マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

ヒラリー氏が築いた「米クリントン省」!

2016-08-31 21:08:06 | 政治(国内・海外)
ヒラリー・クリントン前国務長官の私用メール問題は五月雨式に詳細が明らかになってきましたが、ここにきて豪雨に変わりました。クリントン氏がなぜ私的な通信設備を使用していのか、そこには何が隠されていたのかが、先週ようやく判明したのです。悪名高い同氏の私用サーバーは、クリントン氏が3年間クリントン財団の「長官」を務めていたことを隠すために設置されていたことが明らかになったのです。

 3月に本欄で、クリントン氏の秘密情報の不用意な扱いは重要な問題ではあるが、より重要なポイントが別にあると指摘しました。クリントン氏は国家秘密を暴露しようと思って私用サーバーを設置したわけではありません。それは偶発的な出来事にすぎません。同氏がサーバーを設置したのは、私生活の細部が明るみに出ないようにするためだったのです。すなわち、入念で広範囲に及ぶ資金調達や自己プロモーションのための組織、クリントン財団を取り巻く生活を秘密にしておくためだったというわけです。

 クリントン氏が――明確な倫理基準にのっとって――国務長官時代に財団と距離を置いていれば、私用サーバーや私用メールなどそもそも必要なかったはずです。そうであれば、クリントン氏の電子通信の大部分は国務省の職務に関連したものにとどまり、たまにヨガのスケジュールに関わるものが混じる程度だったはずです。連邦情報公開法当局者がのちに国務省のメールを精査したときも、明らかな「私用」メールをさほど苦労することなく選別し公表できたはずです。普通ならこうなっていたはずです。

 クリントン氏の私用サーバーのアカウントでやり取りされた同氏の側近、ヒューマ・アベディン氏のメールが先週公表されました。その内容から分かる通り、クリントン氏の問題は公私の区別がなかったことです。同氏にとって国務省と一族の基金であるクリントン財団は一体化された組織だったのです。同じスタッフを雇い、スケジュールを照らし合わせていたほか、財団の献金者が国務省に接近できるようにもなっていました。秘密のサーバーを保持していたのも、本来政府に提出すべき1万5000通のメールを削除したのもそのためです。

財団献金者の優遇を働きかけ

 先週公表されたアベディン氏のメールで最も注目されているのが、クリントン財団幹部のダグ・バンド氏が財団献金者を優遇するよう国務省に働きかけていたという憂慮すべき事実です。メールは保守系の行政監視団体「ジュディシャル・ウオッチ」が国務省を相手取った訴訟で公表したもので、その725ページに及ぶメールからは、メールのやり取りの頻度やその大半がいかに陳腐な内容であったかもうかがい知ることができます。バンド氏はクリントン氏にこの会議はできるか、あの会合は開けるか、いつブラジルを訪問するのかといったことを尋ねていました。アベディン氏の返事は、クリントン氏はそれに取り組んでいる、これに関する回答やあれに関する回答を得るだろうといったものでした。これらは単なるちょっとした知り合い同士のメールではありません。彼らはあいさつの言葉や署名は省いていました。これらは同じ目的に従事する2人の間で交わされたメールです。その目的とは、国務省とクリントン財団が1つになった組織のために働くことだったのです。

 今回もう1つ明らかになった重要な点は、マスコミの目の付けどころが間違っていたことです。マスコミが焦点を当てているのはクリントン氏が削除したメールです。確かに連邦捜査局(FBI)が復元した1万5000通のテキストの中に価値ある情報も含まれているでしょう。しかし、クリントン氏は忙しい人であり、国務省と財団を取り巻く日々の生活の細かいことの大半は信頼する側近が処理しています。彼らも私用メールを持っていたのはそのためです。初めからアベディン氏のファイルに目をつけていたジュディシャル・ウオッチは大したものです。次に急いで調査する必要があるのは、クリントン氏が国務長官時代に首席補佐官を務めていたシェリル・ミルズ氏の同様のメールです。

