マックンのメモ日記

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太陽の120億倍、説明不能なブラックホール発見!

2015-02-28 22:10:47 | 自然・環境問題・古生物
太陽120億個分の質量を持つ、超巨大なブラックホールが発見されました。今回見つかったのは、過去最大のブラックホールというわけではありません。ただし驚くべきはその成長の早さです。ビッグバンからわずか8億7500万年(宇宙の歴史全体のうち最初からわずか6%の時点)で、太陽120億個という圧倒的な大きさに成長したと考えられているのです。「そのような短期間で、どのようにしてこんなに大きくなったのだろうか」と。これまでブラックホールは周囲のガスや星を吸い込みながらゆっくり成長すると考えられていましたが、今回の発見により、その説が覆されるかもしれません。

ブラックホール自体は観測できません。重力が非常に強く、光さえもその影響を逃れることができないからです。その代わり、中国やチリ、米国のハワイやアリゾナにある望遠鏡を駆使し、クエーサーを発見したのです。クエーサーとは、きわめて遠くで光を放つ天体で、その光はブラックホール周辺のガスがブラックホールに吸い込まれる際に放出されたものと考えられています。

「これまでに発見された中で、最大の光度を持つモンスターだ」と、同研究に参加していないハーバード大学天文学部長のアビ・ローブ氏は述べています。その明るさは、天の川銀河全体の4万倍に及ぶといいます。天の川銀河を含むほとんどの銀河は、中心に巨大なブラックホールを持っています。ただ、それらのすべてが、超高温ガスに囲まれているわけではありません。囲まれているものをクエーサーと呼びますが、今回見つかったクエーサー「SDSS J010013.021280225.8」は、その極端な例です。

クエーサーは、見た目が普通の星と変わらず、高性能の望遠鏡をもってしても、ただの点光源にしかみえません。クエーサーと特定するには、地球から遠ざかる速さを詳細に分析し、そこまでの距離を知る必要があります(宇宙は膨張しているので、互いに遠い天体ほど速く離れていく)。その結果、今回発見されたクエーサーは、地球から約120億光年離れていること、つまり120億年前の光を観測していることがわかったのです。

今回のクエーサーが桁外れに明るいことから、背後にあるブラックホールの巨大さがうかがえます。「同時期のクエーサーはたくさん見てきましたが、太陽30億個分を越える質量を持つものは未だかつてありません」とウー氏は述べています。理論の研究者によれば、宇宙の最初の星々が崩壊することでブラックホールができたと考えられています。ビッグバンからおそらく1億年後くらいのことです。ローブ氏によれば、「当時の銀河は、最大で今の1000倍ほどの密度だった」ため、それらの核がブラックホールに大量のガスを供給し、成長を促したと考えられています。

ところが、新発見のブラックホールは、大きすぎてこのシナリオが当てはまらないのです。ドイツにあるマックス・プランク天文学研究所のブラム・ベネマン氏は、「生まれてからずっと、ほぼ最高速度でガスの融合を続けてきたに違いない」とNature誌に記しています。しかし、明るいクエーサーが噴き出す爆発的な光は、ブラックホールに引き込まれるはずだった周囲のガスを吹き飛ばしてしまうため、それは考えにくいといいます。

別のアイデアとして、初期段階で2つまたは3つ以上の銀河が融合し、それらのブラックホールが1つにまとまったとする説もあります。だが、これが成立するには、各ブラックホールの質量が同じでなければなりません。さもないと、バランスが崩れて、1つの新しいブラックホールが放出されるだけだとローブ氏は言います。

もう1つのアイデアが、最初の星々の中に、太陽100万個程度の質量を持つものがあったというものです。「星の質量には、基本的に上限はありません」とローブ氏。宇宙が生まれたばかりのころにそのような星がいくつか形成されていたとして、それらが崩壊すれば、「きわめて大きいブラックホールの形成がジャンプスタートする可能性があります」とローブ氏は説明します。

ジャンプスタートシナリオの唯一の問題は、太陽100万個ほどの質量を持つ星が果たして存在していたのかを確認する術がないことです。「これまでは見たことがありません。でも(2018年に軌道投入される計画の)ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使えば、それが可能になるかもしれません」と言っています。

iPSから軟骨組織作成に成功!4年後の臨床目標。損傷患者の治療に期待。

2015-02-27 17:57:56 | 健康・医療・スポーツ
ヒトのiPS細胞から軟骨の組織を作り、関節の軟骨が損傷したミニブタに移植して治療することに、京都大iPS細胞研究所のグループが初めて成功しました。グループは事故や加齢で軟骨が傷ついて歩行などが困難になるヒトの変形性膝(しつ)関節症患者への移植手術を2019年に実施することを目指します。

