中国で大気汚染の原因とされる微小粒子状物質、通称「PM2.5」が偏西風に乗って黄砂とともに日本に本格的に飛来する時期になっています。これについては到着までに拡散し、大きな影響はないとする見方もありますが、「PM2.5」の飛来予測状況表を見ると西日本と愛知県の一部それに東京、北海道などに飛来すると言う予測が載っています。これで健康に影響ないと言われても信じられません。
特に大都市においてはその影響は強く出ると言う話なので自己防衛する必要性も出てくるのではないでしょう。と言って、自己防衛策の具体的な方法がないのが困るところです。喉や鼻の粘膜では捉えられない小さな粒子は、ぜんそく患者などには大敵であり、環境省は外出を控えるなど、大気汚染の濃度に応じた注意喚起の指針をまとめたものの、抜本的対策には限界があり、黄砂の飛び始める3が~6月にかけてより注意が必要となるでしょう。
北京では、27日の朝などは「もや」がかかり高層ビルがかすみ、焦げ臭い匂いも漂うと言うのですから、日本の環境汚染が酷かった時よりも汚染度は悪いわけで、肺がんや循環器系疾患の危険性を高めるPM2.5の数値は26日夜から27日の朝にかけ最悪レベルの「厳重汚染」だと言うのですから、中国の富裕層が日本の空気清浄器を買いたくなるのも分かります。反日による不買運動どころではなく健康に被害が直接及ぶのですから日本製だと言っておれないほどの状況なのです。この厳重汚染は日本の環境基準の10倍近い数字なのですから、住民が自己防衛しても無理からぬことです。
特に今年の冬は大気の対流が起きにくい気象条件が重なり、霧や「もや」が立ち込めて汚染物質が地表付近に滞留しているのです。そのため咳や喘息が酷くなって空気の異常に気付く市民が増えたことで、呼吸器系の患者は例年より1~4割も多いそうです。そのため日本人の子供たちも屋外で遊ばせることができず、数値の高い日は屋外の活動を禁止しているほどです。
北京の汚染物質の四分の一は隣接する河北省や天津が排出源とされ、北京よりも石炭の燃焼量が多く、「ばい煙」を出す化学、金属精錬、セメントなどの工場が密集しているのです。その河北省には2つの大きな製鉄所をはじめ多数の工場が林立し、煙突からは黒煙が吹き出し、車に「すす」が積もると言うから空気汚染の程度が分かろうと言うものです。一時は日本の環境基準の30倍近くに跳ね上がったと言うからその凄さが想像できるのではないでしょうか。
こうした状況にもかかわらず中国政府が目標とする環境基準の達成時期は2030年と言うのですからまだ20年は大気汚染との格闘が続くことになるのです。そのあいだPM2.5が日本に降り注いでいるという事になるのですから日本は大迷惑な話です。そしてPM2.5は3~6月に黄砂とともに大陸から偏西風に乗って日本にやってくるのですが、京都大の東野教授は「単純に黄砂が多く飛んできたからと言って、黄砂と一緒に微粒子も増えるわけではない」と言います。微粒子の飛来量は風だけではなく大陸での発生量にもよるので、夏場にかけて暖かくなると発生源の一つである暖房用の石炭の消費量が減るからだと言います。すでに九州では数年前から光化学スモッグが問題になっていますが、「原因となるオゾンなども中国から飛来している」と言われていて、これからの季節は両方がやってくる可能性がある」と注意を喚起しています。
さらにPM2.5は黄砂に付着して、表面で化学反応を起こし、有害な物質に変わる可能性も指摘されています。健康への影響についてはPM2.5の濃度が上がると呼吸器や循環器に悪影響が出ることは免疫学的に示されていますが、細かなデータが少なく詳しくは分かっていないのが現状です。環境省は人によって影響は大きく異なり、「基準を超えただけで健康被害が出ると考えるべきではない」との報告をまとめています。「敏感な人は環境基準の半分程度の濃度で症状が出る」と言う報告もあるそうです。要は個人的な健康管理の努力が大切だと言っているのです。PM2.5は通常のマスクでは粒が小さすぎて素通りしてしまうそうですが、それでもしていないよりかはマシだと言う話もあります。当面は自分の体は自分で守るしかないようです。
