マックンのメモ日記

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カッパドキアに新たな地下都市、過去最大と推定!

2015-03-31 11:42:55 | 芸術(音楽など)・文化・歴史
トルコの世界遺産カッパドキアで、過去最大とみられる地下都市が見つかりました。場所はこの地方の中心都市ネブシェヒルの市街地。丘に建つ城の地下に、入り組んだトンネルと部屋が発見されたのです。発掘調査されたのはまだ一部ですが、その規模と構造はこれまで最大とされてきたデリンクユの地下都市を上回るとみられています。

カッパドキアはトルコ中央部に位置し、妖精の煙突と呼ばれる奇岩や洞窟の教会、さらには数多くの地下都市で知られています。火山灰が堆積してできた柔らかい岩石や凝灰岩を削り出してつくった地下都市は250 余りあり、侵入者から逃れるための隠れ場所だったとされています。

発見のきっかけは、市の住宅建設プロジェクトでした。2013年、ネブシェヒルの城を取り囲むように建っていた低所得者向け住宅を解体していた作業員たちが、地下への入り口を発見。その先にはトンネルと部屋が網の目のようにつながっていたのです。

市は建設プロジェクトを中止すると、考古学者や地球物理学者による調査を開始。2014年に居住空間や調理場、ワイン醸造所、礼拝堂、階段などから成る多層構造の地下都市を発見しました。石臼や石の十字架、陶磁器といった遺物からは、ビザンチン期からオスマン帝国の支配下に置かれるまで、ここが実際に使用されていたことがうかがえます。

この地下都市は、デリンクユと同様に通気口や水路といったインフラを備えた巨大居住空間でした。カッパドキアの人々は危険が迫ると家畜を連れ、生活必需品を持ってこの地下都市に逃げ込み、丸い石の扉で入り口をふさぐと、脅威が去るまで籠城したようです。

ネブシェヒル大学の地球物理学者たちは、物理探査(比抵抗法や地震波トモグラフィー)を用いておよそ4平方キロにおよぶ地中の様子を体系的に調査しました。33の測定結果から、地下都市の規模は46万平方メートル近いとする予測が出されました。地下通路の深さは推定値で最大113メートル。これが正しければ、都市の規模はデリンクユより30%ほど大きいことになります。

調査の責任者を務める考古学者ムラト・ギュリャズ氏は、正確な規模はまだわからないとしながらも、「都市の場所や防御体制、水路の存在を考えると、相当な規模であった可能性は高いでしょう」と語っています。

「この発見は、カッパドキアに大きな利益をもたらす、貴重な財産となるでしょう」と、ネブシェヒルのハサン・ユンバー市長は喜んでいます。市長は、集合住宅の建設を郊外に変更し、この地にデザイナーズホテルやアートギャラリー、地下に遊歩道や博物館を擁する「世界最大の古代都市テーマパーク」を造る方針です。「地下都市の教会を復元しようとも考えています。みな、興奮を抑えきれません」と。

ギュリャズ氏のチームは、引き続きトンネル内のがれきを取り除きながら、地下深くへと調査を進めます。凝灰岩は柔らかく崩れやすいため、作業には危険が伴いますが、ギュリャズ氏の期待は膨らみます。「ネブシェヒル城の下に広がる地下都市の全貌があらわになれば、きっと観光客がここに押し寄せるでしょう」。

今年は「皆既月食」と満開の夜桜が同時に見れるチャンス日!

2015-03-30 16:51:31 | 宇宙・サイエンス・科学技術
今年のお花見はちょっと特別な日になりそうです。と言うのも、2015年4月4日は日本全国で「皆既月食」を見ることができるということで、国立天文台によると、天候がよければ12分間ほどの天体ショーを肉眼で観察することができるそうです。満開予想は4月4日とグッドタイミングなのです。その他の地域でも日本全国多くの地域で今回の「満開の夜桜と皆既月食」のコラボが楽しめそうです。

しかも、お花見シーズン真っただ中の「土曜日」ということもあって、満開の夜桜をみんなで眺めながら、皆既月食を見ると言う、大変貴重な体験が楽しめそうです。日本気象協会による満開予想は4月4日です。その他の地域でも日本全国多くの地域で今回の「満開の夜桜と皆既月食」のコラボが楽しめそうです。

実際に皆既月食が見える当日の時間帯はこちら!

19時15分 部分食の始め
20時54分 皆既食の始め
21時00分 皆既月食の最大
21時06分 皆既食の終わり
22時45分 部分食の終わり

月食は、満月がだんだんと欠け始める部分食から始まり、完全に月が地球の影に入る皆既月食の間は月が赤黒く輝いているように見える、赤い満月です。

今回のタイミングを逃すと、次に桜の季節に皆既月食が重なるのは2032年、17年後となってしまいます。 月食の時間といい、桜の開花タイミングといい、まさしく今回はベストの状態です。

ぜひとも4月4日の土曜の夜は、気の合う仲間といっしょに夜桜と赤い満月を楽しんでみてはいかがでしょう。

木星は「壊し屋」だった、太陽系形成過程に新説!

