マックンのメモ日記

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フィギュアスケート世界選手権女子は安藤美姫が4年ぶり2度目の優勝!

2011-04-30 23:39:38 | 健康・医療・スポーツ
結果から言うと、女子フィギュアスケート世界選手権・フリーはSP2位の安藤美姫が合計195・79点(フリー130・21点)で4年ぶり2度目の優勝となりました。そしてショートプログラム首位の金妍児(キム・ヨナ)が合計194・50点(フリー128・59点)の2位に終わり、2年ぶり2度目の優勝はなりませんでした。前回覇者でSP7位の浅田真央は合計172・79点(フリー114・13点)の6位に終わりました。

今回の試合は転倒や転倒までしないまでも回転不足などの失敗の多い試合だったように感じました。最終Gも転倒が続出し、いったいどうなるだろうかと思うほどでした。それだけに転倒してマイナス1点減点されてもそれほど響かないのではと思うほどの波乱の試合だったような気がします。このグループには村上選手と浅田選手がいましたが、村上選手はこの世界選手権はデビュー戦でもあり、どう戦うのかと見守っていました。おじいちゃんから教えてもらったおまじないで心を落ち着かせ、出だしはスピード感溢れる元気な滑り始めとなりました。3回転3回転を無事滑りその後もすごく順調に滑り切りました。とてもデビュー戦とは思えない度胸のある演技だったと思います。唯一つトリプルフリップが1回点になると言うミスはありましたが、最後は満面の笑顔で締めくりました。今回の経験はきっと次に良い結果として繋がるでしょう。本人は完全に滑れたわけではないが楽しく滑れたし、良い経験ができたと言っていました。

浅田真央選手は、滑り始める前にゆっくりポジションを決め、一息ついてから滑り始めました。問題の最初のジャンプを決め拍手が鳴り響きました。ただトリプルアクセルでも回転が不足していたかもしれないと解説者は言っていましたので、ちょっと不安はありましたが、その後はしばらくジャンプもきれいに決めて順調に滑っていました。でも最後のほうでサルコーがシングルになってしまいました。そしていよいよ終盤、スケートも良く伸びていてきれいな演技はさすがだと思いました。滑り終えたときほっとした表情を浮かべたのをテレビは映し出していました。多少の失敗はあったものの大きく崩れたわけでもなかったこともあり、そうした表情になったのでしょう。点数を待っている間も柔らかな表情で待っていたのがそれを物語っているようでした。現時点で、自分でできることは全てしたと言う満足感だったのでしょう。やはりインタビューのときもとりあえずはほっとしたと言っていました。

浅田選手も心配でしたが、キムヨナ選手も気になりました。金メダリストでので当然ですが、ブランクがあっただけに勝負勘が戻っているかどうかですが、SPの時は何とか1位を取り面目を保ったのですが、フリーではどうだろうと言うことだったのです。今回は韓国の伝統音楽「アリラン」をベースにした新プログラム「オマージュ・トゥ・コリア」でフリーに臨んだのですが、冒頭の3回転の連続ジャンプに成功したのですが、続いて予定していた連続ジャンプが単独になり、さらに3回転フリップジャンプにも失敗。ジャンプのミスが響いてスコアが伸びないだろうと思いました。それに終わったとたん顔の表情が歪んだのが分かったので、やはり自分でも自覚したのでしょう。それとコーチのところに帰って来た時も両手を広げて肩をすぼめて見せたことでもそれを感じました。結果は予想通り1,29ポイントとわずかながら安藤選手に及びませんでした。しかし長いブランクがあった末のこの点数ですので、さすがキムヨナ選手だと思いました。勝負勘が戻ってくれば今回の点数では優勝できるかどうか分からないと言う心配はあります。たださすがに悔しかったのか、あるいはアリランをベースにした新プログラムで臨んだだけに、優勝できなかったことで国民の期待を裏切ってしまったと感じたのか、表彰台では涙を浮かべていたのが印象的でした。どういう涙か分かりませんが、インタビューでは今回滑れてよかったと言っていました。

