という気持ちがなくなっていきました。
とはいえ嫌いというわけではありません、なんというか「放っておけない」感じがあって苦笑
『トカレフ』(2014)、『スノーデン』(2016)、
『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(2018)、

『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』(2021)、
『PIG/ピッグ』(2021)、『ザ・フラッシュ』(2023)・・・と、きっちり鑑賞した作品だけ書き出してみましたが、
最新作『ロングレッグス』(2024)に至るまで

「ヘンな映画にも出るけど、演技はいつだって本気」とだけはいっておきましょう!!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(202・最終回!!!!!)ニック・ノルティ』
86年―コッポラによるタイムスリップ・ロマンス『ペギー・スーの結婚』でキャスリーン・ターナーの相手役を演じて好評を博す。
すでに30歳を過ぎていたキャスリーンが高校生を演じることに「……。」といった向きもありましたが嫌いじゃないです。
転機は翌年の87年、
コーエン兄弟の傑作コメディ『赤ちゃん泥棒』で「ひとは殺さない強盗」を軽快に演じて映画ファンの支持を集める。
大好き!
同年、ロマンチック・コメディ『月の輝く夜に』でシェールと共演。
オスカーを取ったシェールばかり言及される佳作ですが、ケイジの受けの演技あってこそでしょう。
『アパッチ』(90)、
カンヌのパルムドール受賞作、小森のおばちゃまは激怒していた(^^;)『ワイルド・アット・ハート』(90)、
「あっち側のひと(?)」と思われがちですが、
いっぽうで『あなたに降る夢』(94)のような、ハートフルな喜劇に出演したりと、とにかく目が離せないひとなのですよね。
チップが出せないから「宝くじに当たったら、そこから何割かを」とウェイトレス(ブリジッド・フォンダ)に約束した警官が、実際に当選しちゃって…という物語。

『死の接吻』(95)、
破滅的なアル中を演じオスカー主演賞に輝いた大傑作『リービング・ラスベガス』(95)、
ビートルズ・マニアのケミカル「スーパー」フリークFBIという盛り沢山のキャラクターを楽しそうに演じた『ザ・ロック』(96)、

長髪が似合っているのか似合ってないのか分からない『コン・エアー』(97)、

ジョン・ウーが演出、トラボルタと共演したアクションの佳作『フェイス/オフ』(97)、

デ・パルマの『スネーク・アイズ』(98)、非合法な映画制作現場(=ブルーフィルム)に焦点を当てた勇気あるサスペンス『8mm』(99)、
そして『救命士』(99)でスコセッシ組を初体験、
はっきりいって、映画の出来とキャリアが比例の関係にあったのはここまで!でしょうね。
『恋におちたシェイクスピア』(98)の直後だったからか、ジョン・マッデン監督への期待値が上がりに上がったために余計に失望したひとが多い『コレリ大尉のマンドリン』(2001)、
ジョン・ウーの演出もキレッキレとはいえなかった戦争モノ『ウインドトーカーズ』(2002)、
メタフィクションの雄、チャーリー・カウフマンの脚本がもはや異次元レベルの怪作『アダプテーション』(2002)、
オリバー・ストーンが9.11を描く『ワールド・トレード・センター』(2006)、
カルト映画の傑作をケイジさんの強い意志でリメイクし惨敗した『ウィッカーマン』(2006)、
『バッド・ルーテナント』(2009)もリメイクですし、扱う題材は自分好みではあるものの、ふたつとも感心出来ませんでした。
・・・という感じで「沢山の失敗」と「少しの成功」を繰り返すようになります。
『キック・アス』(2010)はゲスト出演みたいな感じですし、

それ以降の作品も「これぞ!」「なんで!?」がつづき、いつからか「このひとだから観る」という気持ちがなくなっていきました。
とはいえ嫌いというわけではありません、なんというか「放っておけない」感じがあって苦笑
『トカレフ』(2014)、『スノーデン』(2016)、
『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(2018)、

『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』(2021)、
『PIG/ピッグ』(2021)、『ザ・フラッシュ』(2023)・・・と、きっちり鑑賞した作品だけ書き出してみましたが、
最新作『ロングレッグス』(2024)に至るまで

「ヘンな映画にも出るけど、演技はいつだって本気」とだけはいっておきましょう!!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(202・最終回!!!!!)ニック・ノルティ』








ほんとにその通りですね!
ニコラス・ケイジのあの不思議な魅力がすごく伝わりました。あはは〜と笑いながらも、うんうんと頷きながら、やっぱりmackyさんの文章、最高です!面白い!
令和版・海外俳優列伝は明日でおしまいでしょうか。
残念です!(ToT)
日々のコラムの他にも、個人的に何か新たに映画を観た時などに、mackyさんは何て書いているかしら?と、過去ログを検索し、その作品や監督や俳優のコラムを読むのを楽しんでいました。
映画についての膨大な鑑賞数と知識量、またmackyさん独特のセンスのおかげで、読み応えがあって日々本当に楽しませてもらいました。
お仕事しながら何年も毎日書き続けるというのは、大変なことだったと思います。
これまで本当にお疲れ様でした!m(_ _)m
今月中に消えてしまうまでに、時間をみつけて過去ログをせっせと読んで、名残を惜しみたいと思います(T_T)
もう終わってしまうわけではないのに、なんか大げさですよね。長々ごめんなさい〜。
また新しいブログももちろん楽しみにしています。
これからもずっと、よろしくお願いします(*^^*)
ただこういう展開になったらシリーズを最後までつづけるよりも、来月からちがった内容のものをお届けしようと思って…そういうことです。
スコセッシ『救命士』で共演したパトリシアさんとお似合いと思ったのですけどね、まぁ他者の色恋に関してはこっちがどうこういえる立場にはありませんが。
最近は変顔ばっかり披露してますよね、オスカー俳優なのによい度胸です、さすがコッポラ・ファミリー笑笑
あ、そうなんですね。
うまく読み取れてなくて、失礼しました〜(^_^;)
また新たな形でのブログも楽しみにしています。
頻度は減るとのことですが、続けてもらえるの嬉しいですので(^o^)
パトリシアというあんな可愛い天使を一時でも妻にしていたというだけで、スゴイなぁと尊敬です笑
もともとアラバマ役で大好きでしたが、「ロスト・ハイウェイ」を観て以来、もうとりこで〜(*^^*)
詮索するのは野暮かもだけど、何があったんでしょうか。気になります。。。
脱線ごめんなさい。
では〜。
ただ付き合った当初は、「あの店の看板がほしい」といったら、店長と交渉し新しい看板を作る代わりに、その古い看板を取り外してパトリシアにプレゼントするくらいの熱愛ぶりだったんですよね~。。。