マックンのメモ日記

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今回の株の急落は米国の金融緩和縮小予測が一因?

2013-05-31 22:51:24 | 経済・金融・投資
今日の東京株式市場は久しぶりに上がって、30日より185円51銭高い、1万3,774円54銭で取引を終えました。30日には700円を超える値下がりとなりましたが、その反動もあって、買い戻しが入り、31日は、反発して取引を終えました。それはニューヨーク市場のダウ平均株価が、値上がりした流れを受けて、東京市場の株価も上昇したのですが、それまでに2000円もの下落をしていたこともあり、戻してもおかしくない状況にありました。

そのため31日は、大幅に下落した銘柄を中心に、買い戻す動きが見られ、一時は300円以上、上昇したのですが、結局、31日は30日より185円51銭高い、1万3,774円54銭で取引を終えています。最近はその日の後場の終わり近くになると値を下げるケースが多く見られ、意図的に動きを感じますが、株式先物市場の値下がりにつられて下がることも多いと言います。それと米国の会社の決算は5月と11月が多いという事で、これらの月は利益の確定売りが出やすく下がるケースが多いと言います。今回を見るとまさにそれが当たっているかのようです。

またちょうど東京株式市場は過熱気味であったこともあり、そう考えると5月に下がることはあり得たとも言えるのです。そこへもって最近のFXによる高速取引が一方通行になりやすいという事も下げ幅を大きくした原因の一つとも言われています。だとすればヘッジファンドは高値ですり抜けたのではないかと、そしてババを引いたのは個人投資家と言うことになります。1週間で2000円ほど一気に下げたのですから、多くの個人投資家は手が出なかった人も多かったかもしれません。

今回の直接の原因は米国が金融緩和を縮小するとの観測が日本の株安のきっかけとなったと言われています。これまでFRBは大量のお金を世のなかに流して、景気を下支えしてきましたが、最近は雇用が改善するなど明るさが見え始めており、このままずっと金融緩和を続ければ制御できないインフレを引き起こす心配が出てきたため、今回の観測となったのです。金融緩和を縮小するという事は米国債の購入を減らす可能性がある事から、投資家はそれを見越して、国債の買い手が少なくなれば、国債がだぶつき、結果利回りは上昇すると考えたのです。

国債は国の借金ですから国が破綻しない限り安全資産です。投資家は値下がりのリスクがある株(過熱状態にあった)より、国債に資金を振り向け資金を確定しようとしたのでしょう。今の日本の株の売買の6割は米ヘッジファンドなど外人投資家が占めています。ヘッジファンドは急ピッチに上昇してきた日本株への警戒感が根強いため、株が高いうちにいったん現金化したのです。

今後は、円安によって輸出採算が向上していることから、自動車など国内企業の業績は回復しつつあり、外国人投資家が「景気が良いから値上がりしそうだ」と判断すれば、また株に資金が戻って上昇する可能性はあると感じます。

中国で2つの新種の恐竜を発見!

2013-05-30 21:07:50 | 宇宙・サイエンス・科学技術
中国遼寧省で発見された恐竜の化石が獣脚類と鳥盤類の特徴を併せ持つ新種と、北海道大総合博物館の小林快次准教授や河南省地質博物館などが共同研究で突き止めました。「ジアンチャンゴサウルス」と名付け、30日付の米オンライン科学誌に発表。

獣脚類はティラノサウルスなど主に肉食恐竜で、鳥盤類はトリケラトプスなど植物食の恐竜で構成されています。小林准教授は「歯や顎の構造が鳥盤類の恐竜に似ているが、走るのが速い獣脚類の体のつくりをしていて、このような構造を持つ恐竜の発見は世界で初めて」としています。

小林准教授によると、化石は遼寧省の約1億2500万年前の地層から全身の骨格がほぼそろった状態で発見されたそうで、骨格を解析した結果、獣脚類のうちテリジノサウルス類に属することが分かったそうです。ただテリジノサウルス類のどの恐竜とも歯や顎の構造など体の特徴が違い、新種とされました。

ジアンチャンゴサウルスは体長約2メートルと推定される。化石には首の周辺に羽毛が残っていたそうです。鳥類の祖先は獣脚類とされており、小林准教授は「鳥類の起源の解明にとって非常に大きな発見だ」としています。