優勝した安藤選手は演技に入る前、強い気持ちを持って今シーズンを終えたいと言っていましたが、平常心で滑れば結果は付いてくる、それができるかどうかです。フリーでは全てトップできているだけに、今回はどうかと、やはり滑り終わるまでは心配でした。最初のジャンプから順調に滑ってきていました。確かに安定感があってすばらしい滑りが続いていましたが、それだけに失敗せずに滑り終えてほしいと願いつつ見ておりました。ところがダブルアクセル+ダブルトーループのところの後半のジャンプでちょっとよろけたので、ヒヤッとしましたが、その後は無難に最後まで滑り切りました。やはり相当の重圧があったのでしょう。終わった瞬間ほっとした表情を浮かべたように見え、歓声をいっぱい受けてお辞儀をしていました。やっぱり嬉からですよね。コーチも安藤選手がふらついたとき「ほっぺたをぷっ」とふくらましていましたが、無事滑り終えてほっとしたことでしょう。安藤選手は長いシーズンをやり遂げ有終の美を飾ったのです。表現力・スピン・ステップで勝ち続け、ジャンプだけではないと言うことを示したのです。そこが今回の安藤選手の抜群の安定感の源であり強みだったのです。インタビューでは自分のためではなく、日本がこう言う時期なので一人でも多くの人が笑顔になってくれれば良いと言い、そして長い期間、(自分の)スケートを見てもらえたのが良かったと言っていました。本当に優勝おめでとうと言ってあげたいです。

最後に今回ちょっと驚いたのは、ロシア勢がすごく伸びてきていると言うのを実感したことです。特にレオノワ選手の躍動感ある滑りとスピード感は今までの選手にないもので、これはひょっとしたらひょっとするかもと思ったほどでした。今までロシア勢は選手枠が取れていなかったそうですが、今回の活躍で選手枠が取れたのでしょうか?滑り終えると地元と言うこともありますがスタンディングオーベーションが起こり、リングにキスをしていました。本人の顔は嬉しさで泣き崩れていたほどでした。今後のロシア勢に注目です。

2011年女子フィギア世界選手権SP(ロシア)

2011-04-30 00:28:13 | 健康・医療・スポーツ
まず試合前の練習ぶり等から聞こえてきた話を書くと、浅田真央選手は試合前の練習での滑りでもジャンプがいまいち成功しないと言う声が出ていたこともあり、本番での滑りにまだ不安を抱えての今回の滑りでした。一方、安藤美姫選手は今シーズン、絶好調で5選4勝という成績で抜群の安定感をもってのこの試合に来ていたので、今回の試合も安心して見れる試合内容になると言う感じでした。キムヨナ選手については、1年間のブランクがある割にすべりは好調だといった声が出ていたようですが、ただ試合の感触が戻っているかどうかと言う事の心配はあったようです。誰が優勝するかは大方の予想はキムヨナ選手と言った論評が海外から出ている感じでしたが、日本の解説の方で名前は佐野さんでしたか?ちょっと記憶がはっきりしませんが、その方は安藤美姫選手だと言っておられました。SPではほぼ互角でしたので、今日のフリーで決まりますがどっちが勝つでしょうね。

そして昨日のSPの結果は、2連覇が懸かる浅田真央選手がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足になったようですね。テレビで見ていたときは両足が同時に着いていたと解説者も言っていましたが、いずれにしても上手く飛べませんでした。結果は58,66点と振るわず7位と出遅れました。片や、約1年ぶりの大会出場となったバンクーバー冬季五輪金メダリストのキム・ヨナ選手は、2連続3回転ジャンプこそ跳べなかったものの65,91点でトップとなりました。そして4年ぶりの優勝を狙う全日本選手権女王の安藤美姫選手が大きなミスなく滑り、65,58点で2位につけました。16歳で初出場の村上佳菜子選手はジャンプで細かなミスが出て、54,86点の10位でした。

テレビで試合を見た感じは、浅田真央選手は全体の印象から言うと、ちょっと元気がないように感じたのは私だけだったのでしょうか?問題は最初のジャンプにかかっていたのですが、試合前の練習と同じように転倒こそしなかったものの回転不足を取られていたのですね。素人の私では回転不足までは分かりませんでしたが、確かに着地が上手くいかなかったのは確かで、再生映像では両足がほぼ動じに着地しているようにも見えました。それが回転不足の結果だったのですね。ジャンプ以外の滑りはさすが上手く、そつなく滑ったと思ったのですがね。その割に成績は伸びなさ過ぎると思いました。元気がなかったのがいい印象に結びつかなかったのかもしれません。

片や転倒してもトップに着いたキムヨナ選手だったのですが、トップと言うことにちょっとびっくりしましたし、本人も苦笑いしたような気がしましたがどうだったですか?確かにジャンプ以外はさすが上手いなと言う滑りで、そう言う意味ではさすがと思いますが、ジャンプで転倒してもあの点と言うことは、もし失敗が無ければもっと点が伸びたと言う事ですが、安藤選手と比べてそんなに上手かったのでしょうか?点数の付け方は素人には難しすぎます。

だから、ほぼノーミスの安藤美姫選手との差がそんなに違わないと言うのがどうも腑に落ちないところでもあります。本人は今季5戦4勝と波に乗りながら、試合前は「体と気持ちのバランスがうまく調整できていない。全然駄目」とひどく弱気だったそうです。それでも「練習が自然に染み付いて、大きなミスにつながらなかった」と本番で底力を発揮したと言うことでしょう。ライバルにミスが続出する中、2連続3回転ジャンプを回避した安全策も見事に当たったと記事に書いてありましたが、こうしたところに点が伸びなかった原因があったのでしょうか?

