マックンのメモ日記

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「卑弥呼の鏡」は魔鏡だった!複製し確認。裏の文様を映し出した!

2014-01-31 22:19:40 | その他
邪馬台国の女王・卑弥呼の鏡と言われる三角縁神獣鏡が鏡面に太陽光を反射させると裏の文様を映し出す「魔境」だったことが分かりました。愛知県犬山市の東野宮古墳(三世紀後半)から出土した2枚の三角縁神獣鏡を3Dプリンターで精密に再現、確認したそうです。これまではっきりわかっていなかった三角縁神獣鏡の目的や使い方を示唆する重要な発見となりました。

三角縁神獣鏡などの古代の鏡の多くは、出土した状態では錆びたり割れたりしているため、光を実際に反射させて調べることができず、このような研究は全く行われていませんでした。今回、村上学芸部長は保存状態のよい犬山市出土の三角縁神獣鏡を実験に使用。銅、鉛、スズを実物と同じ割合で混ぜ、金属の粉を溶かして復元する「レーザー積層造形法」と呼ばれる最新3Dプリンターを使って0,1ミリ単位で寸部たがわず復元しました。この鏡に太陽光を当てて反射させたところ、裏面の仙人や動物の像が映し出される、いわゆる、魔境だったことが確認されました。

三角縁神獣鏡は古代の権威の象徴とされてきましたが、なぜ権威の象徴になったのか、どのように使われてきたのかなど不明だったのです。今回の成果はこの問題の解決につながると見られます。復元したのは「三角縁唐草文帯三神二獣鏡」と「三角縁唐草文帯二神二獣鏡」の2枚です。鏡が薄く、凹凸の差があると研磨する際に裏側の凹凸が反映する形で表面にも凹凸ができます。この結果、光が乱反射して裏面の像が映しだされる仕組みです。これまでは三角縁神獣鏡をなぜここまで薄くしたのかはわかっていなかったのですが、魔境効果を生み出すためと言う可能性が高まったのです。

一方で、村上学芸部長は「技術的には中国、日本いずれでも制作可能だと考えられています。制作地論争やさらには邪馬台国を巡る論争とは別の話だ」としたうえで、「古代の鏡がどのように使われたか、新しい視点ができたのです。裏の文様ばかりに意識が向きがちだった研究の在り方に一石を投じるのではないか」と話しています。

三角縁神獣鏡とは、縁の断面が三角形で裏側に仙人や竜などが掘られています。日本の古墳からは400枚以上出ているのですが、中国や朝鮮半島からは出土していないと言います。直径は20センチを超える鏡が多く、魏の皇帝が卑弥呼に与えた銅鏡で中国製とする説と、すべて日本製とする説があります。

そして魔境とは、鏡の表面に小さな凹凸があると、太陽光のような平行光を反射させると凸面鏡の部分では光が散乱、凹面では光が集まります。鏡が薄いと、鏡面を研磨する際に、裏面の模様に沿って鏡の表面が微妙にしなり、厚い部分では凹になり明るく輝き、薄い部分では凸になり暗くなる。その結果、鏡の裏面の模様が映し出されるというわけです。中国では古くからあり、日本でも江戸時代の隠れキリシタンが十字架やマリアなどを浮かび上がらせて崇拝してきました。

酸性液に浸すだけで万能細胞を作製。だからiPS細胞の方法より簡単!

2014-01-30 18:24:10 | 宇宙・サイエンス・科学技術
様々な組織や細胞になる能力を持つ「万脳細胞」を新たな手法で作ることに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターのチームがマウスを使って成功しました。その方法とは体細胞を弱い酸性の溶液に入れることで刺激を与えて作る世界初の手法です。刺激惹起性多能性獲得」の英語の頭文字をとってSTAP(スタップ)細胞と命名されました。

同様の能力を持つ人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)とは異なる簡単な作成法で、移植の際の安全性も高いと見られています。今回の作製では、弱酸性溶液で外部から刺激を与えるだけで、細胞が受精卵のような状態に巻き戻される「初期化」現象が起き、多様な細胞に変化する能力を得たのです。初期化はiPS細胞のように細胞核に手を加えない限り動物では起きないとされ、生命科学の通説を覆す成果となりました。

今までであればマウスの体細胞に遺伝子を導入し、iPS細胞を作りそれが様々な細胞に変化していましたが、今回の方法では、マウスの体細胞に酸性の溶液を加えるだけでSTAP細胞の作製に成功しているところが違っているのです。しかも、STAP細胞を培養したりマウスに移植したりすると神経や筋肉、腸管上皮などの細胞に変化するのはもちろんですが、iPS細胞やES細胞にはない、胎盤になる能力もあったのです。そしてSTAP細胞から変化した細胞を全身に持つマウスも生みだし、さらに遺伝子を導入し作成するiPS細胞の期間より短期間で作れ、体内でのがん化の可能性も低いと言います。

