マックンのメモ日記

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古代ペルー 深紅の王墓、奇跡的に発見された未盗掘の墓!

2014-12-31 21:51:44 | 芸術(音楽など)・文化・歴史
ペルーの海岸近くにある遺跡「エル・カスティージョ・デ・ワルメイ」は、ここ100年ほどの間に盗掘者たちに荒らされ、広大な丘全体が穴だらけになっていました。盗掘者の目当ては、埋葬された遺骸が身に着けた黄金の装飾品や上質な織物です。

首都リマから北へ車で4時間ほどの場所にある遺跡の丘には、古代の人骨や現代のごみが散らばり、荒涼とした風景が広がっています。その発掘は困難で、時間と金の浪費に終わるだけだろうと、多くの人が忠告しました。しかし、考古学者ミリオシュ・ギエルシュは断念する気などありませんでした。

ポーランドのワルシャワ大学でアンデス考古学を教えているギエルシュは36歳。かつてペルーで繁栄したワリ文化の織物や土器の破片がこの丘で見つかっていたことから、「1200年前に、エル・カスティージョで何か重要なことが起きていた」と確信していたのです。

ワリ文化の中心地はエル・カスティージョよりはるか南にありました。ワリの人々は、現在のアヤクチョ市の近くに広大な都を建設し、最盛期には人口4万人を擁していました。同時代に人口2万人弱だったパリをはるかに上回る規模です。ワリの支配層はこの都を拠点に領土を広げていったのです。ワリこそが南米アンデス地方に生まれた最初の帝国であると、多くの考古学者は考えているのです。

ギエルシュの調査隊は、磁力計を使って地下構造物の形状を探り、凧に装着したカメラで一帯を空から撮影しました。すると、長年にわたって墓泥棒たちが見落としていたものが浮かび上がってきたのです。南の岩山の尾根沿いに埋まっている壁の、かすかな輪郭です。迷路のように複雑かつ大規模な構造が、エル・カスティージョの南端に不規則に広がっていました。祖先崇拝のための神殿だったらしく、もともとの外壁は深紅に塗られています。ギエルシュ率いるポーランドとペルーの合同調査隊は、発掘の許可を申請しました。

2012年秋に、驚くべきものが発見されました。未盗掘の王族の墓です。ワリ帝国の王妃あるいは王女の遺体が計4体、貴族の遺体が少なくとも54体、そして大きな金の耳飾り、銀製の器、銅合金の斧など、一流の細工が施された遺物1000点以上が埋葬されていたのです。「ここ数年間で最も重要な発見です」と、リマ美術館の学芸員セシリア・パルド・グラウは語っています。出土品は、ワリ帝国とその裕福な支配階級の謎を解明する新たな鍵となります。

ワリは8世紀の終わり頃、エル・カスティージョのある沿岸部に攻め込んだと推測されます。エル・カスティージョの遺跡からは、長柄の斧を振り回すワリの戦士たちと、投槍器を使って応戦する沿岸部の人々を描いた儀式用の酒杯が出土しています。激しい戦いの末に、この土地を征したのはワリでした。新たな支配者はエル・カスティージョの丘の麓に宮殿を建設。その後、自分たちの祖先を祭るために、急峻な斜面を利用して、高くそびえる深紅の神殿を建設していったのです。

ワリ帝国が広大な領土をどのように手に入れ、抵抗勢力を統治したのかは長年の謎だったのです。文字をもたなかったワリには歴史の記録が残っていません。しかし、都から約850キロ離れた、ここエル・カスティージョで発見された豊富な出土品によって、徐々にその空白は埋まりつつあるのです。

3D(三次元)プリンター周辺の技術革新が急加速!

2014-12-30 17:50:46 | ネット、ビジネス、IT
このごろ話題の3Dプリントは、実は30年ほど前からある技術です。最近の急速な進歩で注目が集まり、今後の期待も大いにふくらんでいます。

3Dプリンターの原理は普通の二次元プリンターとおおよそ同じですが、インクの代わりに使われるのは、プラスチックやロウ、樹脂、木材、コンクリート、金、チタン、炭素繊維、チョコレート、生体組織などです。これらを液体、ペースト、粉末などの形状にして1層ずつ重ねていきます。自然に固まる素材もあれば、熱や光によって固まる素材もあります。

素材を少量ずつ必要な場所に配置していく3Dプリンターは、複雑な形のものも作れるし、強度を落とさず、重量を大幅に減らせるケースも多い。また、入り組んだ構造のものを一体成形することも可能です。たとえば、米国のゼネラル・エレクトリック(GE)社が3Dプリンターで製造するチタン製燃料ノズルの一部は、従来の方法だと、少なくとも20点の部品を組み立てる必要がありました。