しかし演技そのものは、しっとりと、大人の女性を演じたところは流石ですね。安藤選手の滑りに観客は静かに見入り、最後のスピンで拍手は次第に大きくなっていったところを見ても、いかに2連続回転が1回になったと言え、転倒も1回転も同じなのか、それ以外の演技がキムヨナ選手のほうが良いということなのか、いまいち得点に対する不信感と言うものはありますね。

ちなみにキムヨナ選手の得点は、65.91(技術点32.97、演技構成点32.94)。安藤選手の得点は、65.58(技術点34.26、演技構成点31.38)ですが、演技構成点とはスケート技術、技のつなぎ、表現力、振り付け、音楽との調和となっていますが、転倒は1回につき -1.0点となっています。と言うことは、安藤選手はキムヨナ選手に比べ演技構成点で1,56少ないと評価されていますが、この辺は感性の部分も入っているので主観が入りやすいのではないのでしょうか?

50年後には40万人がガンになる!日本は内部被曝を軽視している!

2011-04-29 21:22:46 | 健康・医療・スポーツ
ECRR(欧州放射線リスク委員会)のクリス博士は、「皆さんを混乱させるつもりはありませんが、今、フクシマで起きている大惨事を非常に憂慮している」と言っています。と言うのは、「ICRP(国際放射線防護委員会)の基準に沿って施策を出している日本政府の対応は、放射能の脅威を軽んじていると言わざるを得ません」と言っています。と言うのもICRPの基準と言うのは基準がチェルノブイリの以前のデータに基づいていて基準が緩い上に、内部被曝を考慮していないものだからです。そうした基準に沿っていろいろな避難区域や出荷制限などを決めているわけで、被害が拡大する恐れがあると言うことを言っているのです。

彼はこう言っています。「私の意見では、100km圏内に住む日本のみなさんは、一刻も早く非難したほうが賢明です」と言っています。その根拠はあとでの書くとして、これが正しいかどうか判断するような知識は私にはありませんが、少なくとも第三国の放射線に関する国際的機関の委員であるし、日本政府とは違った意見と言うものもあると言うことで書いています。これをどう判断するかは読んだ人が判断すればいいことだと思います。今までの政府の対応を見ていると、政府の言っていることを信用している人は少ないのではと思います。というのは、原発事故を少しでも矮小化したり、「後だしジャン」のように、後から後から事態の悪化への報告だったり、言い訳ばかりしているのを見ていると、本当のことを隠しているのではと不信に思ったとしても不思議はありません。

そしてこうも言っています。「東京電力の幹部は裁判でジャッジされるべきだ」と。「彼らの過ちのために、今後多くの人が命を落とすと私は考えるからです」と。確かに東電は官僚以上に官僚的な体質と、その情報の隠蔽体質にもとづくウソの報告、あるいは情報隠しによって助かる命さえも奪ったその責任と、日本はおろか世界をも迷惑をかけた罪は、大変大きなものがあると思います。そう考えると彼が言っていることは真っ当な意見だと考えます。このまま責任を取って辞めるだけではすまないほどの大きな過ちを犯したのですから。しかし東電だけでなく、原子力行政を進めた政・官・産・学の関係者も同罪です。ちなみに、ECRRは97年に設立された、ブリュッセルに本部を置く放射能の健康被害を研究する70人ほどの科学者集団です。

こんかいECRRを代表してバスピー氏が福島第一による健康被害を試算した結果、「日本では50年後に約40万人が放射能によってガンになる」と言う衝撃的な結果にたどり着いたそうです。この数値は外部被曝と内部被曝の影響を免疫学的に調査した「ECRRモデル」の計算式を使って算出したものだそうです。この数値は現在、原発から100km圏内、200km圏内に住んでいる人が、その場所で1年間住み続けた場合、50年後にガンになる人数を予測したものだそうです。これは原発が起きる前に100km圏内に住んでいた約330万人、200km圏内に住んでいた約780万人と言う人口で計算されています。