もうひとつは、鳥類の祖先よりもさらに原始的な新種の恐竜が中国遼寧省で見つかったとして、ベルギー・ブリュッセルの自然科学研究所などの研究チームが30日の英科学誌ネイチャーに発表した。鳥類の進化について解明する手がかりになると期待されています。

同研究所の研究員によると、この恐竜の化石は1億5000万年前の地層の中に良好な状態で保存されているのが見つかりました。体長は約51センチで、前足の位置に2枚、両脚に沿って2枚。合わせて4枚の翼を持っていたそうです。風に乗って滑空することはできたものの、地上から飛び立つことはできなかったとみられ、餌として昆虫を食べていたようだと言います。

この恐竜は、ラテン語で「夜明け」を意味する「Aurora」と、ギリシャ語で「鳥」を意味する「Ornis」を合わせて「アウロルニス」と命名されました。これまでの学説では、やはり1億5000万年前に生息していた別の始祖鳥が、最も原始的な鳥類と考えられていたが、今回、発見された恐竜は始祖鳥よりもさらに古く、原始的な鳥類と考えられると言います。専門家によると、鳥類の祖先と二足歩行の小型肉食恐竜の祖先は非常に似通っており、使うデータによってどちらにも分類されることがあるそうです。

近年、中国大陸などから新種の恐竜が相次いで発見されており、今後さらに新しい発見が出てくるのではないでしょうか。大変興味深いですね。

東海地震も予知困難、前兆滑りの把握に限界が!

2013-05-29 20:17:31 | 宇宙・サイエンス・科学技術
内閣府は、南海トラフ巨大地震対策の最終報告を発表し、その中で、東海地震など南海トラフで起こる大地震を現在の手法で予知することは困難との見解を発表しました。つまり東海地震など、南海トラフで起きる地震予知の難しさが改めて示されたという事で、地震予知の決めてとして期待された「前兆滑り」が予想以上に複雑な現象だという事が分かったのです。

そもそもは1970年代半ばに東海地震説が出ると、国や静岡県は衝撃をうけ対応を検討したのが始まりであり、78年には大規模地震対策特別措置法が施行され、東海地震の予知体制がスタートしたのです。その当時は、ちょうど巨大地震の仕組みを説明するプレート理論が進んだ時期で、歪み計や地震計を置けば地殻変動や微小地震などの予兆が検知できるはずだとされた時期でした。

その手段として注目されたのが「前兆滑り」だったのです。しかし、それが今回の千年に一度と言われるほどの東日本大震災さえも現在の手法では予知は困難とされ、明確な前兆滑りは確認されなかったのです。それまでは「唯一可能性のあるのは東海地震」と言われていたのですが、それさえも難しいと認めたのです。つまり地震予知は現在の技術では難しいので、自己対応してください問う事なのです。

前兆滑りは、巨大地震の発生の予知に役立つと期待されながら、これまでの大地震前に観測された例はなかったのです。研究者からは延長滑りを利用した予知の限界が指摘されていたにもかかわらず、東日本大震災が起きるまで地震予知に対応するために巨額の予算を使っていたのですが、それはいったい何だったのかと言うことになります。研究費を無駄に浪費していたと言われても仕方ないのではないでしょう。こう言ってしまっては言い過ぎかもしれませんが、一度も予知ができていなかったのですから、こうした結論はもっと早く出してもおかしくなかったのではないでしょうか。

国は1965年に地震予知計画を開始し、予算として2004~08年迄に計3000億円以上使っているのです。ところが衛星利用測位システムやスーパーコンピューターの登場で地震の研究が進むほど、前兆滑りが複雑な現象だと分かってきたのです。と言うのは、震源の状態によって滑ったり、あるいは何度も滑ったりすることが分かってきたのです。ある地球物理の若手研究者は「予知と言わないとお金が出ないし、予算を貰うと実現させる責任を負う」と予知の看板の大きさに悩むと言っています。

しかし世間の受け止め方は違っていて、一昨年の静岡県民調査では「予知できない・難しい」が7割を占めたのですが、それでも3割の人は50%以上の人が予知できると期待しているそうです。地震に関心を持つ人ほど期待度が高かったと言います。それだけ研究者、行政、住民の間で認識のずれがあるのが実情なのです。結局、国は、東海地震の特別扱いをやめると発表したのです。東海の長期予測だけが「30年以内の発生確率が88%」と特別に高かったのですが、東南海や南海地震と同等に扱い、3つまとめて60~70%としたのですが、それは同時発生の可能性が高まったためとしています。

前兆滑りに詳しい鷺谷名大教授は「予知が難しい状況をどう考えるか。このままでは地震が起きた時禍根を残さないか。一般の人も含め共通認識を作る場が必要」と指摘しています。できないものはできない、できるものはできるときちんと議論するべき時期が来ています。しかし予知と言わなければ金が出ず仕事がなくなるし、貰えば貰ったで予知ができないと言われという事なのでしょうが、なぜか腑に落ちません。他に方法はなかったのでしょうか。

アンジェリーナ・ジョリーが受けた乳房切除とは!

