マックンのメモ日記

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アップルのロック解除問題、過半数が政府の味方!

2016-02-29 10:48:21 | ネット、ビジネス、IT
米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」のロック解除を政府が求めている問題で、国民の過半数が政府側を支持していることが、米世論調査機関ピュー・リサーチ・センターの最新調査で分かりました。

 カリフォルニア州サンバーナディーノ郡で昨年発生した銃乱射事件の容疑者が使用していたアイフォーンのロック解除を求める検察当局の訴えを受けて、裁判所はアップルにロック解除に協力するよう命令しましたが、同社はこれを拒否する意向を示しました。

シリコンバレーにはアップルの姿勢に同調する大手IT(情報技術)企業の経営者も多くいます。その中にはグーグルのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)やツイッターのジャック・ドーシーCEOも含まれています。彼らは、政府の監視の目からプライバシーを守る戦いで、自分たちはアップル側につくと述べています。

 しかし、米国人の過半数は異なる見解を持っています。ピュー・リサーチに回答を寄せた米国人のうち、連邦捜査局(FBI)の捜査に協力するためアップルはアイフォーンのロックを解除すべきだと回答した人は半数をやや上回る51%に達しました。ユーザーの個人情報を守るために、ロック解除に協力すべきではないと回答した人は38%にとどまったのです。11%の人は意見を示しませんでした。調査は1002人の成人を対象に実施されました。

 アップルは政府に協力すべきだと回答した人の支持政党別にみると、共和党支持者は56%、民主党支持者は55%で支持政党による違いはありませんでした。

 この調査結果はシリコンバレーと一般国民との断層を浮き上がらせました。国民は深く分裂していると回答した人は、どちらのサイドにも同程度いました。

 オンライン調査会社サーベイモンキーが先週末に実施した世論調査でも同様の結果となっています。(ソースWSJ)

アカデミー賞、俳優も製作者も白人ばかり!

2016-02-28 12:26:13 | 芸術(音楽など)・文化・歴史
米アカデミー賞授賞式は28日に迫っていますが、多様性、もっと言えばその欠如が米映画業界で今、議論を引き起こしています。業界のリーダーたちはこの問題への対応方法を検討し始めているところえすが、なかなか複雑です。

 例えば、コムキャスト傘下のユニバーサル・ピクチャーズは、「ストレイト・アウタ・コンプトン」や「ワイルド・スピード」シリーズといった最近の映画に出演している主演俳優の人種的多様性という点で、他社よりも進んでいると考えられています。それにもかかわらず、映画の製作に関わる同社の幹部たちは、米映画業界の主要製作スタジオ中のどこよりも人種の多様性に乏しいといいます。

 アカデミー賞の演技部門の賞にノミネートされたのは2年連続で全員白人な上、プロデューサーや監督までもがほぼ全員白人です。このことが明らかになると、「oscarssowhite(オスカーは真っ白)」というハッシュタグ付きでソーシャルメディアで大騒ぎとなり、米国の大衆文化を代表する映画の俳優や製作者の人種的多様性が、その観客の多様性に比べなぜ低いのかをめぐり論争が巻き起こっているのです。

 映画業界自体があらゆるレベルで一段と多様にならない限り、アカデミー賞候補者の多様化は難しいという点では、映画関係者の大半が同意しています。21日に公表された南カリフォルニア大学(USC)の調査で、2014年に公開された109本の映画の主演俳優のうちマイノリティー(人種的少数派)は22%だったことが分かりました。またこの映画のうち、監督が白人以外だったのは13%に過ぎなかったのです。

米国映画協会(AFI)によると、同年の映画館入場者のうち白人以外の人々は46%でした。また、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の分析によると、7大映画製作会社の全米公開映画で、製作に関する権限を有する約150人の幹部のうち白人以外は約20%でした。

 この7社、つまりウォルト・ディズニー、メディア大手タイム・ワーナー傘下のワーナー・ブラザーズ、21世紀フォックス傘下の20世紀フォックス、ソニーの米子会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、ユニバーサル・ピクチャーズ、メディア大手バイアコム傘下のパラマウント・ピクチャーズ、ライオンズゲート・エンターテインメントのバイスプレジデント以上のポストの幹部約100人のうち、白人以外の人種は16%にとどまっています。

 特にヒスパニック系が少ないのです。USCの調査によると、映画の主演俳優のうちヒスパニック系は2.7%にとどまっているほか、主要な製作会社の製作幹部では5%を割り込んでいます。米国民全体ではヒスパニック系は17%。14年の映画館入場者の23%がヒスパニック系と、人種別の分類で最大でした。

