マックンのメモ日記

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可愛いですよ。

世界に広がる日本のうま味、意外と知らないうま味の正体は?

2013-03-31 17:33:28 | 健康・医療・スポーツ
旨味と言う言葉がありますが旨味とはいったい何なのでしょう?街頭などで聞いてみると、食べ物からにじみ出てくるおいしい味の何かとか、ご飯を食べて噛み締めれば噛み締めるほど旨味が出てくるもの、味より旨いもので「これ旨いラーメンだな」みたいなのが旨味。と言うように知っているようで意外と知らないのが旨味ですね。

うま味には、1つ目は塩味、2つ目は甘味、3番目は苦味、4番目は酸味がありますが、5番目にだしがあります。だし=うま味が凝縮したもので日本人が発見したものです。1908年、科学者の池田菊苗がグルタミン酸を発見したのです。そして1909年にうま味調味料を発売したのです。これがよくご存じの味の素です。

グルタミン酸にはどんなものに含まれているのかと言えば、昆布、チーズ、トマトなどがあり、これらから成分を抽出したものが旨味なのです。この他にもイノシン酸には鰹節、豚肉、煮干しなどや、グニアル酸には干ししいたけ、マイタケ、エノキなどにもうま味が入っています。これらは日本人の先人が経験からこうしたものを入れるとうま味が増すという事を、経験で知っていたのです。それを科学的に証明したのが味の素の創業者だったのです。つまりうま味とは科学で証明された味覚なのです。

では今なぜ世界が日本のうま味に注目しているのでしょう?世界の人々はうま味とは何かという事を知っているのでしょうか?ウクライナの人にうま味と言う言葉を知っているかとの問いに勿論知っていると言っています。フィンランドであなたの国でうま味は有名ですかと聞くと、今では間違いなく有名だと言います。エストニアでも日本のうま味は世界のUMAMIとして世界の新常識となっているのです。例えば昆布にはグルタミン酸のほかアスパラキン酸が、パルメザンチーズにはグルタミン酸が非常に多く含まれています。

このように「だし」となる材料にはうま味が入っているのです。この「だし」と言うものが分かり自分で使いこなせるようになれば、食塩などを減らしてもおいしいものが作れるようになるのです。つまり塩や、砂糖などに頼らなくても非常にヘルシーな食事が作れるようになると言うわけです。こうしたことから、アメリカ・ニューヨークの料理学校である「C.I.A」は料理界のハーバード大学と言われる所ですが、そこでも日本のうま味について教えているのです。

それではうま味は和食以外ではどのように取り入れられているかと言うと、冷製アワビとウニ・くみ上げ湯葉のクリームソースとか昆布だし×なまクリームとかのように、本場フランスの星付レストランでは、昆布だしやカツオだしを使うのは当たり前になっていると言うか、もうスタンダードになっているそうです。このように日本のうま味が各国の料理で使われているのです。何かそう聞くと日本人として嬉しくなりますね。こんなところにも日本食ブームの一端を担っていたかもしれません。UMAMIはもう世界でも通用する言葉になっているのです。

15年半ばには、株価10銭刻みに変更!

2013-03-30 16:58:58 | 経済・金融・投資
東京と大阪の証券取引所が経営統合して今年発足した日本取引所グループは、株価の刻み幅を10分の1に縮小する検討に入ったそうです。現在の最低1年を10銭に引き下げ、より細かな値動きができるようにするのが狙いです。来年1月にまず100銘柄前後で試験的に導入したうえで、20105年半ばの本格導入を目指すとのことです。と言うのは国際的にみて株価の刻みが大きいと言われる状況を見直し、売買を円滑にし、国内外の投資資金を呼び込みたいという事です。

現在、株価が3000円以下の株式は1円刻みで、3000円を超え5000円以内なら5円刻みで動くことになっています。これを10分の1にすると、最低の刻み幅は10銭になります。例えば、28日の終値が前日比5円安の201円だったみずほフィナンシャルグループ株の場合、4円90銭安の201円10銭と言った細かく表示ができるようになるのです。

見直しの背景には、日本株は世界の主要市場に比べ株価の刻み幅が大きいと言われていて、価格帯によっても異なるのですが、米国では株価に対し平均0.03%、英国は0.01~0.1%程度の刻み幅で動きます。それが日本では株価が100円以下の場合、1%(1円)以上動かないと取引できません。海外の投資家からは、こうした状況が「取引の障害になっている」との声も出ていたからです。

その理由として1秒間に何度も注文を繰り返す高速取引を使う機関投資家は、小さな値動きでも利ザヤを狙うため、刻みの幅の縮小は取引機会の増加につながるからです。一方、個人投資家に人気のある価格帯が低い株の価格形成もスムーズになるとも言えるので「より適正な株価の形成につながる」と日本取引所は導入に意欲的なのです。

まず14年1月から1年半程度、試験的に刻み幅を縮小した市場を創設する考えで、対象は流動性の高い銘柄や低価格帯の銘柄など100銘柄前後を軸に検討するそうです。対象は東証1・2部だけでなくジャスダックなど新興市場株も取り込むそうですが、現在の普通株の市場と併存するため、この間は1つの銘柄に2つの株価が存在することになります。

特定銘柄に売買が集中して長期投資家などの資産形成に影響が及ぶのを防ぐため、試験中は制限値幅いっぱいのストップ高とストップ安になる値幅を従来の半分に抑える措置も検討中だそうです。効果を分析したうえで価格帯ごとの最適な株価の刻み幅を最終判断し、日本取引所の次期売買システムが稼働する15年の半ばに本格導入を目指すそうです。株価の刻みが縮小すると、個人投資家などの利便性は向上する一方、証券会社は新たなシステム投資が必要になりますが、それによって証券市場が活性化すれば結局、証券会社にも恩恵があるわけで、どちらにとっても良いのではないでしょうか?

