マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

暫くお休みのため、スリーピングミュージックを流します。

2011-08-29 09:21:29 | 芸術(音楽など)・文化・歴史
事前にお伝えしたように、今月の29日より私の都合でしばらくブログが書けなくなりますと書きましたが、ちょっと時間があったので、今日は好きな人の曲を今までとは少し違う人を載せてしばらくお休みとさせて頂きます。

Жасмин (Jasmin)
1977年10月カスピ海西岸の港湾都市デルベント生まれ。母は指揮者、父はバレエ演出家。英語が得意で外国語学部への進学を希望していたが、母の急死を機に1997年医療専門学校に進学。卒業後、看護婦をしていた。歌を歌うようになったのは遅く、2000年からで大器晩成型である。レコード大賞など多くの賞に輝き、歌の上手さでは1・2位を争う。ロシア全土のみならず、東欧、アメリカ、メキシコ、イスラエル公演を行っている。
Тебе понравиться.wmv
http://www.youtube.com/watch?v=KsG1bmM7GgI&feature=channel_video_title


シークレット・ガーデン (Secret Garden) はアイルランド/ノルウェーのニューエイジ・ミュージック、新古典派音楽を演奏する2人組。ノルウェー出身の作曲家・ピアニスト、ロルフ・ラヴランドとアイルランド出身のヴァイオリニスト、フィンヌーラ・シェリーによって構成されている。インストゥルメンタルの楽曲が多いためか、日本では癒し系音楽として分類されることもある。

Secret Garden ~ Songs From A Secret Garden
http://www.youtube.com/watch?v=ZDUjt6iH52E&feature=channel_video_title


ирина билыкイリーナ・ビリック(Irina Bilik)は、1970年4月6日キエフで生まれ、キエフ州立音楽大学を卒業し、アルバムデビューは1990年で経歴は長く、ウクライナでは有名な実力派のポップス歌手です。最近ではロシアポップス界でも注目されているひとりでもあります。
Ирина Билык - Снег
http://www.youtube.com/watch?v=HqzGelVtmKk&feature=channel_video_title


エフゲニーヤクトドーガ (オイゲンヤクトドーガ)、 モルドバ( ソビエト)の 作曲家 。彼は多くの人気映画の音楽の作者です。
Евгений дога - Вальс облаков...
http://www.youtube.com/watch?v=XvOH6pWyEyI&feature=channel_video_title


アーネストコルターサルIIは、作曲家の家族に1940年にメキシコシティで生まれ(1940-2004)は現代音楽の作曲家、ピアニスト。彼は映画ラリサデラシウダードための背景音楽を作曲、18歳でメキシコに彼の音楽キャリアをスタートさせました。それ以来、彼は500以上の映画の背景音楽を作曲している。彼は世界第1位の音楽ウェブサイト上で第1位アーティストとしても大きな名声を獲得。 長年いたロスからメキシコに戻る。

ERNESTO CORTAZAR - Autumn Rose
http://www.youtube.com/watch?v=1Ntg5hz-Zcw&feature=channel_video_title


ジョヴァンニMarradi(1852-1922)はイタリアで生まれフィレンツェ フィレンツェで教育を受ける。バンニは、21世紀の最も成功した表現主義ピアニストの一人で、作曲家、 レコーディングアーティスト、 教師(20歳以上 )、 アレンジャー、 とパフォーマー といろいろな顔を持っているようだ。世界で販売されている百2万のCD! そのレコードはまだジョヴァンニの優れた功績の一つであり国際的な作曲家。(自動翻訳のため偉約?)
GIOVANNI MARRADI - Just for you
http://www.youtube.com/watch?v=rGquI3rlThc&feature=channel_video_title


