季節の花と言葉の花束

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季節の花「土佐水木(とさみずき)」

2018-03-03 03:51:28 | 暮らし
名言名句(168)

「石垣の石の一つが母に似てみつめていると自分でもある」『鳥海 昭子』

何気なく見過ごしている石垣、その石垣の一つがなんとなく

母に似ているので、じっと見つめていると、母だと思って

いた石の表面がなんと自分ににていることよ、と言った驚き

をうたっています。石垣の中の一つの石に、親子の顔の相似

点を見出していますが、微笑ましくも哀しみのある短歌です。

男女を問わず、母を想わない子供はいません。何気なく目に

触れた石垣、しかし、その時、母のことを思いながら石垣を

眺めたわけではありません。石垣の中の皺深いような凸凹の

多い一つの石に視線があてられたとき、初めて母を思い出し

たのです。鳥海さんは昭和四年生まれの歌人で、國學院大學

を卒業、歌集「花いちもんめ」を出していますが、鳥海さん

の年のころのお母さんの顔を、石垣の石に見たのかもしれま

せん。

歳時記

ひな祭り


中国では、3月の最初の巳(み)の日は忌日とされ、不浄・

邪気・けがれなどの恐ろしいものが襲ってくるといわれた

日でした。家の中にいると人の災難が降りかかってくると

いうので、人々は老若男女にかかわらず家を出て水辺へ行き、

みそぎをしました。このとき、人形(ひとがた)を作って、

それで体をさすり、身のけがれを移して供物と一緒に水に

流して厄払いをしたものです。

この人形(ひとがた)が、次第に手の込んだ立派な人形

(にんぎょう)になって行きました。これがいわゆる「流し

びな」の始まりです。

また、平安時代には、上流階級の子女が美しい人形で遊ぶ

「ひいな遊び」という、ままごとに近い遊びがあり、この両方

が結びついて、現在のひな祭りになっていったとされています。


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3月から咲く花「土佐水木(とさみずき)」

開花時期は、 3/ 5 ~ 4/ 5頃。
・自生しているのは
 土佐(高知県)近辺の
 蛇紋岩地帯のみだが、
 全国で植栽されている。

・日向水木と比べて、
 一房の花の数が多くて花も大きい。
 おしべの部分は茶色。
 (開花直後はおしべは赤っぽい。
  花が開いてくると
  次第に茶色くなるようだ)

 土佐水木の仲間に
 支那水木がある。



(季節の花300より)

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