ヤフーとLINEが提携!機械的検索型とユーザー参加型検索が融合!ロボット検索の次を狙う!

2013-03-29 17:39:15 | ネット、ビジネス、IT
ヤフーと無料通話・チャットアプリ「LINE」を運営するNHNジャパンは28日、インターネット検索で提携すると発表しました。これは機械的にキーワード検索を行うヤフーの検索手法と、NHNのユーザー参加型検索サービスを「融合」すると言うものです。これによって主観や好みを反映したものを出すことで、機械式検索型との差異化を図ろうと言うわけです。人の体験や好み直を土台に有用な情報を導き出せるようにするのです。

こうした背景にはヤフーは国内で約7割の検索シェアを持っていますが、米グーグルの追い上げを受けているため、新たな検索手法を提案し、幅広ユーザーを取り込みたいと言うのが目的です。国内のポータルサイトのシェア(2011年)は1位のヤフーが69.6%で2位はグーグルで11.6%、3位がマイクロソフトの3.7%となっています。こうしてみると上位2社で81.2%と圧倒的なシェアを持っているのですが、中でもヤフーはグーグルに58%もの圧倒的な差をつけて1位となっています。それでも世界を見渡すとインターネット検索においてグーグルにとって日本市場だけが(中国は除く)トップでなれない市場なのです。しかし日本でもグーグルのシェアが徐々に高まっているためヤフーが今回の提携に及んだというわけです。

今回の提携で機械検索とは違い、人の主観や好みが反映されたコンテンツなども検索結果として閲覧できるようになるということです。例えば「花見」と入力すると、現在のヤフー検索サイトでは「全国の桜の名所と開花予想」とか「花見特集」などが上位に表示されますが、新たにNHNジャパンのサービスと連携すれば、「花見に持っていきたい簡単なおつまみレシピ」や「花見の思い出が2倍美しく残る写真撮影のテクニック」など、ユーザーが独自の興味や関心でまとめた記事も上位に表示されるのです。

ヤフーはキーワードごとに関連性の高いサイトを機械的に自動検索するのが特徴で、月間閲覧数は479億ページと国内ポータルサイトで最大になっています。一方、NHNジャパンはユーザー参加型の検索サービス「NAVER(ネイバー)まとめ」を提供していて、一般利用者がネット上に掲載されている文章や画像、動画などを切り貼りして編集し、コンテンツとして投稿しています。それを運営者のNHNジャパンが注目度や作成者の実績などに基づく独自ルールで順序付け、投稿結果を並べて表示しているのです。現在では約4100万人が使い、月間閲覧数は12億2800万ページに達しています。交流サイトなどで共有されやすいことから、ソーシャルメディアの普及とともに急成長しているのです。

両社は提携で相乗効果を見込んでおり、NHNはヤフーと組むことで、その時々の世間の関心の高いトピックを意識してコンテンツを配置できるようになるのです。日々集まる膨大なキーワード検索から刻々と変わる最新トレンドの分析結果もヤフーから得られるし、「NEVERまとめ」の優秀な投稿者に報酬を支払っているNHNはより多くの参加者を集められるのです。ヤフーは国内のポータルサイト最大手ですが、自前主義から脱皮を急いでいます。分野ごとに圧倒的に高いシェアを持つ外部企業と提携し、強いサービスをメニューに揃え、ユーザーを送る玄関口としての役割を高めようとしているのです。

「ロボットには難しく、人でなければできない検索がある」と両社は提携の意義を語っています。コンピューターがデータを集めて結果を表示するグーグル型の検索は「もう古い」という認識を感じさせる内容の話です。1998年に誕生した米グーグルは検索の世界で圧倒的な存在です。ヤフー自身、自分の検索サービスにグーグルの技術を採用しているほどです。その一方で機械的な検索では割り切れない情報がたくさんあるのも事実です。眠れる羂索ニーズを掘り起こす点でヤフーとNHNの組み合わせには面白さがあるのです。

しかし海外展開ということになると、強敵になりそうなのが米フェイスブックです。同社は1月に友人が投降した情報を対象にした検索サービスを始めると発表しています。人の体験や思考などを土台に、有用な情報を導き出すと言う意味では今回と発想が似ているからです。それにグーグルも利用者がキーワードを打ち込まなくても、その時々の状況を判断して役立ちそうな情報を示す機能を開発したそうです。検索は収益源の広告ビジネスと密接にかかわる主戦場です。「ロボット検索の次」を巡る争いが本番を迎えているのです。

全都道府県で人口減!先細りの日本の姿が鮮明!