ヴァネッサ・メイ(Vanessa-Mae, 1978年10月27日 - )は、シンガポール出身のヴァイオリニスト。現在はイギリス国籍。いわゆるオルタナティヴとかフュージョンと呼ばれるジャンルのミュージシャンとして、クラシック音楽とポップスの垣根を越えて活躍している。
Vanessa Mae - I feel love
http://www.youtube.com/watch?v=qNO3T1vog38&feature=channel_video_title


ルネFroger( アムステルダム 、1960年11月5日)がオランダの 歌手 。
RENE FROGER - How Do I Stop Loving You
http://www.youtube.com/watch?v=BQXxsfj_1nc&feature=channel_video_title


ツェッペリンITAを率いて、その肌触りで、歌より最高と海の花。不明よくわからない。
Era - Flowers Of The Sea
http://www.youtube.com/watch?v=tPrAWZ-9eSk&feature=channel_video_title


Bernwardコッホ。ドイツの作曲家、ピアニスト、キーボーディストです。さらに彼は、パーカッション、ベース、そしてギターもしている。 彼の音楽は主にキーボード、フルート、ギター、そしてパーカッションに富むピアノから明確に認識できるメロディーと、なだめられるような落ち着いたスタイルを連想させる。
BERNWARD KOCH - Wonderful glider
http://www.youtube.com/watch?v=8RvZkIUq9Dc&feature=channel_video_title

地球上で最も早い男は今夜の世界陸上で決まったが予想外の展開に!!

2011-08-28 19:33:07 | 健康・医療・スポーツ
いま韓国で世界陸上2011が行われていますが、その中でも世界最速を争う100メートル走は最も注目される種目の一つです。その大会2日目の28日の今日、男子100メートルの準決勝と決勝が行われ、そこで人類最速の男が決まるわけで、世界中の人がボルトの記録に注目していると思います。北京五輪男子400メートルリレー銅メダリストの朝原宣治さんは「ボルトは正直、よく戻してきたなと思います。(今季転戦した)ヨーロッパでは苦しそうで、ガムシャラに何とか勝っている感じだったのが、今日の予選はスタートも加速も、うまく修正されている。調子が悪いなりに、期待を裏切らない走りができるのは、やはりすごいですね」と言っています。

そして「ただ、ベルリン(9秒58の世界新記録を出した09年世界陸上の時のような、体のど真ん中から力が伝わるような、躍動感があると、もっと速くなる。今はまだ、足で走ろうとしている感じです)という見方をしていて、「そうはいっても準決勝からエンジンをかけ始めるでしょう」と言っています。しかし準決勝の様子を見ている限りではエンジンを掛け始めたという感じはないようで、余裕の走りで最後はいつものようにスピードダウンをしており、見ていてボルト選手の調子を推し量れるほどではなかったというか、かなり力をセーブしていて調子を推し量ることができないと言う感じでした。しかしそれは力を抜いているのではなく予選、準決勝、決勝と言う段階を踏まえて、力の配分を考えて走っているわけで、そういう意味では力配分を考えて頭を使っているということです。当然トップスピードが出せるのが決勝になるように考えているはずです。しかしタイム的には10,05と振るいませんでした。解説者によれば最初の初速が足りなかったのではなかったかという見方でした。

もし対抗できるとすれば、ボルト以外の3人のジャマイカ勢でしょうか?みんな調子は良さそうです。そして注目はルメートルです。ガトリンと同走でも堂々とした走りを見せました(1着ルメートル=10秒14、2着ガトリン=10秒31)が、非黒人以外では白人が10秒の壁を破って予選に進んできたことは初めてのことだそうです。浅原さんは「でも正直、悔しいです。白人選手が決勝に残るのは。自分が選手時代に達成したかったし、今大会(の男子100メートル)に日本選手が出ないことにも、責任を感じます。ただ、彼の走りは非黒人選手の刺激になればいいですね」と言っていました。実際、準決勝でボルトと一緒に走りましたが、C・ルメートルはボルトについで2位となり決勝に進む権利を手にしています。記録は10,11秒とたいした数字ではありませんが、このグループで決勝進出したことは実力があることを証明しています。