軟骨は骨の端を覆って関節を曲げたときにかかる衝撃を吸収しますが、一度損傷すると治る能力がないといわれており、変形性膝関節症は、高齢化による膝の痛みの主な原因のひとつで、国内に約一千万人の患者がいます。

現在の治療は人工関節の使用のほか、患者自身の軟骨細胞を少量取り出し、培養して増やして体内に戻す自家軟骨細胞移植が行われています。ただ、この方法で培養しても良質な細胞は増やせず、長期的には十分な治療効果が確認できていないといいます。

妻木教授らのグループは、iPS細胞の作製後に軟骨細胞の形成には三種類のタンパク質を加える必要があることを特定。さらに、細胞を溶液中に浮いた状態で培養する「浮遊培養法」を取り入れたところ、約50日でヒトの体内と同じ構造を持った良質の軟骨組織が形成されたそううです。

この軟骨細胞をマウスやラットに移植したところ、体内で正常に軟骨の一部となって定着し、がん化などの異常も起こらないことを確認しました。軟骨に損傷があるミニブタ(体重30キロ)に移植すると、軟骨が再生して、体重を支える役割を果たしたと言います。

妻木教授は「今回の治療手順はヒトにも応用できる。安全性の確認をさらに進めたい」と説明。ヒトで実際に治療する臨床応用を、18年に厚生労働省に申請し、19年の移植手術を計画しています。

国内に約1000万人の患者さんがいると言われているだけに、変形性膝関節症などへの効果が期待されています。

米国人の3人に1人は破産の危機!

2015-02-26 14:05:42 | 経済・金融・投資
富裕層はますます裕福になっているが、そうでない人々はそれほど幸運ではない。個人向け金融情報サイト、バンクレート・ドットコムが23日に公表した米成人1000人以上を対象とする調査によると、クレジットカードの負債額が緊急の際に使える貯蓄と同水準あるいは上回っているとの回答が37%に達したそうです。

バンクレート・ドットコムのチーフ金融アナリスト、グレッグ・マクブライド氏は、「こうした数字は米国人の8人に3人が金融破たんの瀬戸際にいることを意味する」としたうえで、こうした人々の多くは緊急事態が生じた場合に支払いが困難になりかねないと指摘しています。さらに、「大半の人々は十分な貯蓄がないだけでなく、借り入れ可能な金額の一部をすでに使ってしまっていて、選択肢がなくなりつつある」と述べました。

緊急事態は人々が考える以上にしばしば起こることを考慮すると、これは特に問題です。米クレジットカード大手のアメリカン・エクスプレスが実施した2014年の調査では、米国人全体の約半数が過去1年間に予想しなかった出費を経験していたことが分かりました。そのうちの一部は緊急事態とみなされるものです。実際、予想外の出費があった人々の44%は医療費関連で、46%は自動車関連のトラブルによるものだったと言います。米国人にとって仕事に行くため自動車が不可欠で、医療費と同様、多くの米国人にとって支払いが避けられない項目です。

年齢別に見れば、30~49歳の年齢グループは特に困難な状態にあり、子供がらみや住宅ローンといった出費がかさむ傾向にあると言います。専門家によると、消費者にとって理想的な状況はクレジットカードの負債がゼロで、緊急事態用の資金として少なくとも生活費6カ月分の貯蓄(扶養家族がいればもっと多く)があることです。しかし、現実は米国人の大半はそれには程遠い(バンクレート・ドットコムの調査で、緊急事態用の預金がクレジットカード負債を上回っている米国人の割合は58%に過ぎないことも分かった)状況にあるそうです。

各年齢グループと、クレジットカード負債が緊急用の貯蓄額を上回っているとの回答率は以下の通りでした。

18~29歳:21%
30~49歳:32%
50~64歳:25%
65歳以上:14%

マヤの水の神殿を発見 “激動の時代”の爪跡か!

