季節の花と言葉の花束

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土佐北街道⑤

2007-08-18 07:33:59 | インポート

「土佐北街道」最大の難所は伊予側にある。通称「腹包丁」。その高度差は400m。心臓破りの急坂が150mに亘って続く。
武士がこの坂を下る時、腰にさした刀の鞘が、地面につかえ邪魔になるので刀を腹に抱えて歩いたということから「腹包丁」の呼び名がついた。

尾根までの距離を少しでも短縮しょうと土佐藩が作った道である。


いくつもの柱瘤が垂れる土居のオハツキイチョウ


6月に咲き実がついていた「石榴(ざくろ)」

開花時期は、  6/  5頃~  7/20頃。     
・西南アジア原産。日本へは10~11世紀頃渡来。   
・若葉は赤いのでよく目立つ(4月頃)。          
      
         
・漢名の「石榴」の音読み「せきりゅう」が       
  しだいに変化して「ざくろ」になったらしい。   
  また、おもしろい説として、原産地近くの       
  ”ザグロブ山”の名前からきた、というのもある。
・実(み)は食べられる。                       
  おもしろい形。不規則に裂けている。           
  種(たね)が多いことから、アジアでは昔から   
  子孫繁栄、豊穣のシンボルだった。             
  また、実を煎じた液でうがいをすると扁桃腺炎に 
  効き、陰干しした花や実を煎じて飲むと         
  下痢止めになる。                             
・実に残る”帽子状”のガクの部分は冠にも似ており
  王冠をいただく果物として権威の象徴にもなった。
  昔のソロモン王の宮殿の柱頭にはこのザクロが   
  デザインされたという。                       
・男性の中にいる唯一の女性のことを「紅一点」と 
  いうが、これは中国の王安石が石榴の林の中に   
  咲く花を詠んだ詩から出た言葉。               

・「姫石榴(ひめざくろ)」は、花や葉っぱが小さく
  花は夏から秋にかけて咲く。                    
 (季節の花300より)


 

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