マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

オーロラの女神には棘あり、地球に災いをもたらす可能性がある!

2012-05-31 22:54:22 | 宇宙・サイエンス・科学技術
オーロラとはローマ神話の夜明けの女神アウロラからきている英語名です。北極や南極地方の上空110キロメートル前後に現れる大気の発光現象で、形はコロナ状・幕状など、色は白・赤・緑などで、刻々に変化します。太陽面の爆発で放出された帯電微粒子が、電離層中の空気の原子・分子に衝突して発光する極光と言います。

宇宙からオーロラを見ると地上で見るよりスケールが大変大きいそうです。宇宙から見るとオーロラはどんな形をしているかと言うと、大きな輪の形をしているのだそうです。地上から見ると、写真を見た方もご存知のように輪になっているようには見えませんが、宇宙から見ると何重ものリングになっていることが多いのだそうです。しかし時には輪が多少崩れたものもあるそうです。なぜリングになっているのかと言うと、その原因は太陽にあるそうです。それは太陽風という原子の粒子が吹いているからです。もしこの太陽風が大量に来ると空気の層を取ってしまうほどですが、地球には磁場があるので太陽風が直接降り注いでくるのを守ってくれているのです。つまり太陽風が来ても何重もの磁場があるので、地球の昼間の方(太陽側に向いている地球面)から夜の方(地球の後半分の夜側)に通り抜けて行くのです。

だから磁場を突破してくるものがあっても何重にも磁場があるので入ってこれないのです。しかし後に流された原子の粒子も、後にできた隙間から太陽の粒子が入ってくるのです。入ってきた太陽粒子は大気とぶつかったときに発光するのですが、高さによって赤から緑へ、そしてピンクへと色が変わっていくのです。それは空気の量が高いほど薄く低いほど濃度が高くなるので、上空500キロ~200キロのときは赤に、200~100キロになると緑に、100~80キロになるとピンクと色が変わっていくのです。つまり磁場が形を決め大気が色を決めるのです。

この太陽風には周期があって11年周期となっているのですが、オーロラが突如として強い光を放ち大きく波打つことがあるのです。この現象をオーロラ爆発とも言います。空から突然光が噴出し全天に広がり、色や形の変化が数分間続くのです。普通はほとんど動かないそうですが、急に激しく動き出すのです。しかしこのオーラら爆発がどうして発生するのか、あまり良くわかっていないそうです。20年前の1986年に列車の大惨事があったのですが、そのとき東に走っていた列車と西に向っていた貨物列車があって、単線だったこともあり衝突したのです。27人が死亡し71人が重症という大惨事だったのですが、その原因は運転手の居眠りとされたのですが、これは居眠りではなく事故の前にオーロラ爆発があって、信号が誤作動を引き起こしたと考えている学者もいます。

オーロラには電流が流れていて、特に大爆発のときには大きな電流が流れるのだそうです。この大電流が誘導電流を発生させそれが信号機に誤作動を引き起こさせたと考えているのです。このときは証拠がないとされたのですが、その後、多くのこうした現象が見られているそうです。日本の人工衛星も2013年には活動のピークが来ると言われていて、どんな被害が出るか心配されているのです。1859年9月2日には史上最大のオーロラが見え、キューバでオーロラが1時間以上も見えたり、パナマ運河でも見えたり、ハワイのホノルルでも、和歌山の新宮市でもオーロラが見えたそうです。このときは記録に残る最大のオーロラが発生しているのです。

これが現代に発生したら、大停電が起こるとアメリカでは考えられているそうです。オーロラと送電線が平行に走っているところでは誘導電流が流れ、160兆円もの被害が発生すると言われています。人類は気がつかないうちにオーロラに弱い社会になっていたのです。きれいなバラには棘があると言うようにオーロラが文明を破壊しかねないというのです。女神であるオーロラが牙をむくと、とんでもないことになるのです。来年はそうした周期に当たり11年周期が13年に伸びたと言うのです。しかもピークの後にオーロラが出ない時代が来ると言うのです。そのとき何が起こるのか?13周期に変わる事で太陽は活動期に入り、その後は太陽の活動が弱まり宇宙線が地球に災いをもたらすと言います。

