世代を超えるもの

この1ヶ月で「ひと回り下」「ひと回り上」の世代と呑む機会があって、ほぼ初対面のため、一次会のメインテーマは「どんなことに興味があるのか」発表しあうこと、、、になった。

髭坊主、しかも買ったばかりのこんなＴシャツで参加したものだから、映画小僧で格闘技が好きなことは口を開く前にばれている。

鼻が大きいところから病的な助平であることもバレバレ、結果、なにも喋らないうちから「コイツには気をつけろ」みたいな空気になったが、同性ばかりなので気にせずにＡＶ愛好家であることを告白した。

同性と仲良くなる近道はエロに尽きる―と確信して20年、それはけっこう当たっていて、好きなＡＶジャンルや女優の話をすれば大抵の男子と仲良くなれるし、馬鹿な自慰体験を話せばその場は95％盛り上がる。

100といえないのは、ごく稀にエロをオープンに話すことを「こころの底から」忌み嫌うものが居るからだ。

最初、照れからそういう態度を取っているのだと解釈していたが、どうやら本気で怒っているらしい。
エロそのものが嫌いというわけではないのだろう、たぶん。ただ人前で話すことに抵抗感があるというだけなのだと思う、、、とトリコロールの精神で優しく解釈し、まあな、皆と仲良くする必要もないし、そういうひとには近づかないでおこうと決めた。
向こうもそのほうが、安心して呑めるだろうし。


新世代の映画監督については、下の世代からよい反応が返ってきた。
ひとりでスマホをいじっている子でも、「新世代では、入江悠とかトーマス・アルフレッドソンに注目している」というと、「若いっすねー」みたいな感じで笑顔を見せてくれる。

ＵＦＣなどの最近の格闘技事情については、上の世代が食いついてきた。
「ヒクソンは引退したの？」とか「結局、誰がいちばん強いの？」といった、質問ばかりだったけれど。

Ｐｅｒｆｕｍｅは上の世代が、ももクロは下の世代が食指を伸ばしてくれた。

それぞれの呑み会を楽しめたが、自分を中間世代として、上・中・下すべての世代に働きかける項目がないことが残念ではある。

いや、あったじゃないか。

ガンダムである。

ガンダムほど世代を超える映像作品を、自分は知らない。
エヴァではエッジが効き過ぎていて「ある世代から上」は「？」となってしまうからね。

・・・ということに、ふたつの呑み会を終えてから気づく間抜けな38歳男子なのであった。


さて。
イマサラな感じもするが、話題の「ザク豆腐」を試してみた。

モビルスーツ「ザク」の頭部の形をした、枝豆味の豆腐。
オモシロ商品などと侮ってはいけない、わが？　群馬が誇る相模屋がこだわりまくって開発した絶品なのである。

個人的に酒のつまみはカワキモノや漬物、枝豆や豆腐などではなく、
鶏の唐揚げか焼き魚と決めていたのだが、

いやぁ進む進む、酒が進む。

そのままでも（味が濃いので）美味いし、醤油をかけてみてもいける。

「お試し」のためひとつしか購入しなかったが、これだけ美味であれば沢山買っておけばよかった・・・と思ってスーパーに行くと、既に品切れとなっていた。

ガッデム！！

そうここ数日、やたらとメディアが取り上げていてバカ売れ状態になっているのだという。

ふだんスーパーにも行かない自分みたいなキッタネー男子が、こぞって買い物カゴを持つ絵が浮かぶ。そうさせる魅力が、ガンダムにはあるのである。

ただ「好きなモビルスーツは？」と問われ「グフ」と答えると受け入れてもらえるのに、
「好きな女子キャラは？」と問われ「ミハル」と即答すると、

「狙ってる感じがする。敢えて外した答えっぽい」などと批判されたりする。

まぁそうやっていい合うのも、また楽しいのだけれども。


※いやー、面白い。いくらでも観ていられる。




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