また30kmからから離れたと言っても決して安心はできないと言います。今の汚染レベルの深刻さを日本政府は全く無視していると言います。30km圏内を避難対象地域に指定したのは、IAEAやICRPの作った国際基準に則るからですが、日本政府が鵜呑みにしているその世界基準には、科学的に疑問符が付けられていると言います。そこには、「低線量被曝でもDNAなどを傷つけてガンなどの重要な疾病を引き起こす、内部被曝のリスクが全く欠落している」からだと言うのです。

もしECRRの言うようなことが真実であるなら、なぜ日本政府は敢えて内部被曝のリスクを考慮していない機関の数字を使用しているかと言えば、そのほうが政府にとって都合がいいからで、原発事故の影響の大きさを矮小化するのに都合がいいからだとしか考えられません。ちなみにECRRはチェルノブイリの事故のデータも入れた計算式を取り入れたものを使っているのです。つまり日本の基準は外部被曝に重きを置いたICRPにもとづいたものを使っているのです。それが証拠に連日のように被曝基準である数値を都合のいいように変えているほどいい加減なものなのです。

巨大地震活動期ってあるのか?また今回の東日本大地震の連動は?

2011-04-28 21:08:54 | 自然・環境問題・古生物
マグネチュード7以上の大地震には起きやすい活動期というのがあるようです。そしてどうも今の地球が地震の活動期に入ったのではと言う米地質学者がいます。その人によれば、「現在、地球規模で地震活動が活発になっており、6年以内にM9クラスの超巨大地震が世界のどかで起きる確立が63%に上る」と言うのです。確かに最近、巨大地震が多く発生しており、そう言われると「あるいは地震の活動期に入ったのかも」しれないと言う気持ちにさせられます。確かに続いて大きな地震が起きていますから。しかし地震の予知となると難しいかもしれませんが、活動期があるとすれば研究することで、それは分かるかもしれませんね。

研究チームの観測記録によると、1900年以降の世界のM7以上の地震、約1700件の記録を分析した結果、「50年~67年の18年間」と「04年以降現在まで」の二つの期間に、特に巨大地震が集中していると言うのです。研究チーム教授によれば、東日本大地震は、そのエリアで起こると予想されていた地震よりはるかに大きなものだったと言っています。この地域ではそれまでM9の地震が起こるとは考えられていなかったそうです。今回の地震は、この100年間に世界中で地震によって出された総エネルギーの5%に当たるとそうで、それだけ巨大な地震だったのです。このサイズの巨大地震では余震も大きく、すでにM7クラスの余震が5回も起きているのです。

記録に残っているこれまでの最大の地震は60年のチリ地震M9,5で、時系列で並べると、12年にカムチャッカ半島沖地震M9,0、52年のカムチャカ地震M9,0、57年にアリューシャン地震M9,1、60年にチリ地震M9,5が起き、64年にアラスカ地震M9,2が起きています。年代だけを並べると、12年9,0、52年に9,0、57年に9,1、60年に9,5、64年に9,2となっていて地震と地震の間隔は12年を除いて、5年、3年、4年、と3回集中して起きています。又最近では、04年にはスマトラ沖地震M9,3が起き、10年にはチリ地震M8,8、そして今回の11年の東日本大地震M9,0が起きているのです。

と言うことで今後もまだ巨大地震が続くと統計的には出ていると言うのですが?研究チームによると、活動期が存在しないと考えた場合は、6年以内にどこかでM9.0以上の地震が起きる確率は24%だが、活動期があると63%となると言います。特に東日本大震災の震源に隣接する地域の巨大地震の発生を強く懸念していると言います。と言うのも、スマトラ島沖地震の3ヵ月後にその震源地から300km東南の地点で、M8,6の大地震があったからです。それと同じシナリオが日本でも起きないかと心配していると言います。

なぜ東京の近くかと言うと、東京大学地震研究所の教授は「太平洋プレートに押されて大きく引きずり込まれていた北米プレートが、戻って地震を起こした。その結果、北米プレートが太平洋プレートの方に伸びたと言います。仙台あたりで太平洋プレート方向に、7メートル伸びたそうです。そのためプレートの3つの西、北、南、東側のバランスが崩れ、そこに新たな歪ができたそうです。その3ヶ所の周辺と北米プレ-トが伸びきったため弱くなった内陸部で、余震が多発していると考えられると言います。そして大きな地震が起きるとそのズレが周辺にじわりじわり広がり、東日本大地震では岩手沖から銚子近辺まで断層が崩れたのだそうです。

その続きで次はどこに影響がくるかと言うと、04年と05年のスマトラ島沖地震の関係を当てはめると、南なら房総沖、北なら津軽海峡や北海道のあったりでしょうかと言っています。要はどこで起きるかと言うことは分からないので、近いうちにどこかで起きるとしか言いようがないようです。それでは東海地震はあるいは東南海地震はどうなるのでしょうか?可能性がズレタと言う人もいましたが、どこで起きても不思議はないと言うことでしょうか?

