季節の花と言葉の花束

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季節の花「菫 (すみれ)」

2018-03-15 04:28:16 | 暮らし
名言名句(179)

「春眠 暁を覚えず 処々 啼鳥(ていちょう)を聞く 

夜来 風雨の声 花落つること知る 多少」『孟 浩然』


春の明け方は眠りが深くて、なかなか目が覚めないものです。

うっかり寝過ごして慌てて目を覚ますと、鳥の鳴き声があち

こちから聞こえてきます。ああ、いい天気だ、とゆったりと

明るい気分でのびをしたとたん、ああそうだった、夕べから

今朝方にかけて、嵐であったなあ、と思い出します。気にな

るのは、庭の花々のこと、あの嵐でどれくらい散ったことで

あろうか、というのです。春の明け方は、いくら眠っても眠

り足りるということはありません。この経験は、誰もが持っ

ています。

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3月から咲く花「菫 (すみれ)」

開花時期は、 3/10 ~ 5/10頃。
・花の形が、
 大工道具の”墨入れ”に似ている
 ことによる。
 「すみいれ」の呼びがしだいに
 「すみれ」になった。

 (私は見たことありませんが、
  木や石に直線を
  引く(描く)ときに、
  墨糸を用いる
  ”墨壷(すみつぼ)”
  という大工道具があって、
  これを”墨入れ”とも
  呼ぶそうです。
  ちなみに、筆習字をするときに
  黒い墨汁を入れるのは
  「墨入れ」ではなく
  「硯(すずり)」ですね)


・いろいろな種類がある。
 国産、外国種とも
 合わせると数百種類。

・「菫(すみれ)色」■
  → 色 いろいろ へ

・花とは別に、
 目立たない「閉鎖花」をつけ
 そこでタネをつくる。
・園芸品種にパンジーがある。


・別名
 「墨入れ」(すみいれ)
    → 上記参照
 「相撲取草」(すもうとりぐさ)

・1月29日、2月1日の
  誕生花(菫)
 4月17日の誕生花(匂菫)
・花言葉は
 「思慮、思慮深い、思い」(菫)
 「奥ゆかしい、
  控えた美しさ」(匂菫)


・「春の野に
  菫つみにと
  来(こ)し我そ
  野をなつかしみ
  一夜寝にける」
   万葉集
   山部赤人

 「山路(やまじ)きて
  なにやらゆかし
  菫草(すみれぐさ)」
   野ざらし紀行
   松尾芭蕉



(季節の花300より)

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