中国の電子商取引最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)は、全世界でクラウド事業に10億ドル(約1240億円)を投じると発表しました。ウェブサービスの分野で米アマゾン・ドット・コムに戦いを挑みます。
アリババによると、投資資金の一部は日本、中東、欧州でのデータセンター設置に充てます。クラウドコンピューティング部門「阿里雲(アリユン)」は今年、中国外で初のデータセンターを米シリコンバレーに開設しました。米東部でもセンター建設計画があります。
IT・通信企業との提携強化や拡大にも投資します。現在の提携先には米インテルやシンガポールテレコム(シングテル)などがあります。
アリババの張勇(ダニエル・チャン)最高経営責任者(CEO)は「10億ドルの追加投資は始まりにすぎない」と述べました。
アリユンを統括する胡暁明(サイモン・フー)氏が先週明らかにしたところでは、アリユンの海外顧客の大半は中国本土以外で事業展開する中国企業だと言います。
胡氏は、米国ではブランドやサービス内容の知名度が低いものの、アリユンをアマゾンのクラウド部門「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の本格的な競争相手に成長させたい考えだと語りました。
「アマゾンは現在の地位を確立するまでに10年かかりましたが、アリユンは6周年迎えたばかりです。3〜4年以内にアマゾンに追いつくか、あるいは追い越したい」と述べています。ただ、それまでの道のりは平たんではないでしょう。
AWSの4-6月期(第2四半期)売上高は18億2000万ドル。前年同期比の伸びは81%で、1-3月期の49%を上回りました。営業利益は3億9100万ドルと、前年同期の5倍に達しました。
アリババはまだ4-6月期決算を発表していませんが、1-3月期のクラウド関連売上高は82%増の3億8800万元(約78億円)だったと言います。顧客数は2014年6月末時点で140万件に上りました。(ソースWSJ)
アリババによると、投資資金の一部は日本、中東、欧州でのデータセンター設置に充てます。クラウドコンピューティング部門「阿里雲(アリユン)」は今年、中国外で初のデータセンターを米シリコンバレーに開設しました。米東部でもセンター建設計画があります。
IT・通信企業との提携強化や拡大にも投資します。現在の提携先には米インテルやシンガポールテレコム(シングテル)などがあります。
アリババの張勇(ダニエル・チャン)最高経営責任者(CEO)は「10億ドルの追加投資は始まりにすぎない」と述べました。
アリユンを統括する胡暁明(サイモン・フー)氏が先週明らかにしたところでは、アリユンの海外顧客の大半は中国本土以外で事業展開する中国企業だと言います。
胡氏は、米国ではブランドやサービス内容の知名度が低いものの、アリユンをアマゾンのクラウド部門「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の本格的な競争相手に成長させたい考えだと語りました。
「アマゾンは現在の地位を確立するまでに10年かかりましたが、アリユンは6周年迎えたばかりです。3〜4年以内にアマゾンに追いつくか、あるいは追い越したい」と述べています。ただ、それまでの道のりは平たんではないでしょう。
AWSの4-6月期(第2四半期)売上高は18億2000万ドル。前年同期比の伸びは81%で、1-3月期の49%を上回りました。営業利益は3億9100万ドルと、前年同期の5倍に達しました。
アリババはまだ4-6月期決算を発表していませんが、1-3月期のクラウド関連売上高は82%増の3億8800万元(約78億円)だったと言います。顧客数は2014年6月末時点で140万件に上りました。(ソースWSJ)