17世紀のイタリアでは長い間、寒く、雹がよく降ったり、雪が降ったそうです。降った雪は8月まで解けなかったそうです。これはマウンダー極小期と言い、小氷期の中頃の1645年から1715年の70年間、太陽活動は極端に低下し、太陽黒点が全く観察されず、小氷期の中でも最も寒さの厳しかった時期と一致しているのです。しかし太陽熱が下がったと思われていたのですが、そうではなかったのです。銀河宇宙線が増え強力な宇宙線が地球を寒くしたと言うのです。それは大気とぶつかり大量の雲ができたことで気温が下がったと言うのです。磁場がバリヤーで銀河宇宙線を跳ね返していますが、太陽の活動が弱まったマウンダー極小期には、大量の銀河宇宙線が入ってきて、地球の気候を変えたと言うのです。

太陽の活動期が来て大停電が心配され、それが終わると今度は宇宙線が地球を攻撃しくるということがわかってきたのです。こ見ている分にはオーロラは美しいのですが、オーロラの女神が牙をむくときが来るかもしれないと言う事です。美しいものには棘があると言いますが本当にそのようですね。

フェイスブック30台を初めて割りこむ!その弱みとは!

2012-05-30 17:48:01 | ネット、ビジネス、IT
ニューヨーク株式市場で29日SNS最大手のフェイスブック株が大幅に続落し、一時28,65ドルと18日に上場して以来の最安値をつけました。終値は先週末にくらべ3,07ドル安い28,84ドルで引けました。30ドル台を割り込んだのは初めてのことです。収益拡大への警戒ムードがくすぶり、幅広い投資家の売りが出た模様です。株価は公開価格(38ドル)を24%下回った水準まで下落したことになります。

しかし29日のダウ工業株30種平均は反発しました。ギリシャのユーロ圏離脱や中国景気減速への懸念が後退し、輸出銘柄を中心買いが集まったそうです。その中で大きく株を下げたのがこのフェイスブックです。この背景には将来の業績成長への警戒感があります。上場前、フェイスブックはスマホなどモバイル機器を通じた利用が増えると、収益に悪影響を及ぼす可能性かがあると一部で指摘されていました。売上げの大半をパソコン向け広告に依存しているためですが、懸念材料はそれだけではないようです。

9億人の利用者の好みを熟知している点がフェイスブックの強みですが、この強みはプライバシー問題という「弱み」を内包しているからです。広告主にとってすべての価値を高めようとすればするほど、利用者のプライバシー保護とのバランスが難しくなるからです。成長問題のアキレス腱ともいえるこの問題は、今に始った事ではないのです。2007年11月に発表した「ビーコン」と呼ぶサービスは、利用者が購入した商品やサービスを友人に知らせる広告機能の一つなのですが、苦情が相次ぎ中止に追い込まれています。

09年12月には、利用者の事前承認なしに個人情報の共有範囲を拡大したことなどを問題視した米当局が調査に着手したということもありました。昨年11月、包括的なプライバシー保護施策を実施することなどで和解しています。昨年12月には、別の問題で調査を進めていたアイルランドの規制当局ともプライバシー保護の強化などで和解しています。このようにフェイスブックは各国で当局との対話を強化していますが、監視の目は確実に厳しさを増しています。

上場でフェイスブックは巨額の資金を調達できたのですが、同時に最大の資産である個人情報を使って、より多くの利益を生み出すよう株主から圧力を受けることになったのです。米プライバシー擁護団体の代表は「プライバシー問題で一戦をこえずに、株主が求める持続的な利益成長を実現できるのか。そのバランス感覚がこれから試されることになる」と言っています。

フェイスブックはこうした問題をクリアーしていかに成長していくかがこれからの課題であり、株主の圧力に負けずプライバシー保護をどう守り抜いて利益成長を果たすかがこれからの株価を決定付けることになります。

ミラーレスや一眼カメラについて!

