マックンのメモ日記

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アイソン彗星の一部残った? 太陽から離れる画像をNASAが公開!

2013-11-30 16:44:03 | 宇宙・サイエンス・科学技術
太陽に接近中だったアイソン彗星について、米航空宇宙局(NASA)は29日(日本時間)、「太陽に最接近し、消滅したとみられる」と発表していました。NASAの太陽観測衛星「SDO」で、最接近の予測日時(同29日午前4時9分)を過ぎても姿を確認できないためです。ただし、その後の観測で破片とみられる映像も確認されており、崩壊したものの一部が残っている可能性もあると、その後の画像を公開しました。 

大彗星との呼び声が高かったアイソン彗星は、太陽の表面から約120万キロ(太陽の直径の約8割)まで近づくと予測されていました。NASAなどの観測では、太陽に近づく様子が捉えられ、一時光がやや弱まって一部分裂したとも言われたが、その後順調に増光していたため、期待が高まっていました。

国立天文台の渡部潤一副台長は「太陽に最接近する直前ごろから暗くなり、蒸発した可能性が高い。12月にも尾が観察できる可能性はあるが、肉眼で見るのは難しいだろう」と話しています。アイソン彗星の本体は直径2キロほどで、秒速200キロ超で太陽に近づいていました。彗星の本体は大きいもので直径40キロほど、周期的に飛来することで知られるハレー彗星は直径15キロあると言います。

彗星の中には太陽に非常に接近する軌道を描く「クロイツ群」と呼ばれる種類があり、これまでにも、三つに分裂した1965年の池谷・関彗星などがあります。また、94年にはシューメーカー・レビー第9彗星が木星に衝突しました。

河北秀世・京都産業大教授は「太陽の強い重力で彗星の核が壊れることはある。アイソン彗星も核がばらばらに分裂したのではないか」とみています。その上で「核の破片が残っていてちりの放出が続けば、観測が継続できる。来週末ごろには、性能の良い一眼レフカメラなら撮影が可能かもしれない」と期待を残しました。

アイソン彗星とは、ロシア人研究者らが2012年9月に発見、所属する天体観測の国際ネットワークの略称「ISON」にちなんで名付けられました。本体は氷やドライアイス、ちりなどでできた「汚れた雪だるま」といわれ、太陽に近づくにつれて解けて長い尾を引きます。太陽系の外縁にある小天体の集合「オールトの雲」から飛来したと考えられ、太陽に一度きり接近して飛び去る軌道を描いていました。


アイソン彗星、消滅 「太陽最接近時に蒸発」とNASAが発表!

2013-11-29 19:00:37 | 宇宙・サイエンス・科学技術
「世紀の彗星(すいせい)」になるのではと注目を集めたアイソン彗星が29日未明、太陽に最接近する際に、ばらばらに崩壊して蒸発したとみられると、米航空宇宙局(NASA)が発表しました。12月上旬には長い尾が肉眼で見えるかもしれないと期待されていたのですが、もはや地上から姿は見ることはできないという事で、日本各地で落胆の声が広がりました。

太陽の高温や強い重力にさらされたのが原因と考えられています。太陽系の遠方からやってきたアイソン彗星は29日午前4時ごろ、太陽の直径より短い約110万キロまで太陽の表面に近づき、かすめるように通過すると見られていました。彗星の本体は主成分が氷で、表面に砂などが付着していた「汚れた雪ダルマ」とも言われ、太陽にあぶられて激しく噴出したガスや塵が光って尾に見えるのですが、比較的大きい彗星のため、本体が分裂した場合でも完全になくなる可能性は低いと考えられていました。

NASAは、アイソン彗星が太陽に最接近する瞬間やその前後を人工衛星で観測する計画でした。しかし、予想される軌道に姿を見せなかったため最接近する前の段階で崩壊したと判断しました。NASAや国立天文台はガスやちりを詳細に分析し、太陽系が生まれた初期の状態を保っていると考えられている彗星の成分解明を計画していました。