山中教授は「マウスの細胞に強いストレスを加えると、多能性が誘導されることを示した興味深い研究であり、細胞の初期化を理解するうえで重要な成果だ」と言っています。宮崎大の本田准教授も「すごいです。猛烈に簡単な方法で、今までの万能細胞を超える質の高い細胞ができてしまった」と驚いています。STAP細胞は、成熟した体の細胞をいとも簡単に受精卵のような状態にまで巻き戻すことができることを示した画期的な成果です。今後生物学に大きな影響を与えそうです。

さらにこれが、人の細胞でも同じ結果がだせれば、疾患研究や再生医療の魅力的な素材になりえり、理研の笹井副センター長は「iPS細胞でできることが、STAP細胞でできない理由はない」と意気込んでいます。ただ作製競争は「世界的にとてつもないものになる」と予想、ここ1~2年が勝負だと言います。今回は、酸性溶液と言う細胞にとってのストレスによって“若返り”が起きたと言う内容ですが、他に毒や圧迫と言ったストレスでも生き残った細胞に変化が起きたと言い、方法は一つとは限らないのです。

今回の成果に対して当初、周りの研究者は首をかしげたそうです。世界的な英科学誌が一度目は「何百年の細胞生物学の歴史を愚弄している」とまで否定したのです。しかしそれにもめげず実験を重ね新手法での「万脳細胞」作製と言う画期的な成果につなげたのです。小保方さんは研究発表の会見で「誰も信じてくれなかったことが何より大変だった」と振り返っています。発想のヒントになったのは留学先のハーバード大で「幹細胞は他の細胞より小さい」と助言してくれたことで、大きい細胞を取り除くために使った極細のガラス管で実験したのです。この管を通るというストレスが幹細胞を作り出しているのではと考えたのです。

1度目の投稿ではこれほどまでに否定されたのですが、それでも実験を続け2度目の投稿で論文が受け入れられるまで、最初の実験から約5年を要したそうです。それほど世界の常識を覆すほどの成果だったのです。それだけに、先の笹井副センター長に「想定外のインパクト。目からうろこ」とまで言わしめたのです。今後の課題は、これが人の細胞で作れれば再生医療への応用が期待され可能性が一段と広がることになります。

中国農村部崩壊、失地農民は8000万人と公表の2倍となっていた!

2014-01-29 21:54:51 | 政治(国内・海外)
中国の地方政府によると土地の強制収容で農地を失った「失地農民」がすでに約8000万人に上ることが分かりました。中国政府は約4000万人と公表していますが、実態ははるかに深刻で、社会不安に直結する農村部の「崩壊」を裏付けた格好となりました。

同省関係者によると、農村地域の道路や上下水道などのインフラを整備して「都市化」する計画が加速する中、土地を失う農家は増加の一途をたどり、今後も年約400万人が失地農民になる可能性が高いと言います。このまま推移すると、2018年までには1億人を突破することになります。

最大の問題は、農地を失った農民が再就職できず社会保障をほとんど受けていないことにあると言います。土地を収用した地方政府は、農民に対して医療、失業、年金などを保証する規定があるにもかかわらず、実際は、大半の農民が数年分の生活費で消える補償金しか受け取れず、十分な年金も補償されていないことです。

例えば、中国有数の穀倉地帯で、黄河中流域にある河南省(人口9400万人)鄭州市の失地農民の場合、養老金(年金)は月額380元(約6500円)で、受領には厳しい条件が付けられています。共産党の報告書は「失地農民の年金は、最低限の生活保障のレベルにも達していない。鄭州市の年金は高い方で、河南省の別の地域はもっと低額だ」と危機感を募らせています。

中国政府も厳しい現状を認識しており、昨年「土地収用に関する制度改革」について地方政府に通知しています。「失地農民の生活水準を向上させ、長期的な生活保障する必要がある」とし、「補償条例」の早急な制定を求めています。

しかし、省・市・県・郷・鎮の行政組織によって、農家への社会保障制度は異なっており、中央政府の通知を徹底することは難しいのです。さらに土地収用をめぐる財政収入は、地方政府の歳入の半分近くを占め、財源を失う事への抵抗が強いのです。中国政府は先月末、全国の農民に「土地請負経営権証明書」を発行する方針を決定。農民の権利を明確にし、土地収用によるトラブルを減らしたい意向ですが、改革実現には大きな困難が予想されます。

このように最大の問題は土地収用が地方政府の財源になっていることです。農地を工業団地に変え、それを外国企業に売ることで利益を上げ財源としているからです。これらが地方政府の財源となっている以上、失地農民が減ることはないでしょう。そしてこれが行き着くところは農民の不満が爆発し、中央政府をも揺るがす騒動に発展し、しいては共産党政権の崩壊へとつながることなのです。

顧客満足度、金融機関ランキング!

