マックンのメモ日記

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火星の土に水分を確認!もしかしたら将来火星への移住という事もあるかも!

2013-09-30 21:38:27 | 宇宙・サイエンス・科学技術
火星の表面にある土を無人探査機「キュリオシティー」の装置で分析したところ、重さにして2~3%の水分が含まれていることが分かりました。これは太古の火星が水に溢れる環境だったとの見方を裏付ける結果です。チームの研究者はこれにより「将来の有人探査の際に、地表の土から水を手に入れることが可能になるかもしれない」としています。

キュリオシティーは昨年8月の着陸以来、移動しながら地表の細かい土を採取し、数回分のサンプルを装置内で過熱して、放出された化学成分を調べると、二酸化炭素や酸素、硫黄化合物に交じって、比較的多くの水が検出されたそうです。どうも水は長い年月の間に土の内部に閉じ込められたらしいとのことです。

火星はエネルギーという点では地球から向かうのが最も簡単な惑星です。化学燃料ロケットを使っている今の飛行では、火星への旅には数ヶ月の期間がかかりますが、人類が火星の土を踏むという事になれば、水の確保という事が可能になるだけに火星着陸の可能性が出てきたという事になります。

火星の1日は地球の1日に非常に近く、火星の太陽日は24時間39分で、火星の表面積は地球の28.4%。地球の陸地(地球表面積の29.2%)と比べてわずかに少ない程度です。そして火星の赤道傾斜角は25.19°で地球の23.44°に近いため、火星の季節は地球とよく似ているという事も言えるのです。ただし、火星の1年は地球の1.88年相当であるため、各季節は2倍近い期間続く。火星の天の北極は小熊座ではなく白鳥座となります。

火星は大気を持ちますが、地球大気の0.7%と薄いものです。しかしながら、多少なりとも太陽放射や宇宙線を和らげる上、宇宙船が空力ブレーキを使うのに利用することもできる点も有人火星着陸に有利ではあります。NASAなどによる21世紀初頭の観測は、火星に水が存在するという主張を裏付けるものとなったし、今回の調査でも水分を確認したという事で、火星には地球型の生命を支えるのに必要な元素がかなりの量存在している可能性が高いと言えます。

その一方で、地球と火星の間には違いもあります。火星の表面重力は地球の1/3にすぎず、この重力下で低重力での健康上の問題が発生しないかどうかはよく分かっていないのです。
また火星は地球と比べて非常に寒く、平均表面温度は-43℃で、最低温度は-140℃です。そして火星表面に液体の水の存在は確認されていませんし、火星は太陽から遠いため、表面に届く太陽のエネルギーの量は、地球や月に届く量の半分程度でしかありません。それに火星の軌道は地球のそれよりも潰れた楕円であるため、太陽との距離の変化が大きく、温度や太陽定数の変化を激化させる要因もあります。

火星の気圧は、人間が与圧服無しで生存するには低過ぎるので、火星表面に作る居住施設は宇宙船のように与圧式にする必要があります。火星の大気は薄いのですが主成分は二酸化炭素であるため、火星表面でのCO2の分圧は地球の52倍にもなると言います。もっとも、このため火星上で植物は生育可能かもしれないのですが。それと火星の磁気圏はとても弱く、太陽風を防ぐのに十分ではないと言ったような問題もあります。

しかし水の確認が取れたことで将来火星への移住と言う話も小説の中の話ではなくなるかもしれません。

不妊治療、40代はなぜ難しいのか!それは卵子の質、加齢で低下など!

2013-09-29 20:34:26 | 宇宙・サイエンス・科学技術
体外受精や顕微授精と言った不妊治療で生まれる子供は、国内で32.4人に一人にのぼるそうです。しかし、30代後半以降だと卵子の質が低下し出産がうまくいかないケースが増えてくるそうです。質を左右する遺伝子は特定できておらず、人工的に若返らせる方法も見つかっていません。「寿命は延びても、女性が生殖能力を維持できる期間は変わりません」と、慶應大学医学部の吉村教授は、不妊治療に頼る女性に言っています。

卵子は胎児の段階で約700万個に増えるのですが、その後は減り続けて再生はしないのです。出生時には約200万個、思春期には20万~30万個で、1000個以下になる50歳前後で閉経を迎えるのです。つまり年齢とともに卵子の細胞質では呼吸やエネルギー生産を担うミトコンドリアの機能や、タンパク質合成の働きが低下していくのです。そのため受精能力が下がり、不妊治療を受けても妊娠しなかったり、生まれた子供に異常が見つかったりしやすくなるのです。