 今回明らかになった最も重要なことは、クリントン財団の問題が利益相反「のように見える」というだけにとどまらないことです。これは紛れもなく見返りを求める献金でです。バンド氏はクリントン氏に「われわれの親しい友人」であるバーレーンの皇太子と会談するよう求めるメールを送っていました。これは皇太子がクリントン財団の奨学金制度に数百万ドル寄付することで面会時間を買ったと言っているようなものです。疑いの余地はありません。

点と点がつながらない

 この点は先週のAP通信の報道でも明らかにされていました。AP通信は、クリントン氏が国務長官1年目に会った外部関係者154人のうち半数以上がクリントン財団の献金者だったと報じました。新興ウェブメディア「Vox Media」のコラムニスト、マシュー・イグレシアス氏らクリントン氏の擁護派は、154という数字には外交当局者や米政府当局者との数千回に及ぶ会合は含まれていないため、その数字は誇張されていると主張しています。

 確かにそうでしょう。国家の外交トップとしてクリントン氏は多くの外交当局者や米政府当局者と会う義務がありました。しかし、それ以外の人とはその義務はなかったのです。多忙な国務長官との面会にこぎつけたのは一部の幸運な人たちであり、驚くべきことに、そのほとんどがクリントン財団の献金者だったのです。

 クリントン氏にとって幸いなのは、(汚職疑惑は往々にしてそうだが)点と点を線で結ぶことが依然、難しいことです。「もらったもの」(財団への献金)と「見返り」(バーレーンの武器取引)はあちこちに見つけることができますが、それらを結びつける確固たる証拠は見当たりません。

 しかし、そこは重要でしょうか。今回発覚したのは、政府高官の1人が設置した私用サーバーの中に、倫理規定があるにもかからず高官が一族の基金とひそかに関わりを持ち続け、公的記録を破壊したことを示す証拠が保存されていたということです。これだけでも、クリントン氏を大統領候補として失格にするには十分ではないでしょうか。(ソースW

中国の人気ドラマが映す「中間層の不安」!

2016-08-30 13:53:33 | その他
中国で人気急上昇中のテレビドラマ「小別離」は子供たちを外国に留学させている3家族の物語を描いています。そこで浮き彫りになっているのは、中間所得層の将来への不安です。

 魯引弓氏の小説を原作とするこのドラマは先週から放送が始まり、リオデジャネイロ五輪と時期が重なったにもかかわらず世間の注目を集めた。映画やドラマなどの文化情報サイト「douban.com」によると、このドラマの平均評価点は10点満点中8.2点です。

 このドラマには中間層に広がる不安感が反映されていると批評家たちは指摘しています。この層の人々は絶え間なく不安を感じており、子供たちが良い暮らしをするための唯一の方法は中国を離れ、よその国で夢を追い求めることだと考えています。ドラマが契機となり、試験偏重の教育システムや教育熱心な「タイガーマザー」、父親、教師を巡る議論が巻き起こっています。ドラマに描かれている家庭内の衝突は主に子供たちの試験の点数が原因です。

 ソーシャルメディアで拡散されたあるエピソードの中で、中学3年の娘が父親に向かってこう叫ぶシーンがある。「私に尊敬してもらいたい? あなたは私のことを試験を受ける機械のようにしか思っていない!」

 大学入試の高い競争率に対するストレスが、外国に子供たちを留学させるひとつの理由になっている。

 ドラマの中で母親がこの娘に言った言葉はこうです。「いま上位100番までの中に確実に入ることができなければ、良い高校には入れない。良い高校に入らなければ良い大学には入れない。良い大学に入らなければ、あなたの人生は終わる」と。

 中国では年に1度の入試を受けなければ大学に入れない。競争率がとても高いため、子供が集中して試験を受けられるよう親はあらゆる努力をします。昨年の夏には、四川省のある母親が娘の受験に影響が出るのを恐れ、父親の死を2週間近く知らせていなかったというニュースが大きく報じられたそうです。

