季節の花「花虎ノ尾 （はなとらのお）」

名言名句（682）

「二つ折りの恋文が、花の番地を捜している」『ルナアル』

夏の風物詩として、「蟻」という作品を読んでみましょう。一匹

一匹が、3という数字に似ている。/それも、いること、いること！

どれぐらいかというと、3333333333333・・・・・/ああ、きりが

ない。二つ折りの恋文が花の番地を捜しているその蝶の下では、蟻

が、3という数字に似た姿で、一所懸命に餌を求めて這っているの

です。それも、きりがないほどの数で・・・。ルナアルのこうした

作品に接していると、物を物そのものとしてみるのではなく、物に

夢をふくらませて見る眼がいかに大切か、その眼が日常生活をいか

に潤いのあるものにするかがよくわかります。

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8月から咲く花「花虎ノ尾 （はなとらのお）」

開花時期は、 8／ 5 ～　9／末頃。
・北アメリカのバージニア州原産。
　大正時代に渡来。　　
・ピンクのちょっと変わった花。
　開花直前のつぶつぶがいい。

・マイナスイオンを
　出すことで知られる、
　「虎の尾」と呼ばれる植物は
　これではなく、
　”サンセベリア”という、
　固く長い葉っぱの園芸植物。


・別名
　「フィソステギア」
　　　学名から。

　「角虎ノ尾（かくとらのお）」。
　　　茎が角ばっていて、
　　　花が虎の尾に似ていることから。
　　　（エゴマの茎も四角い）。
　　　さらに、花が美しいので
　　　「花虎の尾」の名前も生まれた。



（季節の花300より）