ソニーへハッカー進入。7700万人の個人情報流失!

2011-04-27 22:06:37 | ネット、ビジネス、IT
ソニーは26日、同社のグループ会社が米国を中心に展開するゲームや映画などのインターネット配信サービスにハッカーが侵入し、日本を含む世界背最大7700万人の登録会員の個人情報が流失した恐れがあると発表したと日経が伝えています。進入されたのは「プレイステーション・ネットワーク」と、「キュリオシッティ」だそうで、過去最大規模の個人情報の流失に繋がる可能性があり、ソニーの経営戦略にも影響を与えそうだと言っています。「キュリオシッティ」(テレビなどに映画や音楽を配信するサービス)については、今年1月には日本でもソニーのテレビ「ブラビア」向けに配信を始めています。

流失した恐れのあるのは、同サービスに登録している会員全員分だそうで、会員はサービスが先行した欧米が多くアジアは約900万人で大半は日本人だと言います。しかし実際の件数は不明と言うのも、一人が複数のアカウントを登録できるため、登録会員数と実際の人数は一致しないからです。またソニー・コンピュータエンターテイメント・コリアの関係者は「韓国内で一日の平均訪問者は5万人から8万人」とし「個人情報流出の被害者に対する補償問題や現在サービス中断されているPSNのサービス再開日などは今後公示する」と伝えたそうで、今回の個人情報流出には韓国内の利用者の情報も含まれていることが確認されたそうです。

盗まれた情報の中味は、7500万人の顧客の名前、住所、国、電子メール、誕生日、会員IDとパスワード、ログイン情報などの情報を盗み出したとみられる」とソニーは言っており、購入履歴を収集した可能性もあるという。また「クレジットカードのデータが盗まれた証拠は現時点ではないが、その可能性は否定できない」とも述べています。ソニーでは17日から19日の間にハッカーがPSNに侵入したと見ているようです。これを受け、20日からPSNとキュリオシティのサービスを中断した状態で、サービスの再開も不透明だと言っています。

ここ最近、情報セキュリティー侵害で顧客データが盗まれる事件が続いているそうです。3月30日には米アライアンス・データ・システムズ傘下のイプシロン・データ・マネジメントでハッカーの侵入があり、シティグループやJPモルガン・チェースなどの銀行、ベスト・バイやウォルグリーンなどの小売りの顧客データが盗まれたそうです。一部は1週間以内に再開する見通しだとしていますが、同社は、サービス再開時にクレジットカードの引き落とし履歴の確認や、パスワードとIDを変更するよう利用者に呼び掛けています。

こうして見るとインターネットでクレジットカードを登録するなんていうことは躊躇してしまいます。ソニーですらハッカーに入られてしまうわけで、ましてや米国のペンタゴンでも侵入してくると言うのですから、極力個人情報は出さないのが原則です。昔でいえば、どんな頑丈な「錠まい」を作ろうが、作ったのは人間だからそれを破れないものはないと言いましたが、いくら今、科学が進んだと言っても、人間の作ったものなら他の人間が進入できないわけがないのです。だから今、SNSと言うものの中には、実名で個人情報を細かく書いて公開しているものがありますが、全世界で7億人もいると聞いてびっくりしてしまいます。もしここでハッカーにでも入られればソニーの比ではありません。全世界で7億人の個人情報が漏れてしまうのですから、「絶対安全と言っていた福島原発」でもこの有様ですから絶対と言うことはないのです。

どんなものにも必ず表と裏があり、プラスがあればマイナスもあります。福島原発はプラスのほうが多いと言ってそれを絶対視し、原子村以外の人間に口出しさせませんでしたが、結果はご覧のとおりで、実際はマイナスのほうが多かったのです。先のSNSも何もなければと言う条件付で言うと、利便性は大きいかもしれませんが、その反対に「万が一」と言うことも絶対ないわけではありません。今回のソニーの事件でもそれと同じことが言えるのではないでしょうか?利便性を優先するか、多少不便でも安全・安心を優先するかは、それはあなたしだいです。