 米国で人種の多様化が急速に進んでいる上、映画の市場がグローバル化しているため、映画事業にとって多様性が重要だという点では、業界の大半の人々の意見が一致しています。米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは「オスカーは真っ白」論争に対し、賞の投票権を持つ会員について、2020年までに女性や白人以外のマイノリティーの数を倍増する計画を明らかにしています。

 米映画業界の第一線で働き、何年も人種の多様化をめぐる議論が燃え上がっては大した変化もなくくすぶっているのを目の当たりにしてきたマイノリティーの中には、今回の議論の進展に対しても懐疑的な見方が広がっています。

 しかし、多様性が高まっている若い層があまり映画館に足を運ばなくなっているため、映画製作会社はこれまで以上に大きなプレッシャーにさらされているという声もあります。(ソースWSJ)

トランプ氏とクリントン氏、混沌の中から前進!

2016-02-27 17:45:44 | 政治(国内・海外)
 米大統領選は20日の民主党ネバダ州党員集会、共和党サウスカロライナ州予備選で、民主党側は正常の序列に戻り始めたのですが、共和党側は依然として正常の序列があるのかどうかさえ分からないままです。

 はっきりしたことは、両党の最有力候補が誰かである。ヒラリー・クリントン前国務長官は、民主党の本命候補としての立場を再び固めました。一方、共和党指導部が好むと好まずに関わらず、不動産王のドナルド・トランプ氏が、同党の指名獲得に向けた紛れもない1番手となっています。

 共和党側ではトランプ氏が、共和党と同党の支持基盤を変容させ続けています。トランプ氏は、アイオワ州党員集会、ニューハンプシャー州予備選と同様に、サウスカロライナ州予備選でもブルーカラーや大卒以外の有権者の間で大きな強みを発揮しました。こうした層はかつては共和党にとって付け足しだったのですが、次第に支持層の中核になりつつあるようです。

一方、共和党の反トランプ陣営はばらばらで、トランプ阻止を切望する党の既成勢力の眼鏡にかなう候補は今もって絞られていません。少なくともトランプ氏、テッド・クルーズ上院議員(テキサス州)、マルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州)の三つどもえの戦いが続きそうです。サウスカロライナ州予備選の結果を受けて、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が撤退を表明しました。ジョン・ケーシック・オハイオ州知事も、撤退して反トランプ票を一本化できるよう大きな圧力を受けようとしています。

  ただ、サウスカロライナ州予備選を受けても、トランプ氏の対抗馬となる候補は浮上していません。同州にはクルーズ氏の支持基盤とされるキリスト教福音派が多いのですが、同氏は勝利を手に出来ませんでした。ルビオ氏は、ニューハンプシャー州予備選での惨敗から息を吹き返しましたが、どの州でも勝てることを示した訳ではありません。

 今後数日間、ルビオ陣営に大金が流れ込み、党内既成勢力の支持が集まるでしょう。そして共和党主流派はルビオ氏をトランプ氏の事実上の対抗馬として担ぐことになるでしょう。ルビオ氏は、サウスカロライナ州予備選後の演説で、自らをロナルド・レーガン元大統領になぞらえ、「レーガン・チルドレン」を率いて、保守勢力の新時代を切り開くとぶち上げました。しかし、それだけで十分かどうかは皆目分からない状況です。

 民主党にとっては、状況はもっと分かりやすい。クリントン氏はネバダ州党員集会では圧勝しませんでしたが、その必要はなかったようです。同氏が達成しなければならなかったのは、次のサウスカロライナ州予備選前に向け、本命候補としての疑問が新たに提起されるのを避けることだけだったのです。サウスカロライナ州は、クリントン陣営の支持基盤である黒人有権者が多いため、同州では大勝を収めるはずだからです。

 サンダース氏が抱える問題は、サウスカロライナ州予備選よりもその後にあります。3月1日のスーパーチューズデーでは、同氏の人気が高くない南部諸州で予備選・党員集会が開かれます。アラバマ、アーカンソー、ジョージア、テネシー、バージニアのいずれの州も、黒人の人口比率は15%を超えています。テキサス州では、ヒスパニックが3分の1を占めています。

 それほど明確ではなかったのですが、ネバダ州ではクリントン氏のもう1つの支持基盤が機能したことがうかがえます。これまでは既成勢力の支持はむしろ不利に働いたのですが、ネバダ州では有効であることを示しました。比較的高齢で穏健な主流の民主党有権者が大挙して党員集会に出席しクリントン氏支持を訴えたのです。