2013-05-28 22:06:21 | 健康・医療・スポーツ
米国の人気女優、アンジェリーナ・ジョリーさん(37)が14日、ニューヨーク・タイムズに寄せた「将来の乳ガン予防のための乳房切除」の告白が論議を呼んでいるのはご存じのとおりです。勇気を称える声がある一方、不用意な乳房切除を促してしまうと危惧する声もあるなど賛否両論があっても不思議はありません。本人は「乳ガン対策、つまり選択肢のひとつ」とし、執刀医も「すべての女性に正しい選択とは限らない」と強調しています。

乳房切除と聞くと衝撃的だが、実は小さな傷がある以外、見た目は手術前と変わりません。乳首と乳輪の下の組織を取り出し、病巣がないか検査。ジョリーさんの場合、病巣はなく、乳首と乳輪がきれいに保存できることが判明したことで、約8時間かけて、皮膚は保存し、乳房の中身を切除。仮の詰め物をして処置し、インプラントを詰め込み、乳房再建手術は完了したそうです。

米疾病対策センター(CDC)によると、米国女性が罹患しやすいガンの2番目が乳ガンだそうで、ヒスパニック系女性ではガンによる死因のなかの第1位であるそうです。食生活など、いろいろ要因は言われていますが、最近注目されているのが、乳ガン、卵巣ガンを引き起こす遺伝子の存在だと言います。BRCAという、通常はガンと闘う遺伝子があるそうですが、これが変異するなどしてできたBRCA1、BRCA2という遺伝子を代々受け継ぐ系統があり、スタンフォード大によると、BRCA1を持つ女性の65%が乳ガンに、39%が卵巣ガンになる可能性があり、BRCA2はそれぞれ45%、11%の可能性があると言います。ちなみに男性は乳房が女性より小さいため可能性は低いものの、乳ガンになる可能性はあります。罹患する可能性は女性の100分の1で、60~70代が中心だそうです。

変形遺伝子の有無については、50歳までに乳ガンになったことがある女性、50歳前に乳ガンにかかった人を近い親類に持つ人は検査を受けた方がいいとされています。ジョリーさんの場合、母親が乳ガンにかかり、10年近くに及ぶ闘病生活を送ったそうです。卵巣ガンも併発し、07年、56歳で亡くなっています。母方の祖母も40代で卵巣ガンで亡くなっています。ジョリーさんの寄稿によれば、変形BRCAが発見され、将来乳ガンになる可能性は87%、卵巣ガンは50%以上とされたそうです。そこでまず確率が高い乳ガンの対策を選択したというわけです。

ニューヨーク・タイムズによると、米国の白人女性の乳ガン患者のなかで、変形BRCAが原因のケースは5~10%、卵巣ガンでは10~15%。変形BRCA保有者の30%が乳房切除を選ぶとも言い、多くの医師が正面切っては推奨していないそうです。最近、変形BRCA保有者でもない人が手術を受けたり、病巣の摘出だけで済むがんの初期段階で乳房全体を予防的処置として切除したり、どちらかの乳房がガンになったときに、ガンになってない方まで予防的処置として切除したりするケースが増えているからだそうです。

米国の保険制度では乳房を切除した場合、再建までカバーすることが法的義務となっていて、乳房を失う女性の心理に配慮したもので、それだけ深刻な問題だといえるのですが、にもかかわらず、切除に踏み切るケースが増えている背景にはこの数年の急速な再建技術の進歩があると言います。比較的外科的治療に抵抗感の薄い米国でも乳房の切除については「barbaric(野蛮、荒っぽい)」な対処法と位置づける医者が少なくないそうです。体への負担も大きく、切除に踏み切らずとも、年に2度ほどの検診など、早期発見で対処するという方法もあるからだ。変形BRCA保有者でも、切らずにこまめに検診する方を選択する女性も多いそうです。

