その前に、前回取り上げた恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」が直木賞を受賞しました。
おめでとうございます。
インタビューで答えた彼女の座右の銘が、「酒に貴賤なし」というのがいいですねぇ。
とても親近感を覚えます。
いくら貴賤がないからと言って、どこかの国の人のように、アルコール入りの入浴剤を飲んだら命に関わりますよ。
あくまでも「酒」に貴賤がないですから。
さらに、同時に本屋大賞の候補10作に名を連ねています。
また、塩田武士さんの「罪の声」も10作のうちの一つになっていますね。
候補作と言えば、原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」もいいですね。
キュレーターの経歴を持つ原田さんらしい作品で、これも一気読みした小説の一つです。
この3作品の中から本屋大賞が出ると、私としては大変嬉しいです。
さて、最近読んだ本で印象に残ったのは、珍しくアメリカの作家、ジェフリー=ディーバーで、
「煽動者」というミステリーです。
ともかく長編です。この作家の本はほとんどが、分厚い上にページの上下二段に書かれていて、
面白いのですが、1日で一気読みとはまいりません。
久しぶりの海外ミステリーで、登場人物の名前がなかなか頭に入りません。
舞台はカリフォルニア州のある街。
主人公はキャサリン=ダンスという女性捜査官。
相手のいろんな仕草から嘘を見抜くことのできる特殊な技術を身につけている。
その技術を駆使して事件を解決に導いていくというのが、このシリーズの特徴になっています。
小説の粗筋は言わないでおきましょう。
この作家が作ったキャラクターで最も知られているのは、リンカーン=ライム。
記念すべきその第一作が「ボーン=コレクター」です。
この小説の題名を聞いただけで、「あぁ」と頷かれる方もいるのでは?
これは昔(と言っていいくらい前に)映画化されて、結構話題になったはずです。
主演は、かのデンゼル=ワシントン。準主役の女性捜査官は、若き日のアンジェリーナ=ジョリーです。
私も映画館で見ました。ドキドキしたものです。
ミステリー、そしてサスペンスと言うべき作品です。
主人公のリンカーン=ライムは事故で脊椎不随の障害を受け、頭部以外の自由はきかない。
現場等に残された微細な残留物から犯人を追い詰める、鑑定のプロ中のプロです。
相棒は女性捜査官のアメリア=サックス(ドナヒュー)。
今までに確か、10作のシリーズが出版されていると思います。
その6か7作目だったかの「ウォッチ・メーカー」で、初めてキャサリン=ダンスが登場して、ライムと競演することになるのです。
残留物という物証で犯人に迫るライムと、尋問中の相手の表情や言動で犯人に迫るダンスの手法は対照的であるとも思えます。
しかし、この作品の中では強力なタッグとなって犯人を追い詰めるのです。
その後、ダンス主役の作品がシリーズ化され、その最新作が「煽動者」です。
この作家の筋立てはそれほど複雑ではありませんが、
巧みな語り口で、ノンストップに読ませようとします。
ある意味、非常に映像的で、読みながらその場の映像が目に浮かぶのです。
今まで読んだ5作品は、全て映画化に耐えられる、と言うか映画化して欲しいような作品です。
小気味よいどんでん返しが至る所にあります。これも映像化に向いているのかな。
ただ、どの作品も相当長いですので、覚悟して読み始めて下さい。
おめでとうございます。
インタビューで答えた彼女の座右の銘が、「酒に貴賤なし」というのがいいですねぇ。
とても親近感を覚えます。
いくら貴賤がないからと言って、どこかの国の人のように、アルコール入りの入浴剤を飲んだら命に関わりますよ。
あくまでも「酒」に貴賤がないですから。
さらに、同時に本屋大賞の候補10作に名を連ねています。
また、塩田武士さんの「罪の声」も10作のうちの一つになっていますね。
候補作と言えば、原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」もいいですね。
キュレーターの経歴を持つ原田さんらしい作品で、これも一気読みした小説の一つです。
この3作品の中から本屋大賞が出ると、私としては大変嬉しいです。
さて、最近読んだ本で印象に残ったのは、珍しくアメリカの作家、ジェフリー=ディーバーで、
「煽動者」というミステリーです。
ともかく長編です。この作家の本はほとんどが、分厚い上にページの上下二段に書かれていて、
面白いのですが、1日で一気読みとはまいりません。
久しぶりの海外ミステリーで、登場人物の名前がなかなか頭に入りません。
舞台はカリフォルニア州のある街。
主人公はキャサリン=ダンスという女性捜査官。
相手のいろんな仕草から嘘を見抜くことのできる特殊な技術を身につけている。
その技術を駆使して事件を解決に導いていくというのが、このシリーズの特徴になっています。
小説の粗筋は言わないでおきましょう。
この作家が作ったキャラクターで最も知られているのは、リンカーン=ライム。
記念すべきその第一作が「ボーン=コレクター」です。
この小説の題名を聞いただけで、「あぁ」と頷かれる方もいるのでは?
これは昔(と言っていいくらい前に)映画化されて、結構話題になったはずです。
主演は、かのデンゼル=ワシントン。準主役の女性捜査官は、若き日のアンジェリーナ=ジョリーです。
私も映画館で見ました。ドキドキしたものです。
ミステリー、そしてサスペンスと言うべき作品です。
主人公のリンカーン=ライムは事故で脊椎不随の障害を受け、頭部以外の自由はきかない。
現場等に残された微細な残留物から犯人を追い詰める、鑑定のプロ中のプロです。
相棒は女性捜査官のアメリア=サックス(ドナヒュー)。
今までに確か、10作のシリーズが出版されていると思います。
その6か7作目だったかの「ウォッチ・メーカー」で、初めてキャサリン=ダンスが登場して、ライムと競演することになるのです。
残留物という物証で犯人に迫るライムと、尋問中の相手の表情や言動で犯人に迫るダンスの手法は対照的であるとも思えます。
しかし、この作品の中では強力なタッグとなって犯人を追い詰めるのです。
その後、ダンス主役の作品がシリーズ化され、その最新作が「煽動者」です。
この作家の筋立てはそれほど複雑ではありませんが、
巧みな語り口で、ノンストップに読ませようとします。
ある意味、非常に映像的で、読みながらその場の映像が目に浮かぶのです。
今まで読んだ5作品は、全て映画化に耐えられる、と言うか映画化して欲しいような作品です。
小気味よいどんでん返しが至る所にあります。これも映像化に向いているのかな。
ただ、どの作品も相当長いですので、覚悟して読み始めて下さい。
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