 それでも同氏は、予備選スタート時点から同じ問題に直面したままです。すなわち、正直さや誠実さに対する有権者の不信感です。民主党系世論調査専門家のピーター・ハート氏は、それを「彼女は自分と戦っている」と評しています。

サンダース氏は、大量の熱狂的な支持者と驚くほど潤沢な資金を維持しており、スーパーチューズデーでバーモント、マサチューセッツ、ミネソタ、さらにもしかするとオクラホマの各州で勝利できるかもしれません。したがって、事態はまだまだ流動的です。しかし民主党側は共和党とは違い、少なくとも正常な状態に戻る可能性が出てきたように見えます。(ソースWSJ)

ツイッター利用者、日本でフェイスブック上回る!

2016-02-26 21:57:40 | ネット、ビジネス、IT
短文投稿サイトのツイッターは現在、競合するフェイスブックよりユーザー数が多い。ただし、これは日本での話です。

 ツイッターは18日、米国以外のユーザー数を初めて公表し、昨年末時点での日本国内の月間アクティブユーザー数(MAU)が3500万人だったと明らかにしました。10日に発表した2015年10-12月期(第4四半期)決算では、ユーザーの伸びが頭打ちとなっているとの懸念が投資家の間で広がっていました。

 一方、広告収入面でツイッターの主なライバルであるフェイスブックは、昨年末時点での日本のMAUが2500万人だったということを、広報担当者が18日に明らかにしました。

 ツイッターは長い間、ユーザー数でフェイスブックと比較されてきた。世界的にはフェイスブックがツイッターを大幅に上回っている。ツイッターは先週の決算発表時に、第4四半期の世界全体でのMAUが3億2000万人と、前期の水準から横ばいだったことを明らかにした。一方のフェイスブックは、昨年末時点での世界でのMAUが15億9000万人と、前期比3%増加したと公表しました。

 注目されているツイッターのMAUが前期比で横ばいとなったのは第4四半期が初めてだった。しかも米国内のユーザー数は6600万人から6500万人に減少しました。

 ツイッターの米国外での広告収入は新興国の値段が安いため総じて低いが、米国でのユーザー減少で日本や英国といった先進国の重要性が高まっています。ツイッターの第4四半期の米国外売上高は、売上高全体(6億4100万ドル=約723億円)の約35%でした。

 ツイッターのアジア太平洋・中南米・新興国担当バイスプレジデントのシャイリッシュ・ラオ氏は、日本では「非常に短期間に利用者数が5倍超に増えた」と述べています。11年には日本国内のユーザー数は700万人に達していなかったそうです。(ソースWSJ)

「歩きスマホ」もはや笑い事ではない!

2016-02-25 10:08:28 | ネット、ビジネス、IT
マニー・フィオリさんの仕事は、スマートフォンが死亡事故を起こさないようにすることです。同氏はサンフランシスコにある私のオフィスに近いガレージの出入口に立ち、画面に集中するあまり交通の往来に気づかない歩行者と自動車がぶつかるのを防いでいるのです。フィオリさんは「人々は最近、(スマホに)没頭しすぎている」と話します。同氏はビルの警備員で、叫んで指示を出すばかりか、両手を広げて自動車と歩行者を止めることだってあるそうです。

 朝のラッシュを車道から見守ることで、スマホ中毒の恐怖を測定できます。先週には見上げることすらしない歩行者が1時間に70人もいました。スマホでテレビ番組を見ている人もいたし、しかめっ面でメールを打っている人も多かったのです。車にぶつかるのを止めてくれたフィオリさんに礼を述べたのは、その中の5人だったそうです。

 私も潔白ではない。私のスマホにはネコと争ったかのような傷がついています。実はテキストを打ちながら壁にぶつかったのだ。こうした「歩きスマホ」現象が発生した当初、それは一種のジョークでした。動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」には、メールを打ちながらフラフラ歩いている人が噴水に落ちるといった動画が満載です。ドイツではこうした人々のことを「smombie」、つまりスマホとゾンビをかけ合わせた言葉で呼んでいるのです。

しかし、自分自身から自分を助けるために、ガレージに警備員を雇わなければならない状況にまでなれば、歩きスマホはもはやジョークとは言えなくなります。これはひとつの公共安全問題で、中毒症状です。スマホは私たちの注意を引くすべを習得してしまいました。少なくとも、これはスマホの構造上の欠陥です。この問題への対処でどのような責任がIT(情報技術)企業に要求されるかが問われる時代になっているのです。