しかし、3Dプリントに関心を寄せているのは、こうした大企業ばかりではありません。「3Dプリントが将来大きな役割を担うことは、誰もが認めています」と、オランダの建築会社DUSの共同経営者、ヘドウィグ・ハインズマンは語っています。同社は現在、アムステルダムを流れる運河の岸辺に、1軒の家を“プリント”しています。高さ6メートルのプリンター「カマー・メーカー」を使い、素材や設計、コンセプトを検証しながら、壁や軒、部屋などを造っていく3年がかりのプロジェクトです。

米国ハーバード大学の研究チームは3Dプリンターを使い、血管が縦横に走る生体組織の作製に成功しました。いずれは患者自身の細胞でプリントした臓器の移植が実現するかもしれません。

2013年5月、米国の政治活動家コーディー・ウィルソンは、3Dプリンターで拳銃を作製し、世界で初めて試射に成功したと発表してメディアの注目を集めました。「リベレーター(解放者)」と名づけられたその38口径の単発銃はプラスチック製で、素材のコストは60ドル(約6000円)ほどしかかかっていません。

しかし、信頼性の高い銃は簡単にはできないし、安く作れるわけでもありません。米国カリフォルニア州のソリッド・コンセプツ社が、3Dプリンターで45口径の自動拳銃「M1911」を100丁限定で製造したときは、プリンターなどの設備に50万ドル(約5000万円)以上の費用がかかったほどです。

3Dプリントの拳銃が安くできないことに落胆する人は、そう多くはないでしょう。しかし「何でも作れる万能マシン」と期待した3Dプリンターから、できそこないの完成品が出てきたら、がっかりする人は多いでしょう。英国ロンドンにある3Dプリント会社のデザイン部長、ジョナサン・ローリーは「3Dプリンターが生み出す製品の素晴らしい話を見聞きしていると、つい自宅でも同じことができると思い込んでしまいます。でも現実は違います」と言います。

今では家まで3Dプリンターで作れてしまう時代になりました。かえって、3プリンターで作った方が部品点数が減ってコストも安くなるという事になるかもしれません。さらには精密部品ですら工作機械で作っていたものにとって代わっていくかもしれません。今後需要が伸びるにしたがってますます3Dプリンターの活動範囲は広がっていくことでしょう。

金正恩氏暗殺映画のネット配信好調、iTunesでも発売!

2014-12-29 14:48:06 | 芸術(音楽など)・文化・歴史
ニューヨーク(CNNMoney) 米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は28日、金正恩(キムジョンウン)北朝鮮第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」について、インターネットで有料配信を開始した24日から27日までの4日間の売り上げが1500万ドル(約18億円)を突破したと発表しました。

現地時間の28日午後1時からは、米アップルのコンテンツ配信サービス「iTunesストア」(米国版)でも配信が始まり、レンタル料は他のサイトと同じ5.99ドル(約720円)です。

ザ・インタビューは動画共有サイトのユーチューブなどを通じて米国で24日から有料配信がスタートしました。SPEによると、ネット上でのレンタルと購入を合わせた配信数は27日までの4日間で200万回を超えたそうです。28日にはさらに、主演のセス・ローゲンらが短文投稿サイトのツイッターにライブで登場する宣伝イベントを行っています。

一方、劇場では全米331の独立系映画館で25日から公開され、売り切れになる映画館が続出。28日までの売り上げは約280万ドル(約3億3700万円)に達する見通し。
同作品の制作費は、宣伝費を除外しても約4400万ドル(約53億円)。これまでの売り上げはまだコストを埋め合わせるまでには至っていないものの、同社は今後もネットのレンタルなどでさらなる収益が期待できると見込んでいます。

ひそかに復活していたピューマ!

2014-12-28 16:27:06 | 自然・環境問題・古生物
チーターでもヒョウでもない大型ネコ科動物、ピューマ。このピューマが今、絶滅の危機を乗り越え、米国でひそかにその数を増やしつつあるといいます。

ピューマはアルゼンチン南部やチリからカナダ北部のユーコン準州まで、米大陸に広く分布しますが、目撃されることはめったにありません。山に生息しているというイメージがあるようですが、これは本来の生息地に人間が定住し、銃やわな、毒物を使って彼らを追い出した結果です。

当初は米政府も猛獣とみなして、駆除を後押ししました。このため、かつては本土の48州に生息していた米国のピューマは、20世紀初頭にはロッキー山脈や太平洋沿岸の山地、南西部などの奥地でしか見られなくなりました。
 
やがて西部諸州でも順次、ピューマの捕獲報奨金の制度が見直され、1960年代までには廃止された。72年には連邦所有地での毒物による猛獣駆除も禁止となりました。さらに娯楽目的のピューマ狩りの猟期を制限する動きも広がったことで、ピューマはおよそ300年ぶりに個体数を増やし、以後、順調に復活を遂げつつあるといいます。

