ダチョウの卵からスギやヒノキの花粉をとらえる抗体を大量に精製することに京都府立大の塚本康浩教授(動物衛生学)のグループが成功したというニュースがありました。花粉のアレルギー物質を不活性化する効果があり、3月にも抗体を使ったスプレーやマスク、エアコンフィルターなどが商品化されるそうです。
花粉症と言えば、多くの日本人がそれで悩んでいることはご承知のとおりで、ウェザーニュースの2010年3月の調査でもそれが証明されています。それによると、これまで、5人に1人が花粉症と言われていましたが、その調査の結果では、32.20%の方が花粉症に悩んでいることが判明したと伝えています。都道府県別では、日本で一番花粉症の方が多い県は静岡県の38.16%で、2位は群馬県で38.04%、3位は山梨県で37.32%、4位は栃木県で36.91%、5位は三重県で36.85%となっています。ちなみに全国平均は32.20%でした。さらに下位グループを見てみると、43位は長崎県で24.91%、44位は富山県で24.75%、45位は鹿児島県で21.33%となり、過去5年間の総花粉飛散量の順位を都道府県別に出した結果と比べると、花粉飛散が多いエリアほど花粉症も多い傾向にある事が分かったのです。この調査結果で分かったことは、関東や東海では全ての県で全国平均を上回り、東日本のエリアで花粉症に苦しんでいる人が多く、九州では全ての県で全国平均を下回り、花粉症に悩んでいる方が他のエリアに比べて少ないことが分かっています。
今回、塚本教授はダチョウの卵からインフルエンザウイルスなどの抗体を大量生産する技術を開発、マスクなどで商品化されています。グループが飼育するダチョウに、春先になるとまぶたが赤くなったり、涙目になる個体がいることから血液を調べると、抗体値が非常に高く「花粉症」と分かったのです。その結果、検査した雌のダチョウの約7割(40羽中27羽)が花粉症で、卵1個(卵黄400~500グラム)から約4グラムの抗体を取り出すことに成功したのです。花粉を不活性化するマスクなら4万~8万枚分に相当する量で、人の皮膚での試験(パッチテスト)で、花粉によるアレルギー症状を抑えることを確認したのです。
さらにグループは企業と共同で、室内や衣服に散布して花粉のアレルギー物質を不活性化するスプレーや、抗体を染みこませたフィルター入りのマスクなどの商品化を予定している。塚本教授は「花粉症に悩む人の苦痛やストレスは計り知れない。花粉症のダチョウが日本経済を救ってくれることを期待している」と話していると話しています。
スプレーや抗体入りマスクで花粉症が治まるならこんなすばらしいことはありません。今年はこれらで花粉症から救われる人が出てくると言う事ですね。
花粉症と言えば、多くの日本人がそれで悩んでいることはご承知のとおりで、ウェザーニュースの2010年3月の調査でもそれが証明されています。それによると、これまで、5人に1人が花粉症と言われていましたが、その調査の結果では、32.20%の方が花粉症に悩んでいることが判明したと伝えています。都道府県別では、日本で一番花粉症の方が多い県は静岡県の38.16%で、2位は群馬県で38.04%、3位は山梨県で37.32%、4位は栃木県で36.91%、5位は三重県で36.85%となっています。ちなみに全国平均は32.20%でした。さらに下位グループを見てみると、43位は長崎県で24.91%、44位は富山県で24.75%、45位は鹿児島県で21.33%となり、過去5年間の総花粉飛散量の順位を都道府県別に出した結果と比べると、花粉飛散が多いエリアほど花粉症も多い傾向にある事が分かったのです。この調査結果で分かったことは、関東や東海では全ての県で全国平均を上回り、東日本のエリアで花粉症に苦しんでいる人が多く、九州では全ての県で全国平均を下回り、花粉症に悩んでいる方が他のエリアに比べて少ないことが分かっています。
今回、塚本教授はダチョウの卵からインフルエンザウイルスなどの抗体を大量生産する技術を開発、マスクなどで商品化されています。グループが飼育するダチョウに、春先になるとまぶたが赤くなったり、涙目になる個体がいることから血液を調べると、抗体値が非常に高く「花粉症」と分かったのです。その結果、検査した雌のダチョウの約7割(40羽中27羽)が花粉症で、卵1個(卵黄400~500グラム)から約4グラムの抗体を取り出すことに成功したのです。花粉を不活性化するマスクなら4万~8万枚分に相当する量で、人の皮膚での試験(パッチテスト)で、花粉によるアレルギー症状を抑えることを確認したのです。
さらにグループは企業と共同で、室内や衣服に散布して花粉のアレルギー物質を不活性化するスプレーや、抗体を染みこませたフィルター入りのマスクなどの商品化を予定している。塚本教授は「花粉症に悩む人の苦痛やストレスは計り知れない。花粉症のダチョウが日本経済を救ってくれることを期待している」と話していると話しています。
スプレーや抗体入りマスクで花粉症が治まるならこんなすばらしいことはありません。今年はこれらで花粉症から救われる人が出てくると言う事ですね。