このように、アイソン彗星は順調に通過すれば12月上旬に見ごろを迎えるはずで、その時には肉眼でも見えるほど長い尾が伸びるのではと期待が高まっていたのですが、残念な結果となってしまいました。NASAによると、これほど太陽に接近した彗星の行方は、1、強い重力や熱で崩壊し蒸発する。2、本体が何個にも分裂する。3、生き残ってガスや塵を吹き出し非常に明るくなる。の3通りが予想されていました。しかし残念ながら1の蒸発と言う結果になってしまいました。

国立天文台では「アイソン彗星は太陽をかすめる彗星のなかでは大きいので、あぶられて完全になくなるとは考えにくい」と、最接近の後に「長い尾を伸ばす可能性が高い」としていましたが、その期待は完全に裏切られてしまいました。仮にそうなったとしてもアイソン彗星の軌道は放物線で、太陽に近づくことは二度となかったのですが、その期待を裏切られ「蒸発は想定外」と各天文台でも落胆の声に包まれてしまいました。

PM2.5 、中国だけが原因じゃない。日本にも発生源あり、関東地方は「中国発を上回っていた!

2013-11-28 23:34:46 | 健康・医療・スポーツ
寒い季節になり、中国での暖房用の石炭燃焼に伴う微小粒子状物質(PM2.5)が増加し、一部が日本にも飛来してきていると言うのは知っての通りですが、実は関東でも飛び地的に高濃度になる日もあり全てが中国から来たとは考えにくいことが分かりました。排気ガス規制で首都圏の空はきれいになったと言われていますが、大量の車や東京湾の船舶・発電所などから出るPM2.5が意外と多いと言うのです。

地方別のPM2.5の発生源の比率を見ると、九州の場合は中国が発生源のものが61%となっていて、韓国から10%、国内からは21%となっており、中国からの影響が大きいのですが、これが近畿地方になると、中国51%、韓国6%、国内36%となっているように、中国の比率が減り国内の比率が増えていることが分かります。そして関東地方になると、中国からの影響は39%となっていて、国内は51%となり、その他が10%と言うようになっているのです。つまり東に行くほど国内のPM2.5の比率が高まっていることが分かります。つまり関東では国内のPM2.5の発生の方が多いという事が分かったのです。

今まではどちらかと言うと、PM2.5は中国から飛来して来るものだと思っていましたが、実際はそうではなかったのです。その発生源は船舶であったり、自動車であったり、発電所などが飛来源となっていました。もちろん中国からの比率は高いことは間違いないのですが、関東に至っては国内の発生源の方が多かったというわけです。そして環境省の暫定指針濃度を上回ったという事で、今年3月に関東地方(千葉)で注意喚起が初めて出たのです。

PM2.5は静かに晴れた夜は冷気とともに地表近くに溜まりやすいため、秋から初冬は高濃度になりやすい季節でもあるのです。 首都圏のいつどこでPM2.5が発生するのか特定は難しいのですが、産業技術総合研究所の主任研究員は東京湾の船舶に注目しています。現行法ではPM2.5のもととなる硫黄酸化物などを除去することが難しいとして義務付けられていません。しかし燃料油の硫黄分濃度に上限を設けていますが、船が多ければ排出総量は増えるわけです。

自動車も重要な発生源となります。厳しい排出ガス規制で1台当たりの硫黄酸化物や窒素酸化物の排出量は少ないのですが、首都圏は走行台数が多く排出総量を押し上げています。加えて原発の停止に伴い、臨界部の発電所で火力発電を多用しているのも影響している可能性があります。千葉県で特に濃度が高かった市原市など複数の測定点は高速道路にほぼ沿っています。しかも東京湾岸の工業地帯にも近いのです。市原市の測定点では11年11,12月にも暫定指針の1立方メートル当たり日平均70グラムを超えていました。

しかし自治体の多くでは「大気汚染は過去の問題」との意識が根付よく、中国ばかりに気を取られず、身近な発生源を改めて把握し、対策に生かすべきです。

体にシート貼って発電。温度差を利用!