日本産婦人科学会のまとめでは、2011年の治療総数に占める妊娠率は20代半ばの女性で20%台後半。30代後半では10%台に落ち、40代後半では3%を割ります。出生率の比率はさらに低くなります。こうした理由から、厚生労働省は不妊治療への公費助成について、対象年齢に上限を定めることを含めた制度改正の検討を始めると発表しました。現在有力視されているのは、39歳を上限とするというものであり、40歳以上では医学的な有効性や安全性が低いというデータから来ているのです。

年をとっても肌艶がよく若々しくて元気な「微魔女」と呼ばれるような人もいますが、「妊娠できる能力とは無関係なのです」。健康な30代前半の女性の卵子に比べ、40代前半の女性の卵子は形が整っておらず細胞質にデコボコが見えるそうです。吉村教授らはマウスを使い、卵子の質を左右する遺伝子を探っていて、ミトコンドリアの働きに関わるものなど数十種類が関係している模様だと言います。それが人間ではさらに多数あると見られ、どれが決定的なのか特定は難しいようです。

最近は受精卵だけでなく、受精前の卵子凍結のニーズも高く、人生設計に合わせ、最適なタイミングで使おうと考える人が増えています。しかし人間の都合で出産を人工的に制御するわけで、それが良い事なのかは議論の分かれるところではあると思いますが、自然界を見れば人間だけが特別な事をしているわけで、自然の法則と言う観点から見ると難しい問題です。日本生殖医学会は今年9月に発表したガイドライン案で、凍結・保存する未受精卵を採取する年齢として「40歳以上は推奨できない」としています。優れた技術があっても、凍結・保存による妊娠・分娩時期の先送りは勧めないとしています。

今世紀末には気温4.8度、海面82センチ上昇すると国連パネルが警鐘を鳴らしている!

2013-09-28 22:18:37 | 自然・環境問題・古生物
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は二十七日、スウェーデンのストックホルムで、人間の活動を原因とする地球温暖化が、異常気象や雪氷の融解など地球上にさまざまな異変をもたらしていると指摘し、今世紀末に地球の平均気温は最大四・八度、海面水位が同八十二センチ上昇すると予測。報告書の改定は六年ぶりで、最も信頼できる科学的知見として、一部にくすぶる温暖化への懐疑的な見方をきっぱり否定、世界の温暖化対策に影響を与えると警鐘しています。

同部会のストッカー共同議長は会見で「気候変動を抑えるためには、温室効果ガスの排出量を大幅かつ持続的に制限する必要がある」と訴えており、前回報告書とは計算想定が異なるため単純な比較はできないが、グリーンランドや南極大陸などの氷床が海に流出する効果を新たに考慮したため、海面上昇幅は以前の予測よりも大きくなったと言っています。また報告書は「二十世紀半ば以降に観測された温暖化の主な原因は(化石燃料を燃やすなどの)人間活動であった可能性が極めて高い(95%以上)」と指摘しており、前回の「非常に高い(90%以上)」より踏み込んだかたちとなっています。

海水温が上部だけでなく、3千メートルより深い深層部でも上昇していることや、海面上昇の加速など、さまざまな変化をもたらしていることも紹介しました。世界の平均気温は1880~2012年の間に0・85度、平均海面水位は1901~2010年の間に19センチ、それぞれ上昇したそうです。最近約15年間は気温の上昇ペースが鈍っていますが、長期的には温暖化の傾向が明らかだとしています。将来は、地球上のほとんどの地域で降水の大小の差が広がるとし、海に溶けるCO2が増えることで、生態系への悪影響が懸念される海洋酸性化が進行すると指摘しました。

IPCCは今年から来秋にかけて四種類の報告書公表を予定しており、今回が第一弾。国連の気候変動に関するIPCCの報告書は、日本も含む中緯度の地域で「今世紀末までに極端な降雨が、より強く頻繁になる可能性が非常に高い」と予測しました。報告書の策定に携わった筑波大の鬼頭昭雄主幹研究員によると、日本に関してはさらに「梅雨期の雨が強まる可能性が高い」と言及しています。ただ、鬼頭氏は「これまでのIPCCの見解を踏まえたものだ」と説明。従来の予測から大きな変更はないと言います。

日本は近年、経験のないような豪雨が各地で発生するなど、極端な気候現象が多発しています。気象庁の横手課長は「全て温暖化が原因とは言えないが、今後、温暖化の進行とともに極端な雨がふる可能性がある」と警告しています。確かに日本でも集中豪雨が多発しているし、竜巻なども以前に比べ増えてきています。温暖化問題が取り上げられた当初は、温暖化にはなっていないと言う意見もたくさんあり、温暖化に対し懐疑的な意見も多かったのですが、現状を見る限りにおいては地球の気候がだんだん変わってきていることは実感していると思います。

温暖化が過度に進めば人間や経済活動に不利益なことが多いと言うのは、科学者らの間では一致しています。平均気温の上昇が2度を超えると、気候変動に伴うリスクが高まるとされ、グリーンランドや南極の氷河が一段と溶けて海面が上昇し、島しょう国や地域の低地の一部が消滅することも考えられるのです。このままいけば農業や水産業などが大きな打撃を受けるほか、動植物の生態系が変わる恐れもあるのです。

安藤美紀選手、2年のブランクと、出産を乗り越えての2位はさすが元世界女王の貫録!