100メートル競走では3組に分かれて走るのですが、それぞれのグループの2位までが決勝に進出でき、プラス3位以下の中の上位2名が決勝に進むシステムになっています。そしてフライングは1発で失格になるのでスタートが良いか悪いかはかなりそのシーズンの調子に影響を与えます。実際、ボルトも今まではそれほど調子はよくないようで、ぎりぎりで勝った試合もあったのですが、その苦手としているスタートを今回はかなり自身をつけてきて臨んで来ているようでした。準決勝まではその点も上手くいっていて、それほどプレッシャーを感じている様子はありません。そしていよいよスタートの時間となりボルトは5レーンを走ります。注目のルメールがもし決勝で勝てば、始めての出来事になるという意味でも注目の試合です。2年前にボルトは9,58秒で優勝していますが、今回はどんな記録を出すかが今回の見所で、どのくらいのぶっちぎりで走るか楽しみです。

ここまでのベストは9,88と調子は良くなかったのですが、予選では久々に調子が良くベストな走り(スタートの仕方)だったとボルトは言っていました。そのときは確かにぶっちぎりのスタートでしたから。対抗馬としては同じジャアマイカの3人組でしょう。そしてついにそのときが来ました。スタートと同時に飛び出したのはボルトだったのですが、それが何とフライングだったのです。まさかこんな結果を予想していなかったので、フライングに会場は騒然となってしまいました。私としてもこんな形で100メートルの試合を見たくはなかったほどです。これで7人全員にチャンが出てきたのです。となるとジャマイカ勢か、ひょっとしたらルメールが入るのかと注目を一心に集め走りはじめました。中盤になるとジャマイカ勢のブレイクが抜け出し先頭を走り始めました。注目のルメールはその後に付けていて4位でした。結局、優勝したのはボルトのトレーニングパートナーであるブレイク(21)が9,92で優勝したのです。ボルトとしては悔やむに悔やまれなかったでしょうが、せめて同じ仲間が優勝してくれたことはせめてもの慰めだったでしょうね。

世界の人々もボルトのぶっちぎりの走りを期待していただけに、今回の結果には失望していると思います。私達が考えている以上にボルトにはプレッシャーがかかっていたのでしょうね。ボルトも前回と今回の2連続優勝することに意味があると言っていましたから、そうしたことも重なり最後の最後でフライングを起こしてしまったのでしょう。残念ながらボルトの夢は潰えてしまいました。ボルトも大変悲しいでしょうが、私達もこんな結末になって非常に残念な大会となってしまいました。この後200メートルにもエントリーしているそうですのでそこで頑張ってほしいですね。

アマゾン川の地下にさらに大きな大河が流れていた!全長6000キロ、幅200~400キロ!!

2011-08-27 22:12:05 | 自然・環境問題・古生物
まず記事を書く前にお知らせがあります。今月の29日より私の都合でしばらくブログが書けなくなります。いつも記事を読んで頂いているだけに誠に申し訳ありませんが、しばらく休みになりますがよろしくお願い致します。9月の半ば過ぎになれば頃にはまた書けるようになるかも知れませんが、状況次第ですのではっきり申し上げられませんが、9月いっぱいかかるようなことはないかと思っております。また書き始めましたら今まで同様、また記事を読んで頂ければ嬉しいです。どうかよろしくお願い致します。


アマゾン川の地下に別の大河が流れていた!ブラジルの天文台の研究グループは27日までにアマゾンの地域の地熱を調べた結果、同地域の地下4キロにアマゾン川より幅の広い全長計約6000キロの地下水脈が流れていることが分かったと発表しました。ただブラジルの天文台Gがなぜ地熱を調べているのかが分からないのですが、天文台って宇宙を調べているところではなかったのではないのでしょうか?地熱を調べたと聞いてちょっと不思議な感じがします。