今回ジョリーさんの処置が評価されているのは、「乳ガンへの注目を集めたこと」「遺伝子が原因のガンがあることを知り、家族の病歴に関心を持つきっかけになること」ということです。とは言うものの、遺伝子検査だけでも3000ドル以上かかり、庶民が手軽に手を伸ばせる金額ではありません。ジョリーさんが受けた手術も、現地の報道によれば、総額で少なくとも2万ドルから5万ドル(入院費含まず)とされています。

日本でも遺伝子乳ガンが一定の割合で存在することが明らかになっており、遺伝子検査へのカウンセリングでは昨年は約120人で、今年はすでに300人近い人が受けたそうで、このうち約半数の人が遺伝子検査を受けたそうです。カウンセリングの対象となる人は、母親や姉妹、叔母などが若くして乳ガンにかかった人などがいる場合で、保険が利かないため費用が25万円前後かかり患者さんに未婚の姉妹がいる場合、結果が陽性だったら姉妹の将来にも影響するわけです。と言うのは姉に黙って妹が検査を受け、陽性だったにもかかわらず黙っていたら、将来姉が乳がんにかかったとき、黙っていたことを後悔するかもしれないからです。

しっかりカウンセリングで手術のデメリットメリットを聞いてから、こまめに検診を受けるとか、手術するとかを選択することが重要です。遺伝子の変異は、母親から50%の確率で性別を問わず受け継がれます。今回のジョリーさんの告白は、遺伝子性乳ガンや予防のための乳房切除と言う選択肢を知ってもらい、社会に支援してほしいという事なのです。

週明け東京市場、投資家なお動揺まだ荒い動き!

2013-05-27 21:48:54 | 経済・金融・投資
前週末に続き、今日も引き続き波乱含みの荒い展開となり、落としどころを探る展開となりました。株式市場では先物主導で下値を探るとの見方がある一方、投機的な動きが収まれば個別企業の収益期待と適正株価を冷静に見つめなおす投資家が増える見通しだと言います。もし不安定な株式市場が続けば、安全資産の円や債券に資金をシフトする動きが広がる可能性もあると言います。

24日の米シカゴ市場で日経平均先物は6月物(円建て)が1万3980円から1万5015円まで大きく動きました。終値は1万4305円と、大証上場の日経平均先物の24日、日中終値に比べ305円安かったそうです。これにさや寄せすれば東京市場でも株価は下げって始まる公算が大きいのですが、27日の日経平均株価は公算どおり大幅に反落して始まったのです。市場の混乱は徐々に落ち着くとの見方が多いのですが、短期資金主導で値動きの荒い展開が続くとの警戒がくすぶっているようです。

23,24日の東京市場で、日経平均株価は両日とも1000円を超す大きな値幅となりました。この急変動を主導したのは、売買が急激に膨らんだ株価指数先物だったのです。デリバティブ市場の不穏さを示しているのが相場変動の大きさを予想する「日経平均ボラティリティー・インデックス」です。株価が急落した23日に43,74で引けた後、24日も40近くで高止まりし、従来の20台と比べ異例の高水準になっているのだそうです。同指数の数値の高さは、それだけ今後の値動きが荒くなるとの見方が多いことを表していると言います。

市場では「これまで積極的な買いを入れてきたヘッジファンドが売りに回っているほか、一部のファンドや証券会社の自己売買部門が新たな先物売りで利益を上げようとしかけている」との声も上がっているそうです。日経平均株価の今日の1日の動きを見ると、大幅に下げて始まっていますが、その後は、少し戻したあと横ばい状態になって終わっています。一時的には落ち着き始めたかと思わせる動きとなっていますが、どちらに動くか微妙なところです。

外国為替市場では、小幅ながら円高に振れる可能性が高いようです。株式相場の調整により安全資産の円に買いが入っているようです。一時1ドル=103円台まで急速に進行した円安傾向はいったん巻き戻し、前週末の海外市場では同101円台前半となりました。ただ、米経済統計で景気回復が確認できればドル買い、円売り圧力が再び働くことになります。三菱UFJ信託銀行の塚田氏によれば「足元では1ドル=100円を上回る円高水準になっても一時的」と見ているそうです。

債券市場では、国債の利回りがやや低下するとの見方が多いと言います。長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは、前週末が0,845%。株式から投資資金が流失し、安全資産である国債に買い戻しが入るとの思惑が広がっています。「0,8%を中心に落としどころを探る展開が続く」との声が多いと言います。