 米消費者製品安全委員会のデータを探ったところ、歩きスマホをしていた人が救急救命室に運ばれた回数は2010年から14年までに124%増加し、06年からは10倍に増えたことが判明しました。一部の研究者によると、携帯電子機器が原因で負傷した歩行者の割合は1年間で全体の10%に上り、同じ理由で6人が死亡したといいます。運転中にスマホを操作すればさらに深刻な危害につながりますが、歩きスマホによる事故も一般的になってきています。

 スマホの登場で、私たちは複数の仕事を同時にこなせると思うようになりました。ただ、今やスマホが私たちの働きに害を与えていることが証明されています。スマホを使うことで私たちの歩き方に変化が出てきます。スピードが落ちるか、道からそれてしまうのです。

 今週、私は同僚に米国の映画「スター・ウォーズ」に登場する、毛むくじゃらのチューバッカの格好をしてもらい、朝のラッシュの時間帯にサンフランシスコをうろついてもらうよう頼みまし。そして、私はスマホをのぞき込んでいる歩行者に話しかけ、伝説的なチューバッカが歩いているのに気づいたか尋ねてみたところ、多くが気づいていなかったのです。

米ウェスタンワシントン大学のアイラ・ハイマン・ジュニア教授(心理学)によると、これは「非注意性盲目」と呼ばれていて、同氏は2008年に私と似たような実験を行い、歩行者に一輪車に乗った道化師に気づいたかを尋ねてみました。するとスマホをしていない人の半分がそれに気づいたと述べましたが、歩きスマホをしている人ではたった4分の1だったそうです。

 ハイマン氏は、「人々は気づいたとの印象を持っているが、どれほど見逃しているかについては分かっていない」と指摘しています。強い意志を持つ人でさえ、騒々しいガジェットに影響されやすいのです。ガジェットは新しいことを見つけたり、社会に加わったりしたがる脳の欲求に応えるよう、完全に作り込まれているからです。受信メールをどれほど長く無視できるか試してみるといいでしょう。カンザス大学のポール・アチリー教授(心理学)は、「これはFOMO、つまり取り残される不安のことだ」とし、スマホが「あなたの注意をハイジャックしようとしているのだ」と述べています。

テクノロジーはこれを解決できるか。個人の自制心が大きな役割を果たしますが、私は多くの人が歩道でスマホをしまって歩くとは思っていません。ただ、私たちは道路を横断するときにスマホを見るのをやめさせることが、左右を見るのと同じくらい重要だと、子どもたちに教える必要があります。

 それには都市計画の見直しが役立つかもしれません。一部の町や大学キャンパスには危険な階段の吹き抜けや交差点に「見上げろ」の標識が掲げてあります。香港の地下鉄では、乗客向けに「スマホだけに目を集中させるな」とのアナウンスが流れます。ニューヨーク市では自動車の制限速度が引き下げられ、サンフランシスコでは交通量の多い道路を歩行者専用にする動きが進められていますが、これらは歩きスマホに対応した措置でもあります。

 昨年の秋、スウェーデンの首都ストックホルムでは自動車の運転手に歩きスマホへの注意を促す道路標識が掲げられました。こうした危険性の高まりに端末メーカー自身が対処する義務はどれくらいあるのか。自動車産業が良い比較になります。シートベルトを着用することで多くの人命が救われますが、エアバッグの搭載が義務付けられてからさらに多くの命が救われました。現在、大手自動車メーカーの大半は自動制御システムまで搭載するようになっています。

 米アップルの「アップルウオッチ」、韓国サムスン電子の「ギャラクシー・ギア」などスマートウオッチは、素早くチェックできる小さな画面を使うことで、データ中毒者が常に下を向いて画面にくぎ付けになる必要性を回避させています。

 私が試している小さなワイアレス端末「ディット」は、スマホが重要な通知を受け取ると振動することで、取り残される不安を解消させるのを目指しています。また、新興企業のリングリーは、指輪型スマート端末の色合いを微妙に変化させることで重要な通知を知らせます。

 問題の核心はスマホ本体です。米ラトガース大学のエンジニア、シュブハム・ジャイン氏は、スマホを利用するユーザーが交差点に差し掛かると端末が終了するアプリを同僚と開発しているそうです。このアプリでは、ユーザーが交差点に入ると瞬間的にスマホにロックがかかり、目を上げろという警告が光ります。

 私はスマホに内蔵された全地球測位システム(GPS)を活用し、どこが交差点かを判断するタイプのアプリを使ってみました。別のタイプでは靴に安価なセンサーを埋め込み、ユーザーが歩道を踏み外してしまうと2歩以内に端末を終了させるというものです。(ソースWSJ)