アマゾン地方の地下に大量の水が存在することは指摘されていたそうですが、アマゾン川を上回る巨大な水流の存在が確認されたことは、未解明の謎がいまだ多いアマゾン地域を知る上で貴重な成果だとしています。しかも地図を見るとその川は源流のほうまでいっていて、同じ太さの幅で描かれているのです。正確に地下水脈の地図が描かれていないと言われればそれまでですが、普通は川幅と言うのは下流に行くにしたがってだんだん川幅が広がっていくわけで、何で最初からそんなに川幅の広い川が地下にあるのか疑問に思ってしまいました。

もちろんアマゾン川に行った事はありませんが、アマゾン川の河口は日本人では想像できないほど大きいそうで、どこからどこまでを河口と考えるかにより大きく異なりますが、その幅は東京から広島市・福岡市までの距離に匹敵する中洲のマラジョ島を挟み(ということはその川幅はもっと広いと言う事です)、ベレンからマカパまでは 480 km 海に出る河口はラッパ状に大きく広がり、最大幅は700km以上(これは宗谷岬から東京までが約1000キロですからその広さが分かると思います)もあり川幅は世界一もあるそうです。ちなみにマラジョ島は九州より僅かに広い面積を持つ中洲だと考えられているそうですが、九州より広い中洲島だなんて言われればその河口の広さが想像できるというものです。

ところが今回発見された地下水脈は、同グループの研究者の名前から地下水流を「ハムザ川」と命名したそうです。ところが地元のエスタド・ジ・サンパウロ紙によると、ハムザ川は幅が200~400キロで、アマゾン川河口付近の倍以上もあるそうです。ということはその地下水脈の中に日本列島(日本列島の長さは約3000キロ、幅はどこを取るかで違いますが、例えば九州なら縦の長さは大雑把ですが200キロです。アマゾン川の長さは約6516キロでナイル川についで世界2位の長さの川です)がすっぽり入ってしまうほど大きいということになるわけで、いかにこの地下水脈が大きいか分かるかと思います。

ボリビア国境からアマゾン川河口に向けて北東方向に流れていますが、土砂交じりのため流れは遅く、最大秒速2メートルのアマゾン川に比べ、ハムザ川の水は1年で10~100メートルしか進まないそうです。今後アマゾンの水を考えるときには地下水脈も考慮しなければならないと指摘しています。これは遠い将来の話なのですが、いずれアマゾンは草原地帯になるという話を聞いた事があります。そうしたことを考えれば、当然地下水脈のことも考えた開発をしなければ、人間の手でアマゾンの乾燥を早めることになってしまうかもしれません。

カダフィ大佐の「夢の跡」、要塞には無残な爪痕!これが独裁者の末路!

2011-08-26 22:14:26 | 政治(国内・海外)
まず記事を書く前にお知らせがあります。今月の29日より私の都合でしばらくブログが書けなくなります。いつも記事を読んで頂いているだけに誠に申し訳ありませんが、しばらく休みになりますがよろしくお願い致します。9月の半ば過ぎになれば頃にはまた書けるようになるかも知れませんが、状況次第ですのではっきり申し上げられませんが、9月いっぱいかかるようなことはないかと思っております。また書き始めましたら今まで同様、また記事を読んで頂ければ嬉しいです。どうかよろしくお願い致します。