2012-05-29 23:04:59 | ネット、ビジネス、IT
最近は観光地などでカメラを持った女性を多く見かけるようになりました。それもコンパクトデジカメではなく、今、流行りのミラーレスカメラから一眼レフカメラなどの高級デジタルカメラを持った人が増えたなあと実感します。と言うのも観光地に出かけたりすると、一眼レフカメラなどを首からかけている人をよく見かけるようになったからです。カメラと言うと今までは男性が多いと言う認識でしたが、最近では女性がカメラを使っているのを見る機会がグッと増えたと言うのが実感です。それも高級デジカメが増えたようです。またミラーレスカメラの普及もそれに輪をかけているようです。

このようにカメラも小型で優秀なものも増えてきたこともあると思うし、フィルムが減ってデジタルで気軽に写真撮影ができることも人気になった理由だと思います。それに撮った写真も以前なら思い出の写真を1枚入れて飾っておく程度でしたが、今は電子フォトフレームに何枚も写真が入って、ランダムに写真を入れ替えてくれるなど、見ていても飽きないし、結婚記念に撮ったあげた写真を電子フォトフレームに入れて贈っても喜ばれます。またテレビに大写しで写真を家族で見るという方法も出来たり、楽しむための方法が増えたこともあると思います。

このようにカメラを取り巻く環境が進化しているように、カメラもまた進化しています。例えば、「顔認識」なんて素人のための機能で、プロはそういう機能は使わないとか、ピンボケや手振れ写真は失敗写真だと思っていませんか?しかしこうした考えはもう昔の古い考え方になってきているようです。最近では便利で役に立つ機能であればプロも積極的に活用しているそうです。またすばらしい瞬間をとらえているのなら、ブレやボケがあっても写真として成立すると考えるのが普通になってきているそうです。このように技術の進歩とともに写真の常識も時代とともに変化しつつあるのです。いつまでも古い常識にとらわれていると時代に取り残されてしまいかねないのです。

例えば、ミラーレス一眼などライブビューを使って撮影する場合は「顔認識機能」はプロでも重宝するそうです。ピンと合わせはカメラに任せて、光や構図などに集中して撮影できるからです。そしてアップの場合などはマニュアルフォーカスを使うことも多いそうです。要はいかに機能を上手く使いこなして、自分が撮りたいものだけに神経を集中できるかということでしょう。何でもかんでもMFで撮るのがプロというわけではないのです。新しくて良いものはどんどん取り込んでいくと言う事です。

ではデジカメ一眼レフの画素数はどれくらいあれば良いのかと言うと、1200万画素あれば十分だそうです。重箱の隅を突っつくようなことを言わなければ、A2サイズの大判プリントにも十分耐えられるクウォリティーを持っていると言います。ただし理想を言えば、画質や感度との兼ね合いもあるので、画素数は多いに越したことはないとも言います。画素が多いと反対にわずかなブレまで目立ってしまうなどの弊害もあるのでその兼ね合いが難しいと言います。また画素数が多くなればデータも多くなるのでデータ管理も大変になるということも言えます。中にはこう言う意見もあります。高感度画質を考慮するとか、トリミングを考慮すると1600万画素はほしいという人もいますが、ほとんどの人はたいていの場合1200万画素あれば十分だと言います。

また撮像素子(センサーサイズ)は大きいほど画質はよくなります。階調表現や高感度描写などに優れているからです。ただし、高性能なレンズを選ばないと、画像周辺部の画質劣化が目立ちやすいと言った問題もあるので一長一短なところもあります。それに高性能レンズは大きくて重たくて高価ということもあるので、その辺を考えると、一概に撮像素子が大きいほど良いとも言い切れません。

撮像素子で最も多くの一眼レフカメラに使われているのがAPS-Cサイズです。フルサイズ(24×36ミリ)は35ミリ判フィルムと同じ大きさで、主にプロ機に使われています。フォーサイズ(15.8×23.6ミリ)はミラーレス一眼に多く採用され、1/2.3型(4.6×6.2ミリ)はコンパクトカメラに使われています。ということですが、撮像素子が大きいほどレンズの欠点が見えてくるそうです。それはあまり高性能なレンズでない場合フルサイズでは画面の四隅での画質劣化や光量低下が目立つ、一方、APS-Cサイズでは画質のいまいちな周辺部がカットされるので、レンズの悪さが目立たないという一長一短もあるので、一概にサイズが大きいから良いとも言い切れないそうです。

ちなみにミラーレス一眼は実は一眼レフカメラではありません。むしろコンパクトデジカメに近いのです。しかし中にはソニーNEXのようの撮像素子を一眼レフと同じサイズを使っているものがあります。これなどは一眼と変わらないほどの高画質で撮れます。また一眼は色が黒ばかりですが、これは戦場で真鍮のように光るものだと狙われやすいことから黒色になったそうです。

日本の幸福度は何位?

