電子地図の3次元画像データを公開した国土地理院(茨城県つくば市)のホームページへのアクセスや問い合わせが急増しているそうです。3Dプリンターで立体模型を作る目的の人も目立ち、「故郷の山を再現したい」「登山ルートの検討に使う」と言った声が寄せられているそうです。
日本地図の基本となる地形図などを作っている国土地理院は3月19日、ホームページに新たな機能を追加。縮尺2万5000分の1の地図に標高のデータを組み合わせ、3D画像で全国の地図を見られるようにしました。等高線の判読が苦手な人も、山の高さや標高差を理解しやすくなると言います。
さらに3D画像のデータも無償で提供。利用者はデータを取り込み、3Dプリンターを使えば立体地図を作ることができるようになります。その際、3Dデータにあらかじめ色付けしておけば紅葉や冠雪した山々、街並みなど実際の風景に近い模型が作れます。
地理院によると、19日データ公開後、ホームページが一時、繋がりにくくなり、同日夜に大容量のデータ通信が可能なシステムに切り替えたそうです。ほぼ2週間たった4月3日朝までに、3Dデータを取得できるサイトへのアクセスは16万4000。地理院のホームページはこれまで月平均9万6000と言うから、「かなりの多さに驚いている」と言っています。
地理院は当初、国や自治体が3D模型を使って地域の開発について住民に説明したり 土砂崩れの危険度が高い場所を立体的に把握して防災対策に役立てたりする用途を想定したり、学校教材としても利用できるとしていました。
しかし実際には、「故郷の山を作る」「山岳を再現して登山ル-トの検討に使いたい」など個人からの問い合わせが目立つと言います。最近は家電量販店でも3Dプリンターを買えるほか、模型作りを代行する業者が増えていることも背景にあると見られています。
ふだん地理院への問い合わせは測量業者や行政機関が多いだけに、担当者は「模型作りや3D画像を多くの人に楽しんでもらい、地味と思われがちな地図への関心が高まるきっかけになってほしい」と期待しています。
日本地図の基本となる地形図などを作っている国土地理院は3月19日、ホームページに新たな機能を追加。縮尺2万5000分の1の地図に標高のデータを組み合わせ、3D画像で全国の地図を見られるようにしました。等高線の判読が苦手な人も、山の高さや標高差を理解しやすくなると言います。
さらに3D画像のデータも無償で提供。利用者はデータを取り込み、3Dプリンターを使えば立体地図を作ることができるようになります。その際、3Dデータにあらかじめ色付けしておけば紅葉や冠雪した山々、街並みなど実際の風景に近い模型が作れます。
地理院によると、19日データ公開後、ホームページが一時、繋がりにくくなり、同日夜に大容量のデータ通信が可能なシステムに切り替えたそうです。ほぼ2週間たった4月3日朝までに、3Dデータを取得できるサイトへのアクセスは16万4000。地理院のホームページはこれまで月平均9万6000と言うから、「かなりの多さに驚いている」と言っています。
地理院は当初、国や自治体が3D模型を使って地域の開発について住民に説明したり 土砂崩れの危険度が高い場所を立体的に把握して防災対策に役立てたりする用途を想定したり、学校教材としても利用できるとしていました。
しかし実際には、「故郷の山を作る」「山岳を再現して登山ル-トの検討に使いたい」など個人からの問い合わせが目立つと言います。最近は家電量販店でも3Dプリンターを買えるほか、模型作りを代行する業者が増えていることも背景にあると見られています。
ふだん地理院への問い合わせは測量業者や行政機関が多いだけに、担当者は「模型作りや3D画像を多くの人に楽しんでもらい、地味と思われがちな地図への関心が高まるきっかけになってほしい」と期待しています。