 作家の黄佟佟氏はチャットアプリ「微信(ウィーチャット)」で公開しているアカウントへの投稿で、このドラマは中間層の「集団的な不安」を反映していると述べていました。

 黄氏は「自分がいま持っているものはすべて壊れやすいものだと感じることはないだろうか。今のような暮らしは運が良かっただけだと感じることはないだろうか。子供たちは良い暮らしができるという確信はあるだろうか。これらは私たち一人一人が向き合わなければならない問題だ」と書いています。

中信銀行などが富豪458人を対象に実施した調査によると、子供たちを外国の高校に通学させる計画を持っていると回答した人の割合は30%でした。中信銀行などが富豪458人を対象に実施した調査によると、子供たちを外国の高校に通学させる計画を持っていると回答した人の割合は30%でした。硬直化した教育システムに不満を感じ、腹立たしさを募らせている富裕層の中で、子供たちを外国に留学させる親が増えています。教育省によると、留学するために出国した中国人の数は昨年52万人に達したそうです。2014年から14%近く増えています。

 中信銀行などが中国人富豪458人を対象に実施した調査によると、子供たちを外国の高校に留学させる計画を持っていると回答した人の割合は30%でした。中学校から留学させるべきだと考えている親も14%いました。

 米国では、外国人の中高生約6万人と小学生約6000人のうち、ほぼ半数が中国人だ(2015年11月現在)です。

 ツイッターの中国版「微博(ウエイボー)」で、あるユーザーはこう書いた。「このドラマを見ると悲しくなる。私もかつては試験の点数を巡って両親と口論をした。勉強、勉強で愛も気遣いもなかった」と。(ソースWSJ)

世界初の自動運転タクシー、記者の乗車体験記!

2016-08-29 20:59:38 | ネット、ビジネス、IT
おしゃべりなタクシードライバーに商業地区のワンノースで降ろしてもらったとき、彼にここに来た理由を教えるのは残酷だろうかと考えた。なぜなら、世界初の自動運転タクシーに試乗するためだったからです。

 自動運転車向けソフトウエアを手掛けるヌートノミーは25日、シンガポール中心部からさほど遠くないこの大学構内のようなエリアで、一般客を乗せた初の公道試験を開始しました。

 新興のハイテク企業やバイオテクノロジー会社がオフィスを構えるワンノース地区の道路は他のエリアよりも交通量が少ないので、ヌートノミーなどが運用する自動運転車を試験走行するにはうってつけなのです。ヌートノミーは、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者2人が設立したシンガポールの会社です。

 同社の自動車にはハイテクコンピューターが搭載されていますが、スター・トレックに登場する乗り物のような見た目でもなければ、テスラ・モーターズの車のように洗練されてもいません。車体後部にはコンピューターシステム用にドリルで開けた穴をふさいだ跡があり、それを除けばごく普通の小型車です。サイドにはヌートノミーのロゴが入っています。

 また、全ての隅にセンサーが設置され、屋根ともう1カ所にカメラが搭載されているほか、通常の車のバックミラーがある場所にはレーザーが設置されています。同社はワンノースのどこでも試験車を利用できる許可を政府から受けています。同地区のさまざまなルート――最長でもわずか4マイル(約6.4キロ)弱――を走行し、安全に停止できる場所で乗客を拾うようプログラムされています。

 記者が試乗した三菱自動車の電気自動車(EV)「i-MiEV(アイミーブ)」は走り出しが静かでした。安全性は感じられたが慎重すぎる走りで、アクセルの踏み込み方がまだよく分かっていない初心者ドライバーのような感じでした。

 後部座席にはコンピューター一式が搭載され、ヌートノミーの研究者が監視しています。研究者は万一に備えて前の座席に待機したドライバーと口頭でコミュニケーションを取り、コンピューターから見える映像と実際の状況を比較しています。ドライバーが運転を代わる必要がある場合は、2つある赤い停止ボタンの1つを押すか、ダッシュボードの上のコントロールパネルで手動モードに切り替えます。コントロールパネルの下には電子道路地図が表示され、現在地や周囲の物体が表示されています。