2012-05-28 21:15:33 | その他
経済協力開発機構(OECD)は22日、国民生活の豊かさを表す指標として昨年独自に開発した「より良い暮らし指標(ベター・ライフ・インデックス=BLI)」の最新版を発表しました。トップは昨年に続きオーストラリアで2位はノルウェー、3位は米国、4位はスウェーデンと続き20位はスロベニアで、日本が21位(2011年は19位)となっています。今年からOECD加盟34カ国に、非加盟のロシアとブラジルを加えた計36カ国を対象に指標を算出しています。「収入」「環境」など11の評価項目は従来通りですが、各国の生活実態をより正確に比較するため「男女平等参画および格差」に関する要素を反映させています。日本は「安全」「教育」が最高水準だった一方で、「生活の満足度」は27位、「ワークライフバランス」は34位と低かったそうです。

順位が19位から21位に後退した原因として、「仕事と生活の調和」や「生活満足度」の評価が低迷したことが響いたようです。日本は仕事と生活の調和の評価が34位。週50時間以上働く人の割合が29,5%と高く、1日の中で余暇や睡眠、食事などに使う時間が60%とOECD各国平均(64%)を下回ったことが響いています。また生活の満足度も27位と低水準にとどまっています。国民が10段階で採点した平均値が6.1点と各国平均(6.7点)より低いのです。一方で、犯罪に巻き込まれる確率が低いとして「安全」は1位。「教育」は2位で、学歴や読解力が高いとされました。

日本に対する評価の内訳は、安全が1位、教育が2位、住居が25位、生活の満足度が27位となっています。経済大国世界3位と言われながらどうしてこうも幸福度が日本は低いのでしょう。調査結果から見れば明らかなように住居がウサギ小屋と揶揄されたように狭い家が多いということもあると思います。それと住宅ローンに一生縛られてしまう上に、米国などでは住宅は古くなっても内装を改装することで購入価格より高く取引がされますが、日本の住宅は価値がどんどん下がってしまい資産価値がないためでしょう。つまり戦後の住宅難を解消するために質より量で家を建ててきたため耐用年数も30年程度と短く、不動産屋も広い家を売るよりたくさんの人に小さくして売る方が手数料も増えるので隣の家に手が届くような家が多いのです。そして都市計画もなくどんどん家が作られたため、ごちゃごちゃした町並みになっていて、外国のように広い家に住めず満足感が少ないのでしょう。必然的に生活の満足度も低いと言うわけです。

経済成長ばかり追いかけてもこうした生活の質にも配慮した経済成長をしてこなかったツケが今きているのだと思います。北欧などは日本のように高度成長していなくても生活の質は日本よりずっと高いのです。本来ならこれからでも生活の質を高める政策をしてほしいくらいですが、残念ながら日本は借金が莫大な金額になっていて財政力がどんどん落ちています。今からでは手遅れであり、日本が破綻するという意見もあるくらいですので、生活の質を上げるというのは無理でしょう。経済大国と言われる割りには日本人にその実感がないのもこうした理由からでしょう。

納豆は何回かき回すと一番美味しく食べられるのか?