毎日新聞の記者が、政権崩壊で逃亡したリビアの最高指導者カダフィ大佐が拠点としていたバーブ・アジジヤ地区に25日入った記事が載っていました。それは高さ約6メートル、全周約6キロの防護壁に囲まれた巨大な「要塞」だったそうで、主であるカダフィ大佐を失ったその要塞兼自宅は、随所に弾痕や火災の跡が残っており、戦闘の激しさを物語っていたそうです。トリポリ市内に住む男性が語ったところによると、「追放される前はこの要塞の壁沿いに一定の間隔で銃口が覗き、監視等が立っていた」そうで、「革命前はこの周辺で止まるのはご法度だったそうで、撃たれても文句は言えなかった」ということを言っています。殺されても誰も文句を言えなかったですから、カダフィ大佐と民衆との距離が近いどころか国民からは遊離した独裁者だったことを象徴しており、42年間にわたる独裁者と一般市民の冷たい関係を物語るような話です。利権を独占して蓄財に励んでいたのは出身部族や大佐の一族などの親族であり、そうした人間で要職を固め、それ以外の国民には石油の恩恵とはほとんど無縁だったのです。これは独裁政治によくあるパターであり、リビアもまた同じだったのです。わかってはいましたが。

周辺に砲撃で破壊されたとみられる民家が残り、自動小銃や迫撃砲の発射音が響いていたそうで、バーブ・アジジヤの東側壁沿いには、反体制派とカダフィ派の交戦跡とみられる焼けただれた自動車が並んでいたそうで、激戦の跡をうかがわせる光景だったそうです。「自らを国民から防御するために造られたかのような要塞の構造は、多数の弾痕の残る鋼鉄製の門が開かれた敷地入り口から、略奪したとみられるマットレスやイスを積み込んだトラックが出ていたそうで、イラクのフセイン元大統領のように独裁者の末路はみんな同じであり、宮殿の中のものが略奪され、破壊されていくことはどの独裁者も同じ道を辿っていることがよくわかります。路面には銃弾の薬きょうがいっぱい散乱しており、カダフィ政権下の国旗だった緑の旗が踏みにじられて残っていたそうで、国家体制が破壊されるということはこう言うことなのだと思ってしまいます。

敷地内の二つ目の防護壁を通り抜けると、兵舎とみられるコンクリート製の施設が南北方向に200メートルほど続いていたそうで、ドアの脇には英語で「ここはリビア人の土地だ」「リビア人民を空爆するな」と書かれた張り紙あったそうです。今となってはこの張り紙も「兵どもが夢の跡」とは違いますが、なぜかそんな光景とダブってしまうような光景ですね。兵舎内に入いると、マットレス、衣服、軍服、軍靴、痛み止め、歯磨き粉、整髪料、トランプ、音楽のCDなどが散乱しており、直前まで若い兵士らが生活していた跡が生々しく残っていたそうです。それを裏付けるかのように自炊していたとみられる台所には玉ねぎやパスタも残されていたのですが、壁には弾痕が無数にあり、ロッカーが倒れていたそうです。兵士同士でカダフィ政権側と反体制派の衝突が起きたとも取れる状況だとも言っています。

しかしカダフィ大佐が捕まったわけでもなければ、息子も逮捕されたと言われていたにもかかわらず逃げられたとも言われていることもあり、銃撃音が次第に強まり、迫撃砲の音も強まり始めたそうです。そのためかトリポリで常態化している「祝砲」ではなく、周辺で戦闘が起きている模様で、反体制派が完全に首都を制圧したとは言い難いような感じです。門から出ると、砲声の聞こえる方向から走ってきた車の運転手や周辺の住民が身ぶりで「逃げろ」と言っていたことがそれを物語っているかのようです。大佐の主力部隊も多くがこつ然と姿を消したと言われており、トンネルも多く掘られていることもあり、まだ知られていない秘密の通路に武器、弾薬、食料などが隠されている可能性も否定できません。そう考えるとリビア政府側がゲリラ化して、アフガニスタンのようになる可能性もあると言われているくらいです。それだけにまだ油断ができない状況にあるのではないかと心配されます。

ついにジョッブズ氏CEOを辞任!アップル王国の転換期になるか注目!

