マックンのメモ日記

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米国にリニア技術導入、米に無償提供。首相、首脳会談で表明へ!

2014-04-13 14:42:56 | 政治(国内・海外)
24日に予定される日米首脳会談において、日本の超電導リニア新幹線の米国への技術導入で合意することで、日米両政府が最終調整に入ったことが12日、分かりました。対象となっている区間は、ワシントン-ボルティモア間(約66キロ)で、政府関係者が明らかにしたものです。首脳会談で安倍晋三首相は、リニア受注を実現するために、リニア技術は無償提供することを表明するそうで、JR東海も政府と足並みをそろえていると言います。

技術提供の場合、「ライセンス料」を受け取るのが一般的ですが、短期的な資金回収よりも、リニア新幹線を米に確実に売り込むことを優先。無償提供であっても、車両や部品の量産効果に伴うコスト削減、世界的な知名度の高まりによる販路開拓で、十分に利益を得られると見込んでいる。

首相は首脳会談で、ワシントン-ボルティモア間だけでなく、新たにワシントン-ニューヨーク間(約360キロ)にもリニア新幹線を採用するよう打診するそうです。首相は「インフラ輸出」を、成長戦略の目玉に位置付けており、日本の独自技術によるリニア新幹線の米国への売り込みが成功すれば、米国や他の海外市場開拓への大きな弾みとなるとみています。

昨年2月の日米首脳会談で首相は、JR東海が独自開発したリニア新幹線に関し、「技術の米側への導入で、日米協力の象徴としたい」と伝えました。オバマ米大統領から明確な回答はありませんでしたが、日米間で調整が進んできています。

そしてこの12日、首相とケネディ駐日米大使は、山梨県都留市のJR東海の山梨リニア実験センターを視察し、試乗を行いました。2人は42,8キロの実験線を最高時速約500キロで1往復半、試乗しましたが、首相は試乗後、記者団に「ケネディ氏は『(リニアが)快適だったとオバマ大統領に伝える』と言っていた」ことを明らかにしました。さらに「トップセールスで日本の技術を米国はじめ世界に提供し、それを日本の成長につなげていきたい。特に同盟国の米国には活用してもらいたい」と語りました。

今回はリニア新幹線ですが、新幹線では中国に技術供与し、結果的に新幹線の技術を差し出した形になり、しかも中国新幹線は中国独自の技術だと海外での新幹線競争に名乗りを上げ、唖然とさせられた苦い経験があります。ましてや米国は高い技術を持っているだけに、日本の技術を真似れば独自にリニアを短期間に作り出せるだけの力があると思われるだけに、中国の二の舞にならないように注意してほしいものです。