2014-01-28 17:22:35 | 経済・金融・投資
日経新聞社3大都市圏の個人を対象にした第10回日経金融機関ランキング調査で、ソニー銀行とセブン銀行が顧客満足度で同点首位となりました。インターネット専業のソニー銀行は取り扱う金融商品の豊富さ、セブン銀行はATMの利便性が高く評価されました。この2行を含め、異業種から進出してきた「新規参入行」がトップテンの半数を占める形となっています。

セブン銀行は全国のセブンイレブンを中心に約1万9000台のATMを設置し、原則24時間365日取引ができます。ATMは高性能で特に海外送金サービスが人気を集めています。ATMは英語から中国語、フィリピンの公用語のタガログ語まで9言語を表示します。

ソニー銀行は500円から可能な外貨積立預金など独自サービスの評価が高かったそうです。3位の住金SBIネット銀行は住宅ローンの借入金利の低さが支持を得ました。上位10行に新たに流通系のイオン銀行、ネット専業のじぶん銀行が入り、新規参入行の躍進が目立ち、地域金融機関も上位に入りました。4位の大垣共立銀行は通帳やカードなしで預金が引き出せる「手のひら認証ATM」などの独自サービスが評価され、埼玉りそな銀行も前回の8位から5位に順位を上げました。

大手行で上位10行に入ったのは9位のりそな銀行と10位の新生銀行のみで、両行とも前回から順位を下げました。3メガでは、みずほ銀行が前回の21位から37位に急低下しました。反社会的勢力への融資問題で、満足度の一分野である信頼性で評価を大きく落としたのが主因でした。世代別の顧客満足度を見ると、20歳代と30歳代は住金SBIネット銀行、40歳代はソニー銀行、50歳代はりそな銀行、60歳代は三菱UFJ信託銀行が1位でした。

調査は首都圏、中京圏、近畿圏の男女3万5470人を対象にインターネットで実施したそうです。日頃利用している金融機関の満足度を聞き、4124人から回答を得た結果です。

1位、(1)ソニー銀行
1位、(5)セブン銀行
3位、(2)住信SBIネット銀行
4位、(7)大垣共立銀行
5位、(8)埼玉りそな銀行
6位、(11)イオン銀行
7位、(17)じぶん銀行
8位、(10)城南信用金庫
9位、(6)りそな銀行
10位、(8)新生銀行

アルツハイマー検査。血液一滴30分で診断!

2014-01-27 15:26:21 | 健康・医療・スポーツ
一滴の血液から、病気の原因となる物質を短時間で検知できる装置を、国立長寿医療研究センターと豊橋技術科学大などが開発したと発表されました。2015年にも試作品を作り、将来は一般に普及させて早期発見、治療につなげたい考えです。実用化すればアルツハイマー病などの診断を家庭で30分以内できるようになるそうです。

研究チームは、病気の原因となる血液中の物質を検知できると特殊な半導体センサーを開発。半導体に患者の血液を流し込むと、半導体の表面に塗られた抗体が原因物質と反応するそうです。その際に生じる微弱な電流を半導体で検知することで、病気かどうかを判別する仕組みだそうです。

従来の一般的な検査法ELISA(エライザ)は診断に高度な専門技術が必要で、血液を数ミリリットル採取しなければならないうえに、結果が出るのに1週間程かかったのです。研究チームは今回、早期発見が治療の鍵となるアルツハイマー病の原因物資とされるたんぱく質(アミロイドβペプチド)の検知に成功したのです。そして、今後はガンや感染症、生活習慣病など幅広い病気への応用を進めるそうです。

半導体の原価は100円と低コストでの生産が可能で、研究チームは、数万円程度の検査装置を実用化すれば、家庭でも様々な病気を検査できるようになると期待されています。国立長寿医療研究センター認知症先進医療開発センターの滝川室長は「高齢化が進んで認知症やがんの患者が増えていく中、従来の検査のあり方を抜本的に変える画期的な研究だ」と話しています。