特に大都市においてはその影響は強く出ると言う話なので自己防衛する必要性も出てくるのではないでしょう。と言って、自己防衛策の具体的な方法がないのが困るところです。喉や鼻の粘膜では捉えられない小さな粒子は、ぜんそく患者などには大敵であり、環境省は外出を控えるなど、大気汚染の濃度に応じた注意喚起の指針をまとめたものの、抜本的対策には限界があり、黄砂の飛び始める3が~6月にかけてより注意が必要となるでしょう。
北京では、27日の朝などは「もや」がかかり高層ビルがかすみ、焦げ臭い匂いも漂うと言うのですから、日本の環境汚染が酷かった時よりも汚染度は悪いわけで、肺がんや循環器系疾患の危険性を高めるPM2.5の数値は26日夜から27日の朝にかけ最悪レベルの「厳重汚染」だと言うのですから、中国の富裕層が日本の空気清浄器を買いたくなるのも分かります。反日による不買運動どころではなく健康に被害が直接及ぶのですから日本製だと言っておれないほどの状況なのです。この厳重汚染は日本の環境基準の10倍近い数字なのですから、住民が自己防衛しても無理からぬことです。
特に今年の冬は大気の対流が起きにくい気象条件が重なり、霧や「もや」が立ち込めて汚染物質が地表付近に滞留しているのです。そのため咳や喘息が酷くなって空気の異常に気付く市民が増えたことで、呼吸器系の患者は例年より1~4割も多いそうです。そのため日本人の子供たちも屋外で遊ばせることができず、数値の高い日は屋外の活動を禁止しているほどです。
北京の汚染物質の四分の一は隣接する河北省や天津が排出源とされ、北京よりも石炭の燃焼量が多く、「ばい煙」を出す化学、金属精錬、セメントなどの工場が密集しているのです。その河北省には2つの大きな製鉄所をはじめ多数の工場が林立し、煙突からは黒煙が吹き出し、車に「すす」が積もると言うから空気汚染の程度が分かろうと言うものです。一時は日本の環境基準の30倍近くに跳ね上がったと言うからその凄さが想像できるのではないでしょうか。
こうした状況にもかかわらず中国政府が目標とする環境基準の達成時期は2030年と言うのですからまだ20年は大気汚染との格闘が続くことになるのです。そのあいだPM2.5が日本に降り注いでいるという事になるのですから日本は大迷惑な話です。そしてPM2.5は3~6月に黄砂とともに大陸から偏西風に乗って日本にやってくるのですが、京都大の東野教授は「単純に黄砂が多く飛んできたからと言って、黄砂と一緒に微粒子も増えるわけではない」と言います。微粒子の飛来量は風だけではなく大陸での発生量にもよるので、夏場にかけて暖かくなると発生源の一つである暖房用の石炭の消費量が減るからだと言います。すでに九州では数年前から光化学スモッグが問題になっていますが、「原因となるオゾンなども中国から飛来している」と言われていて、これからの季節は両方がやってくる可能性がある」と注意を喚起しています。
さらにPM2.5は黄砂に付着して、表面で化学反応を起こし、有害な物質に変わる可能性も指摘されています。健康への影響についてはPM2.5の濃度が上がると呼吸器や循環器に悪影響が出ることは免疫学的に示されていますが、細かなデータが少なく詳しくは分かっていないのが現状です。環境省は人によって影響は大きく異なり、「基準を超えただけで健康被害が出ると考えるべきではない」との報告をまとめています。「敏感な人は環境基準の半分程度の濃度で症状が出る」と言う報告もあるそうです。要は個人的な健康管理の努力が大切だと言っているのです。PM2.5は通常のマスクでは粒が小さすぎて素通りしてしまうそうですが、それでもしていないよりかはマシだと言う話もあります。当面は自分の体は自分で守るしかないようです。