2015-03-29 09:32:01 | 宇宙・サイエンス・科学技術
まるで建物を解体する巨大な鉄球のように、数10億年前、木星は内部太陽系(現在、地球や火星といった岩石惑星がある太陽に近いエリア)を大移動し、地球に似た生まれたての惑星を粉々に砕いていたという新説が発表されました。

なぜ私たちの太陽系は、他の惑星系と大きく違うのか。3月23日に学術誌「米国科学アカデミー紀要」に掲載された画期的な発見により、この長年の謎の解明に一歩近付けるかもしれません。少なくともこの銀河系では、地球よりも大きな惑星が恒星のかなり近くを周回しているのが惑星系の標準的な姿らしい。ところが太陽系では、太陽の近くにそうした大きな惑星は1つも見当たらないのです。

「我々の太陽系は普通ではないという印象は強まる一方です」。論文の共著者でカリフォルニア大学サンタクルーズ校の天文学者グレゴリー・ラフリン氏は、コメントの中でそう語った。ラフリン氏ら研究チームによれば、原始の内部太陽系では地球より大きな惑星がいくつも生まれ、太陽のすぐ近くを周回していたと言います。太陽系外惑星の発見により、天の川銀河のあちこちにある恒星の周囲がほぼ同様の状態であることが分かっています。

しかし、現在の太陽系はそうなっていません。研究チームは、太陽の近くを回っていた大きな惑星が木星との衝突で破壊され、ずっと後になって、そのかけらから地球などの小さな岩石惑星が形成されたと考えています。

太陽系形成の初期に木星が内部太陽系へと移動したという仮説は「グランド・タック・モデル」と呼ばれ、このとき、惑星同士の重力が強く影響しあって互いの軌道が重なり、できて間もない岩石惑星間で激しい衝突が何度も起こったと考えられると言います。

「低軌道で地球を周回する衛星が他の物体と衝突した場合と同じ懸念です。破片がさらに他の衛星にぶつかり、連鎖反応のようにいくつも衝突が起こることになるでしょう。我々の研究結果は、まさにそのような衝突の連鎖を木星が内部太陽系で発生させたであろうことを示したのです」とラフリン氏は語ります。そして、衝突で生まれた破片の多くは太陽に引きつけられて飲み込まれ、内部太陽系には惑星がなくなってしまったというわけです。

ラフリン氏らの仮説では、衝突の後には惑星の残骸が散らばって混沌とした状態になり、そこから「第2世代」の惑星が内部太陽系で生まれたと説明されています。これが、現在私たちが目にする惑星の姿だというのです。

天文学者らは、複数の星からなる惑星系をこれまでに500個近く発見してきました。通常は地球の数倍の質量を有する「スーパーアース」(巨大地球型惑星)がいくつか存在して恒星の周囲を回っているのですが、恒星までの距離は水星から太陽までの距離よりもずっと近く、木星に似た巨大なガス惑星も、やはり中心の恒星からそれほど離れていない場合が多いことが分かっています。

したがって、現在木星が外部太陽系にあるのは、隣にある巨大なガス惑星の土星に引っ張られたからにすぎないようだと言います。木星が太陽から遠く離れてしまったことで、地球など今ある内部太陽系の岩石惑星が誕生できたと考えられています。

「木星がまず太陽系の内部に向かって動き、それから外側へ移動したというモデルは、多くの証拠によって裏付けられています。私たちは研究に際して、その影響のほうに着目しました。木星の『グランド・タック』(方向転換)が、原始の内部太陽系にとってはおそらく『グランド・アタック』(攻撃)だったのです」。

米ボーイング、「衝撃波減衰バリア」の特許を取得!

2015-03-28 11:19:54 | 宇宙・サイエンス・科学技術
米航空宇宙大手ボーイングが、SF映画に出てくるようなシールドバリアを張り巡らせて爆発の衝撃から車両などを守る技術について、米特許商標庁の特許を取得しました。

ボーイングが取得したのは2012年に出願した「電磁アークを通じた衝撃波減衰の方法とシステム」に関する特許。近くで爆発などを感知すると、防御対象の車両との間に「プラズマフィールド」と呼ばれる空間を作り出し、衝撃波から守ると言います。

この仕組みについて特許では、「第1液状媒体の選ばれた区域を急加熱することによって、第2の一時媒体を作り出し、保護対象資産に到達する前に衝撃波を防いでエネルギー密度を減衰させる」と説明しています。

理論的には、レーザーまたはマイクロ波や電気アークを使って空気の中に超高温区域を作り出すことにより、衝撃波はこのプラズマフィールドにぶつかって消散すると言います。これでバリアの中にある車両などは損傷せずに済むか、少なくとも爆風を免れるそうです。

ただし爆弾の破片や飛んでくる残骸までは防げないという。また、プラズマフィールドは一時的にしか形成されないため、SF映画に登場するような全包囲バリアにはならないようです。

米国人の父を持つ20歳、ミス・ユニバース日本代表に!

2015-03-27 10:25:50 | その他
今年の「ミス・ユニバース」日本代表に、アフリカ系米国人の父と日本人の母を持つ長崎県代表の宮本エリアナさん(20)が選ばれました。

日本は国民の約98%を同じ民族が占める保守的な社会。「日本人らしい」白い肌が美の象徴とされるなか、宮本さんの選出は異例の出来事として話題を呼んでいます。

選考会の数日後、東京・原宿の街を歩く宮本さんはひときわ目を引き、カメラを向ける人もいた。宮本さんの父は、米アーカンソー州出身だ。外国人と日本人の間に生まれた子どもは日本語で「ハーフ」と呼ばれます。

「学校ではごみを投げ付けられたり、差別的な言葉を吐かれたりしました」と、宮本さんは振り返る。

日本代表に選ばれたことに対し、「日本人らしく見えない」(買い物中の中年女性)、「ハーフは100%日本人とはいえない。ミス日本は両親が日本人でなければ」(高校生男子)と批判する声も上がっているそうです。

しかしテンプル大学日本校のジェフ・キングストン教授は、宮本さんが選ばれたこと自体が「日本は変化しつつあるという非常に前向きなメッセージを世界に発信している」と評価しています。

宮本さんは、批判を受ける分だけさらに努力を重ねたいと話します。来年1月のミス・ユニバース世界大会に向けて、「ハーフでも日本を代表できることを世界中に知らせたい」と胸を張っています。