2012-05-26 21:28:12 | 健康・医療・スポーツ
納豆は、大豆を納豆菌によって発酵させた日本の食品で健康に良いと言うのは広く知られています。現在、納豆の種類は3000種類もあるそうでちょっとびっくりします。納豆は現在一般的には糸引き納豆の事をいいます。起源や時代背景については様々な説があり定かではないようです。そして大豆は既に縄文時代に伝来しているそうで、稲作も始まっていましたが、納豆の起源がその頃まで遡るのかは不明だそうです。戦国時代において、武将の蛋白源やスタミナ源ともなっていました。また江戸時代では、京都や江戸において「納豆売り」が毎朝納豆を売り歩いていたそうです。戦時中は軍用食として、戦後は日本人を救う栄養食として食べられていて、日本に納豆が普及していったそうです。

納豆の栄養・効果の面で納豆は栄養価の高い食品だということはすでに知られていることです。血液凝固因子を作るのに不可欠なビタミンKや大豆由来のタンパク質も豊富であり、現在でも重要なタンパク質源となっています。食物繊維は100グラム中に4.9 - 7.6グラムと豊富に含まれていて、オリゴ糖等と共にプレバイオティクスと呼ばれる腸内環境に有用な成分を含んでいて、腸内環境に有用と考えられています。さらに納豆には殺菌作用が認められ、抗生物質のない昔は、赤痢、チフスなどの伝染病に対し、納豆が一種の薬として使われていたほどだそうです。病原性大腸菌あるいはサルモネラ菌に対する抗菌作用も立証されています。また納豆には血栓を溶かす酵素が含まれており、納豆から単離したナットウキナーゼを経口投与したイヌで血栓の溶解が観察されたという報告があるそうです。

もうひとつ納豆に含まれるビタミンK2は骨タンパク質の働きや骨形成を促進することから、ビタミンK2を多く含む納豆が、特定保健用食品として許可されているそうです。また、ポリグルタミン酸にはカルシウムの吸収促進効果があるため、納豆から抽出されたポリグルタミン酸が特定保健用食品として許可されています。納豆菌の一部には、安定した芽胞のまま腸内まで生きて到達してビフィズス菌を増やし、腸内環境を正常化する効果があることから、そのような効果を持つ納豆が特定保健用食品として認可されているのです。「本朝食鑑」(人見必大著。12巻10冊。元禄8年(1695年)刊。日本の食物全般について、性質、能毒、滋味、食法その他を詳しく説明。)には、「腹中をととのえて食を進め、毒を解す」とあり、整腸作用は古くから知られていたそうです。これは、納豆菌が胃酸に耐えて腸まで生きたまま届くためだそうです。凄いですね。昔の人は経験則で科学が進んでいない頃にすでにこうしたことを知っていたのですから。

納豆は日本固有の食文化ですが、美食家として知られる北大路魯山人は納豆を400回以上混ぜてどろどろになったのがうまいと言ったそうです。 美食家で知られる魯山人の推奨する混ぜ方は1)そのまま305回混ぜる。
2)醤油を入れてさらに119回混ぜる。
3)薬味と辛子を入れて味をつける
と言っています。

では本当は何回混ぜるとうまいのでしょうか? 実際、実験でも混ぜる回数が多いほうがアミノ酸が増えて旨み成分が増していったそうです。何回混ぜると一番おいしくなるか試したもので、回数ごとに旨み成分を計測していきました。100回、200回と回すほどに旨み成分の数値が上昇していき、300回でかなり美味くなります。しかしさらに500回までかき混ぜるともっと上手くなるのです。その後も旨みの数値は上昇しますが、かき混ぜる回数ほどには数値は大きく上昇しないので、魯山人の言っていたことはだいたい間違っていなかったようです。1万回も混ぜてもそれほど変わりませんので効率が良いのは300~500回でしょう。それから最後に薬味と辛子を入れて食べるとおいしいそうです。醤油はあまりたくさん入れると醤油ぽっくなり少な目のほうがおいしいようです。

納豆をかき回して食するのは、納豆のねばりの中にあるグルテンの構造が一定の方向になると美味しく感じるという経験からきていて、途中から逆方向に混ぜるとこの構造が壊れて味が損なわれるそうですのでご注意を。また特有のねばねばが箸に付くので、そのまま他の食べ物をつかむと上手くつかめません。それに器や食卓を汚してしまう事もあります。その場合は箸先を味噌汁に少しだけ浸けて納豆を食べるようにすると粘り気を保ちつつ余分な糸ができにくくなります。つまりネバネバが取れるのです。味噌汁に含まれる水分、塩分、そして温度などで糸を安定させている成分であるフラクタンが不安定になり、糸が伸びる前に切れるからだそうです。一度お試し下さい。