2013-03-28 20:45:26 | 政治(国内・海外)
全都道府県で人口減と高齢化が一層進むと予測した国の推計により、先細りしていく日本社会の将来を浮かび上がりました。人口増が望めない中、持続可能な社会保障制度や労働力確保に向けた取り組みが強く求められています。日本は2007年以降、年間の死亡数が出生数を上回る人口の「自然減」が進んでいます。女性一人の生涯出生数を示す合計特殊出生率は11年に1.39となっています。国や自治体は子供を産み、育てやすい環境整備に力をもっと入れるべきで、このままではますます人口の自然減が続くことになるでしょう。

そうは言うものの、人口維持に必要とされる2.07までの改善は厳しいのが実情で、少子高齢化と人口減がこのまま進めば、年金とか介護と言った社会保障や労働力の確保にとどまらず、経済成長や地域社会の維持や人々の暮らしまでその影響が予想されます。特に給付は高齢世代中心で、負担は現役世代中心の社会保障制度は限界に近づいています。厚労省の担当者は「今回の推計は社会保障改革の道筋を考える目安になる」と話しています。

しかしこうなることはすでに分かっていたことで、それができて来なかったのは政治家がこうした事態になることを予想していても、具体的な努力をしてこなかったことも大きな要因です。人口を増やすなら、移民の受け入れをするか、もっと女性に子供を産んでもらうと言う方法が考えられるのに、移民の受け入れはできないとばかりに政府は消極的であったし、かと言って女性が子供を産みやすい環境を整備すると言うのはもっと難しい問題で一気に解決できる問題ではありません。それでも出生率を上げる努力をしてきたのでしょうか?

しかし政府はそうしたことが分かっていても積極的な政策を取ろうとした形跡はあまり見られないし、今日の姿を分かっていても何もしてこなかった政治家による不作為の罪は大きなものがあると思います。それこそ海外出張してでも人口増加に取り組む必要があったはずで、例えば、人口を増やしたフランスなどを参考にして、日本の場合はどうしたらいいのか、真剣に考えてきたのでしょうか?人口減に対してほとんど自然体で過ごしてきて、社会保障制度が立ち行かなくなると騒ぎ立てているだけではないでしょうか?

このままでは2040年までの将来人口は、人口減と高齢化が40年を待たずに20年代には首都圏を含む日本全体を覆い尽くす姿を浮き彫りにされているのです。年金や医療制度の破綻や老朽化したインフラの維持もままならなくなると言った現実がすぐそこまで来ているという事です。「縮ゆく日本」の衝撃は未来の話ではなく、現実になりつつあるのです。社会の活力を維持するには社会保障からインフラの整備など様々な痛みの伴う見直しが必要で、人口減少は待ってくれないのです。早急に手を打たなければどうしようもないところまで進んでしまうかもしれないのです。

アルツハイマー病の原因物質を血液から検出可能に!

2013-03-27 22:02:16 | 健康・医療・スポーツ
島津製作所の田中耕一フェローの研究グループは、血液の中にわずかに含まれるわずかなアルツハイマー病の原因物質を検出する技術を開発したそうです。これはノーベル化学賞を受賞した質量分析技術を発展させたもので、他の成分が混ざっていても正確に見分けることができるそうです。今後数年の研究で原因物質の量と発症の関係が明らかになれば、早期診断や新薬の効果を見極める有力な手立てとなる技術です。

認知能力を損なうアルツハイマー病の研究目的で血液を調べ、原因物質とされるたんぱく質「アミロイドベータ」の検出に成功したのです。特定のたんぱく質と結びつく微粒子などを開発したほか、たんぱく質をふるい分ける質量分析技術の感度を高めたのです。体内の膨大なたんぱく質から病気に関わるたんぱく質を絞り込むのは、世界中からたった一人を探し出すくらい難しいと言われていた技術です。

アルツハイマー病は発症する10~15年前から腦にアミロイドベータが蓄積すると言います。血液にも染み出ていると考えられているのですが、ごく微量のために血液検査で詳細に測るのは事実上不可能だったのです。それが今回の技術は「検出感度が高く、複数ある種類や量が詳しくわかる」と言います。だから血液からでも検出可能と言うことなのです。

現在、アミロイドベータを調べるには、がん診断に使う陽電子放射断層撮影装置(PET)を活用したり、背骨に注射をして腦髄液を採取したりしなければならず、検査の負担が大きいのです。それが血液検査で簡単に分かれば、治療の手掛かりが見つかるとの期待が高まるのです。そして新薬の開発も原因物質が容易に特定できるようになれば、今までよりも開発が容易になるわけで新薬の後押しができると言うわけです。

国立長寿研では臨床応用に向け同センター内の倫理委員会に研究を申請中で、認可を受けて応用研究を進めるそうです。しかしあのノーベル賞を取った島津氏がまた素晴らしい研究をしてくれましたね。これによって難病のアルツハイマー病の研究に弾みがつき、一日も早く臨床研究から実用化へと進むことを期待したいですね。