2013-11-27 21:53:23 | 宇宙・サイエンス・科学技術
人の体やパソコンなどに貼り、外気との温度差を利用して発電するシートを奈良先端科学技術大学院大学の河合壮教授らが開発した。発電効率は従来のシートの10~1000倍。柔らかく折り曲げられるため、曲面にも装着でき、5年後をメドに、腕時計や情報端末の電池の代わりに実用化するとしています。

ナノテクノロジー素材のカーボンナノチューブ(筒状炭素分子)と有機化合物で素子をつくり、約4センチ角、厚さ約1ミリの樹脂製シートに組み込んでいるため、太陽光を電気に変える太陽電池と異なり、夜や雨の日も発電できます。

今後改良を加えたうえで、数枚を組み合わせて肌に貼れば、最大で約100ミリワットの電力が得られる見通しで、腕時計や補聴器、眼鏡型情報端末などの電気をまかなうことができると言います。

それに太陽の光を電気に変える太陽電池と異なり、夜や雨の日でも発電できます。シートを大きくすれば、ノートパソコンや自動車、工場の配管などに張り付けても外気との温度差で発電できる優れものです。

河合教授は「補聴器や糖尿病の携帯型インスリン注入器など、電池に頼らず災害に強いヘルスケア用品への応用が期待される」としています。教授によると、温度差から電気を生み出すシートは既にあるが、プラス型とマイナス型の二つの素子を持った双極型のものは世界初だと言います。より効率的に発電でき、従来型の100倍以上という。シートは厚さ約1ミリ。指で簡単に折り曲げられ、曲面にも装着することができるのが特徴です。

将来、遺伝子の選別でデザイナーベイビーが当たり前になって来るのか!

2013-11-26 23:05:38 | 宇宙・サイエンス・科学技術
受精卵を選別したり遺伝子操作を加えたりして、容姿や能力など親の望む特徴を持って生まれる赤ちゃんの事をデザイナーベイビーと言います。卵子と精子を体外受精させる体外受精や、遺伝子の異常を調べる遺伝子解析などの技術の進展で、そうしたことが現実味を帯びて来ました。生命を商品のように扱うのは倫理的に問題だとの批判があります。ただ重い遺伝病を避ける目的では、異常のない受精卵を選んで子宮に戻す受精卵診断は1990年代から実施されています。

こうしたデザイナーベイビーのように、両親の唾液などに含まれるわずかな遺伝子情報を解析し、生まれてくる子供の目の色や背の高さ、がんなどの病気になるリスクを予測する手法の特許が米国で認められました。こうなると、倫理の専門家は予測を利用して提供者などから精子や卵子を選ぶと、望ましい特徴を持つ子供を産む「デザイナーベイビー」につながりかねないと批判しています。特許を持つカルフォルニア州の遺伝子検査会社「23アンドミー」は「遺伝子と健康に関する理解を高めるのが狙い。子どもを選別する生殖医療に応用するつもりはない」と説明しています。

特許は2009年に同社が米特許商標庁に申請し、今年9月24日に認められました。同社は唾液に含まれる遺伝子配列のわずかな違いを分析して病気のリスクなど240項目を予測する事業を実施するそうです。依頼者が自分とパートナー候補者の唾液サンプルを同社に送ると、生まれてくる子供の目の色や運動能力にかかわる筋肉のタイプ、乳がんや大腸がんの発症リスクなど確率的に予測します。

特許についてベルギ-・ゲント大の生命倫理の専門家は、今月3日付の英科学雑誌ネイチャー電子版で「子供の遺伝的特徴を選別することは倫理的な問題が大きい」と批判しています。23アカデミーは特許取得後、当初は望ましい精子や卵子を選ぶ可能性も視野に入れていたことを認めたうえで「当時とは状況が変わった。遺伝子予測を超えた事業に乗り出すつもりはない」との声明を発表しました。

しかし、一私企業がこうした遺伝子の選別につながることを特許として認めても良いのでしょうか。今は確立の予測だけすると修正していますが、当初は遺伝子の選別につながりかねない事業を視野に入れていたと言っているように、こうした事が私企業の倫理に任されていていいのでしょうか?いつ何時企業倫理を逸脱して儲けるための事業として始める保障はなく、何と言っても人間の欲望には際限がないため、このままいつまでも自制心が働いているか心配です。