2011-08-25 22:20:27 | ネット、ビジネス、IT
アップルのジョッブズ氏がついに引退を表明しました。来るべきものが来たということで、株価は24日の時間外取引で株価は一時7%下落したそうです。今までもジョブズ氏に大きな動きがあるとAppleの株価が急激に下がったりしていましたが、これまではジョッブズ氏の代行ということもあって、その後は株価も回復し、全体でみると驚異的な伸びになっているのです。しかし今回のジョブズ氏の件は「辞任」ということなので、一時的に他の人が代行するのとは話が違います。取締役として残るとしてもCEOではなくなります。だとすれば、プレゼンテーションも出てこなくなるでしょう。今までなら「ジョブズ・カムバック」があったのでまだ良かったのですが、もうそういう事もなくなると思うと、今後のAppleの行方を心配し、株価も一時的にしろ大きく下げたということでしょう。もしさらに大きく下がるようであれば反対に買い場になるかもしれないという気はします。

後任に決まったのはクック氏ですが、今までも、ジョッブズ氏が今年1月病気休養したときも日常業務はクック氏が代行してきており、例えば決算発表や株主総会には必ず登場しています。こうしたことを経験しているからこそ、その実務能力については多くの人が認めているところで、そういう意味ではクック氏に後任を任せても不安はないようです。事実アップルを実際に動かしているのはクック氏だと言われていたのですから。ジョッブズ氏が2004年に膵臓がんの手術を受けて休養したときも、また09年には肝臓移植を受けて休養した際にもCEOを事実上代行しているのです。そんなわけで実務家としての手腕は実証済みなのです。ジョッブズ氏も手紙で「後継者には計画通りクック氏を公認CEOに強く推薦する」と言っています。それほど実務家としてのクック氏の能力を高く評価しているのです。

しかしそれでも株価が下げたことは、それだけジョッブズ氏のアップルでの存在の大きさを見せ付けたものであり、会長として今後も経営にタッチしていくとしても、ある不安が拭い去れないからだと思うのです。それは、「ジョブズ氏の創造性や先を見通す能力を代替できる人物はいない」(米メディア)と「ジョブズ後」の経営を不安視する見方は根強いからです。クック氏は実務家としての実力は高いかもしれませんが、クック氏に欠けているのはジョッブズ氏のような独創性や、研ぎ澄まされた次期商品に対する嗅覚の鋭さや、時代の一歩先を読む力です。こうした能力をジョッブズ氏が持っていたからこそ、瀕死のアップルを株価時価総額で世界トップになるほど引っ張ってこられたわけです。クック氏と徹底的に違うのはこの点なのです。こうした独創鋭や時代を読む嗅覚が優れていなかれば実務能力がいくら高くても新たな成長商品を開発することはできないからです。

反対に言えば、好調な経営と革新的な製品開発を持続できるかが最大の焦点になるわけで、米グーグルや韓国のサムスン電子などとの競争も激化しており、指導不足をきたせば、すぐアップルの優位性が揺らぐことはないにしても、少し先を見たときにはアップルの立場がどうなっていくかわからないほど時代の変化は早いのです。そういう意味では、今、ジョブズ氏がCEOの職を離れるのは以前から予想されていたことであって、アナリストらは株価下落を重要視していないと言っています。「率直にいうと、これで懸念が取り除かれたわけで、今までは、この日がいつやってくるのかが分かっていなかった。不安を煽っていたとも言えるわけで、この時期でのCEO辞任の発表はちょうど良かったのかもしれません。と言うのも、絶頂期での発表であり退任するには良いタイミングであり、かと言って完全に引退するわけではなく会長に止まるとあれば、大きいな方針が引き続きあるはずであるし、仮に完全に引退したとしても、企業は長期計画とか中期計画とを作成しているわけで、そこにはジョッブズ氏の息のかかった計画がすでに織り込まれているはずで、当分成長船路線に変更は起こらないと考えるからです。

そうはいってもCEO辞任は社員には大きなショックであり、引き続き求心力をどう維持するかと言うことに配慮しなければならないと言うことは言えます。