2015-02-25 23:17:24 | 芸術(音楽など)・文化・歴史
ベリーズの静かな森にたたずむ深い泉に、古代マヤの人々に“干ばつカルト”が広がっていたことを示す遺跡が眠っていました。マヤの人々は、文明国家が滅びないようにと雨の神に供物と祈りを捧げたようです。

今回、考古学者のグループがベリーズのカラ・ブランカで発見したのは、水の神殿の遺跡です。小さな広場があり、朽ちた小屋と小さな2つの建造物の名残がみられ、中心となる建造物は、人々がマヤの雨の神や地下界の悪魔に供物を捧げたとみられる深い泉の淵にひっそりと建っています。

遺跡からは、古代マヤ文明の崩壊期に干ばつに見舞われた人々の信仰が見てとれます。ピラミッドを築いたマヤ文明は、長きにわたり中央アメリカの広範囲で繁栄しましたが、西暦800年以降、ほとんどの都市国家が崩壊したのです。

カラ・ブランカの白い岩壁の下で、祈りを捧げに訪れた人々は壺や瓶、器などを神殿の泉深くに沈めた。供物には近辺で作られたものと遠くから運ばれたものがあり、この遺跡に広く一帯から人々がやって来て雨乞いをしたことを示しています。

「祈りを捧げる人々がここへ来て身を清め、神に供物を捧げていました」今回の発見をした研究チームのリーダーでイリノイ大学の考古学者、リサ・ルチェロ氏は言います。ルチェロ氏は、セノーテと呼ばれる天然の泉の深さを4年かけて測定し、セノーテの底に長い間発見されずにあった陶器や石の道具を発見しました。「ここは、神聖な意味をもつ特別な場所だったのです」。

しかし、人々が常に足繁くこの神殿を訪れていたわけではなかったようです。とりわけマヤ文明初期の供物が少なかったことは、裏を返せば、泉に住むとされた雨の神チャクの怒りが鎮まるように、ある時点から人々が強く望むようになったことを示しているのかもしれません。ルチェロ氏とカリフォルニア州モアパーク・カレッジの考古学者アンドリュー・キンケラ氏は、広範囲の干ばつが古代マヤを襲った後に神殿への供物が増えたと指摘しています。

しかし供物もむなしく、雨の神チャクと地下界の悪魔は古代マヤ文明を滅亡させました。雨を降らせてから、干ばつをもたらして。ペンシルバニア州立大学の人類学者ダグラス・ケネット氏の研究チームは、洞窟にできた石筍(せきじゅん)を分析し、大量の降雨によりマヤの人口が急激に増え、西暦660年まで続いたことが推定されると報告しています。雨が降らなくなると、古代の王国は滅びたのです。

米アカデミー賞、「バードマン」が作品賞など4部門を受賞!

2015-02-24 16:59:29 | 芸術(音楽など)・文化・歴史
第87回アカデミー賞における作品賞/ノミネート作品は以下の作品でした。
1、 アメリカンスナイパー
2、 バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
3、 6歳のボクが、大人になるまで
4、 グランド・ブタペスト・ホテル
5、 イミテーション・ゲーム
6、 セルマ
7、 博士と彼女のセオリー
8、 セッション

最終的に、第87回アカデミー賞の授賞式が米ハリウッドのドルビー劇場で開かれ、作品賞は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が受賞しました。バードマンはアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の作品で、主演はマイケル・キートン。かつてスーパーヒーローを演じた俳優がブロードウェイの演劇を通じて再起を目指す姿を描いたものでした。

まるで1カットで撮影されたように見えるカメラワークやジャズドラムのサウンドトラックなど独特の表現で、作品賞のほか監督賞、撮影賞、脚本賞の計4部門を受賞したのです。撮影賞のエマニュエル・ルベツキは、昨年の「ゼロ・グラビティ」に続く2年連続の受賞となりました。

「グランド・ブダペスト・ホテル」は作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞、メーキャップ&ヘアスタイリング賞でバードマンと並ぶ4部門を制しました。

前評判の高かった「6才のボクが、大人になるまで。」は、パトリシア・アークエットの助演女優賞1部門のみにとどまりました。

主演男優賞は「博士と彼女のセオリー」で物理学者のスティーブン・ホーキング博士を演じたエディ・レッドメイン、主演女優賞は「アリスのままで」で若年性アルツハイマーの大学教授を演じたジュリアン・ムーアがそれぞれ受賞しました。

「セッション」で助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズは、「スパイダーマン」シリーズなどの映画やテレビ番組、CMなどで長年活躍してきた俳優。セッションは録音賞、編集賞の計3部門を受賞しました。

長編アニメーション賞は「ベイマックス」が受賞。長編ドキュメンタリー賞を受賞した「Citizenfour」は、米国家安全保障局(NSA)の活動にかかわったエドワード・スノーデン氏による監視活動の実態告発をテーマとしています。

アメリカンスパイナーは残念ながら受賞しませんでした。