2013-09-27 21:28:14 | 健康・医療・スポーツ
フィギュアスケートのソチ冬季五輪予選を兼ねたネーベルホルン杯は26日、ドイツのオーベルストドルフで開幕し、35人出場の女子ショートプログラム(SP)で約2年ぶりの復帰戦となった元世界選手権女王の安藤美姫(新横浜プリンスク)は3回転―2回転、単独の3回転、2回転半の全てのジャンプを着氷して59・79点を出し、2位となりました。ちなみに1位は昨季の世界ジュニア選手権覇者の14歳、エレーナ・ラディオノワ(ロシア)が64・69点で首位に立ちました。

2011年10月のジャパン・オープンを最後に休養し、4月に女児を出産した安藤選手は、4番滑走で登場し、技術点で0,13点を出し、国際スケート連盟が五輪出場の条件として定めたSPの最低技術点(20点)を上回りました。まさか2年間のブランクで、しかもその間に出産を経験した状態で、よくここまでまとめることができたと思います。ブランクがあるだけでも、いろいろなところの筋肉が衰えて元の状態に戻すには大変な努力がいるのに、出産経験までしていてこの点数をたたき出したのですからさすが元女王ですね。

演技は前奏がなく、いきなり歌のメロディから始まった「マイウェイ」曲に載せて滑り始め、安藤選手も人生の曲折と言う前置きを抜きにして、ソチ五輪に挑むいちスケーターとしての実力を2分50秒で表現したのです。「正直、ここまでまとめられるとは思わなかった」と本人は言っています。冒頭の3回転ルッツと2回転ループの連続ジャンプは後者が回転不足となったのですが、3回転ループとダブルアクセルは成功したのです。技術採点は30.13で、五輪出場資格のために求められた20点を難なく超え、演技構成点も、5項目中4項目で7点台中盤だったのです。

本人も言っているように「自分でも未知の世界」。以前と体型も骨組みも変わっているし、ただでさえ、アイスショーとは重圧が違う実戦。今大会は出場決定から10日ほどしかなく、復帰前は試合ごとに3週間かけていた準備を急いだそうです。曲が進むにつれ表情はほぐれ、決めのポーズで笑顔ものぞくほどだったそうです。復帰後に2位につけるなどまだまだ安藤選手には力があります。

後半は滑りのスピードが落ちる場面もあり「まだ感情を出すところまで余裕がなかった」と言っていますが、これらの課題は今後の練習でだんだん克服していくものと思います。今回からは自分の子どもとともに臨む集大成の五輪になるだけに、ソチ五輪に向け調子を上げて行き初の五輪メダルの獲得に結び付いてほしいですね。

睡眠時間を遺伝子が調整していることを突き止めた!

2013-09-26 23:03:40 | 宇宙・サイエンス・科学技術
筑波大学の柳沢正史教授らと理化学研究所は、睡眠時間を調節する遺伝子をマウスを使った実験で見つけたと言います。それは少なくとも2種類あると言います。そしてそれは人間にも同じ遺伝子があるとみており、長く眠らないと調子が出ない人や短時間の睡眠でも大丈夫な人がいる謎が解明できる可能性があるそうです。今後、睡眠障害の診断や治療への貢献も期待できそうだと伝えています。

眠りの長さは同じ種類の動物でも個体差があると言います。極端に眠りが長かったり短かったりする個体は通常とは異なる遺伝子を持っていると見られています。

研究グループはマウスの遺伝子にランダムに突然変異を起こして、腦波と筋肉の活動の様子を測定すると事で睡眠の状態を分析し、約6000匹のうち眠りに異常があるマウスについて調べたところ、10の家系に遺伝子の異常が見つかったそうです。この10の家系の遺伝子を詳しく調べ、極端に睡眠時間が長いマウスなど、2つの家系でそれぞれ異なる遺伝子を突き止めたと言います。

柳沢教授は「睡眠時間を制御する中心的な役割を果たす遺伝子だろう」と分析しています。残る8つの家系の遺伝子を解析すれば、睡眠の量にかかわる遺伝子をさらに発見できると見ているそうです。そうすれば不眠治療への応用に対する期待が持てるかもしれません。