 ヌートノミーのダグ・パーカー最高執行責任者(COO)は、初期のテストでは予期せぬ事態にソフトウエアが対処しなくてはならなかったと話します。違法駐車している配達の車や子供たちを降ろすスクールバス、道路脇で着ぐるみ姿でレストランの宣伝をする男性などに遭遇したといいます。

シンガポールで25日、世界初の自動運転タクシーのサービスが始まりました(英語音声、英語字幕あり)
 残念ながら記者が乗っている間はそんな楽しい光景にはお目にかかれなかったのですが、駐車した車や信号無視をする多くの歩行者を避けなければならなかったのです。試験車はうまく対処しており、むしろ大げさなくらい危険を避けようとしていました。パーカー氏によると、システムは歩行者などの物体を特定・分類し、信号無視などの行動に先手を打っているといいます。そのため各状況にどう対処するかを判断する際に、動きが鈍くなることがありました。

 ワンノースの交通はおおむねどこも混雑しており、試験車が時速20マイルを超えることはなく、右折や左折、車線変更も数回でした。加速と減速は多少改善の余地があると感じました。乗り物酔いしやすい人は車内で長い間新聞を読まない方がいいでしょう。

 ハイテク製品好きの人であれば、自動運転車の試乗は楽しいでしょう。ただし、しばらくすると無人走行電車(シンガポールでは実際に運行している)に乗っているのと変わらない気分になってきました。すぐに日常生活の一部ように感じられたからです。

 ワンノースの短い乗車でも自動運転車の可能性を知るには十分でした。科学は大きな進歩を遂げたが、あの話好きのドライバーはまだしばらくは仕事を失わずに済むかもしれませんね。(ソースWSJ)

自動運転車がハッカーに乗っ取られる日!

2016-08-28 18:53:21 | 宇宙・サイエンス・科学技術
デジタル世界の情報セキュリティー問題を扱う専門家は悪夢のシナリオを思い描くのが大好きです。私たちの401K(確定拠出年金)を空っぽにしてしまうドローン。冷蔵庫を爆発させる電子メールの添付ファイル。映画をハッキングし、出演している豪女優マーゴット・ロビーの映像をすべてCG(コンピューターグラフィックス)のドクター・フィル(米で人気のトーク番組で司会を務める精神科医)に置き換えてしまうソフトウエア――。

 8月上旬にラスベガスで開催された情報セキュリティーの専門家による毎年恒例の国際会議「ブラックハット」とハッカーの技術力を競う「デフコン」で、こんな悪夢のシナリオが話題に上りました(ラスベガス自体がある意味、悪夢のような街ですが)。ブラックハットのようなイベントではすでに、自動運転車を狙ったランサムウエア(身代金要求ソフト)の話が専門家の間で取り沙汰されています。ドライバーがお金を支払わない限り、車内から出られないという悪意あるソフトのことです。また、自動運転車の操縦を乗っ取り、ドライバーが望まない場所、例えばラスベガスのような場所へ強制的に連れて行くというシナリオも考えています。

 あらゆる悪夢のシナリオの中で、自動運転車を標的にしたランサムウエアが最も悪質のように聞こえます。加害者は車の中に被害者を閉じ込めて、カネを支払うまで待つだけでなく、被害者を拷問のような状態に置くこともあり得るからです。車載ラジオが操作され、野球の指名代打者制度の廃止を巡るトーク番組をずっと聞かされ、その後、オクラを食べてどれだけ人生が変わったかについて本を書いた女性にNPR(公共ラジオ局)がインタビューした番組を24時間にわたって聞かされ続けることもあり得るというわけです。そうなれば、あなたは耳をそろえてカネを払うことになるでしょう。きっとそうなります。

 払わなければ、ハッカーたちはさらにヒートアップするでしょう。スポティファイ(スウェーデンの音楽配信大手)のアカウントから、あなたが運転中にどんな音楽を好んで聴いているのか、どんな音楽をひどく嫌っているのかを彼らは正確に把握しています。そして容赦なく攻撃するのです。