ピューマの生息地は、ここ40年で東へと拡大。ロッキー山脈を越えて、グレートプレーンズ(大草原地帯)まで広がり、モンタナ州北部、ノースダコタ州、サウスダコタ州、そしてネブラスカ州西部でも、まとまった数が確認されています。さらには中西部のほぼすべての州や、カナダにも到達していることが、1990年以降200件以上を数える報告例からわかっています。

目撃されているのは若い雄が多く、繁殖相手を求めて動き回るのか、一カ所に長くとどまることはないようです。移動の途中で牧場主や警官、密猟者に殺されたり、交通事故に遭ったりするピューマもいて、2011年には、米国東部のコネティカット州でピューマが車に衝突して死んだ事故が話題になりました。
 
遺伝子を分析してみると、この個体はサウスダコタ州生まれで、3200キロ以上も移動していたことが判明しました。米大陸にすむ鳥や魚を除く野生動物では、おそらく最長記録だといいます。

ピューマに人間が襲われた事故は1890年以降、米国とカナダで合計145回とされ、死者が出たのはそのうち20回余り。6年に1回の割合ですが、こうした事故の少なくとも3分の1はここ20年の間に起きています。郊外にすむ人間とピューマの数が増え、接触の機会も増えたのです。

獲物を待ち伏せて捕らえるピューマは夜行性のため、生態を調べるのは容易ではありませんでしたが、科学技術の発達によって彼らの行動を24時間監視することが可能になり、謎に包まれていた多くのことがわかってきたそうです。

「ココナッツオイル」「亜麻仁油」「エゴマ油」で、健康志向!

2014-12-27 17:07:59 | 健康・医療・スポーツ
油は体に良くない、太りそう…というのはひと昔前の話。最近は、美容や健康に良い油を生活に取り入れている人が増えています。そこで、中でも特に人気の高い3つの油をご紹介します。

体に良い油を語るときにはずせないのが「オメガ3脂肪酸」で、血液中の中性脂肪を下げ、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防や、アレルギーにも良いといわれています。メジャーリーグで活躍する田中将大投手の妻・里田まいさんが、健康管理のため取り入れていることでも話題になりました。これは体内で作ることができないため、食事などで積極的に摂ったほうがよい必須脂肪酸です。

ココナツオイルは香りが甘く、味に癖がなく、中鎖脂肪酸が認知症の症状緩和に役立つとされ認識度が上昇中です。今年になって売れ出し、砂糖と混ぜてパンに塗って食べることが多いそうです。主成分の中鎖脂肪酸は、消化吸収が早くすぐにエネルギーとして使われるという特徴があります。適度な油分は便秘の解消にも役立つので、ダイエットのサポートにもおすすめです。

ココナッツの甘い香りがありますが、味はありません。使い方は直接料理にかけるほか、加熱しても酸化しにくいので炒めものや揚げ物にも向いています。お菓子作りでバターの代わりに使うと、軽く仕上がるそうです。カレーにかけると、手軽にエスニックな雰囲気が味わえます。特にハマったのが、ハニーココナッツトースト。トーストに塗り、はちみつを少したらすだけ。最近の朝の定番になっています。

酸化しにくく常温保存で1年ほどは使えるので、油を買ってもなかなか使い切れないという人にもおすすめです。いくら体にいい油でも、もちろん摂り過ぎは禁物。30~40代の女性の1日の脂質摂取量は、大さじ1~2杯が目安です。

オメガ3脂肪酸を多く含んでいるのが、「アマニ油」や「えごま油」です。香りはあまりないですが、そのままなめると油特有のクセを感じます。どちらかと言えば「えごま油」のほうが香りを少し強く感じるかもしれませんが、料理にかけるとほぼわからなくなる程度です。ただ、味や香りはメーカーや個人の感じ方で差があるので、いろいろ試してみてもいいでしょう。

亜麻の種から搾り取るアマニ油は主に塗料や木材を手入れするワックスなどに用いられるのですが、食べることもできます。やや苦みがありますが、コーヒーに入れたり、サラダにかけたりします。抗加齢や美肌効果、アレルギー症状の緩和を期待できると言います。

どちらも熱に弱く、加熱すると酸化してしまうので、そのまま料理にかけるのがおすすめ。サラダ、味噌汁、冷奴、煮物、パスタなど、あらゆる料理に使うことができます。「味噌汁?」と思うかもしれませんが、味も変わらず油っぽさもほとんど感じませんでした。光に当たっても酸化を早めてしまうので、箱に入れたまま冷蔵庫で保存し、早めに使い切るようにします。