 自動運転車に閉じ込めたまま、ドライバーを望まない場所へ連れて行くことも想定できます。カナダ西部のアルバータ州。母親の家。職場。フーリガン(過激なファン)が自動運転車の操縦を奪えば、はるばるカリフォルニア州サンディエゴまでメジャーリーグ(MLB)のパドレスとブリュワーズの試合に無理やり連れて行かれるかもしれません。

 しかし、良い面もあります。ランサムウエアは適切な扱われかたをすれば、社会のニーズに応えて、暮らしをより快適にすることもできるのです。

 ランサムウエアに政治家の自動運転車を乗っ取らせ、長い間苦しめられてきた国民による遅すぎた報復を味わわせることができます。車内に閉じ込められた政治家はトーク番組で自分の口から出てきた発言を聞かされ続けます。もう二度と空虚な約束はしないと誓うまでそれは終わりません。そしてすべてがうまく運んだら、アイドル歌手のジャスティン・ビーバーや、シンガーソングライターでギタリストのデイブ・マシューズ、そしてロックバンドのフィッシュにモーツァルトの「レクイエム」を車内で聞かせ続けることができます。永遠に。全員が同じ車内にいれば尚のこといいでしょう。(ソースWSJ)

米株市場、年内利上げなら銀行株上昇も!

2016-08-27 13:04:43 | 経済・金融・投資
米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利上げすれば、銀行株は上昇する可能性が高い。つまり、昨年12月の利上げ時とは対照的な動きとなるだろうということです。

 12月にFRBが利上げへと踏み切った際、銀行株は大方の予想に反し下落しました。この利上げは、圧縮されていた融資利ザヤの万能薬にはならなかったのです。今年初頭、世界経済見通しが悪化したことも銀行株の足かせとなりました。S&P500種指数は年初から6.4%上昇しているのに、KBWナスダック銀行株指数は3.9%安の水準にとどまっています。

 バーンスタインのアナリスト、ジョン・マクドナルドは、その理由の一部は利上げ前に織り込まれていた銀行株の上昇期待と関係があるかもしれないと指摘しています。昨年末の利上げ発表前後ですら、そうした期待は崩れる兆候はありました。同氏が25日発表したリポートによると、利上げ発表の前日、S&P500の銀行株のパフォーマンスはS&P500種指数を2ポイント上回っていたのですが、利上げ発表当日はこれを1.5ポイント下回わりました。

 それから8カ月を経た現在、トレーダーは年内利上げの確率をほぼ五分五分とみており、一部のエコノミストは、イエレン議長が26日にジャクソンホール会合の演説で利上げ時期について何らかのシグナルを送り始めると予想しています。アトランティック・トラスト・プライベート・ウェルス・マネジメントの投資責任者、デビット・ドナビーディアン氏は「銀行は正直なところより高い金利構造を望んでいると思う」と述べました。

 しかし、今だから分かることですが、投資家は銀行株についてそれほど大きな上昇を織り込んではいなかったのです。マクドナルド氏は、銀行の株価は収益の低下見通しもあってより低下していましたが、全体の株価がより割高となる中、魅力を増しているように思えると指摘しています。

 利上げペースについては依然として、緩やかなものとなると予想されているため、予想外にこれが速まるとの示唆が少しでも見られれば、銀行株の上昇は勢いを増す可能性があります。昨年12月と現在ではもう一つ違いがあります。現在、原油価格は落ち着いている兆しがあり、投資家は銀行のエネルギー関連エクスポージャ―について以前ほど懸念していないことえす。

 ただ、マクドナルド氏は、一回の利上げだけで融資利ザヤについて見通しが一変するわけではないとみています。銀行株の反発が持続するには、多くの投資家にとって、「銀行融資の利ザヤ拡大が継続するとの見立てで銀行株を買うため、一貫した利上げサイクルに入りつつあるという何らかのシグナル」が必要となるだろうと指摘しました。(ソースWSJ)