ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

カンボジア・ハノイ四人旅  -2-

2010年11月25日 | カンボジア&ハノイ2010
今回の旅行では、まずは世界遺産のアンコールワットとハロン湾を楽しんでもらうこと。
次に地元料理を味わってもらうこと。
最後にいささかのカルチャーショックを感じてもらうこと。
その3点が素人ツアコンの私の目論見であった。

まずホーチミンの夕方ラッシュ時のバイクの波を、
地元の人だけが乗っている路線バスから眺められたのは、
ツアーでは味わえない貴重な体験だったと思うが、これを一種のカルチャーショックとして、
上さんを始め、友人御夫妻にもそう感じてもらえたかは?である。


シンカフェ前から出るプノンペン行きバス。

朝のラッシュ時のホーチミン。

さて2日目は、早朝5:30にチェックアウトして、デタム通りに出て屋台のバインミーを購入。
このベトナムフランスパンのサンドイッチはいつ食べても美味い。
バスは定時の6:30に出発し、早速朝食のバインミーを食べる。

2時間少々で国境に到着。
バスの中で車掌というかガイドというか、彼が一人25$ずつ集めていて、
そのうち20$はカンボジア入国のビザ代。残り5ドルは出入国の手数料ということになる。
この5$のおかげで、出国入国とも実にスムースに終わるのだ。


ベトナム側国境のイミグレーション事務所前

向こうに見えるのがカンボジア国境の事務所


カンボジア側イミグレーション事務所

既に手続きを終えて入国。

カンボジアに入国後、国境のレストランで1$=4,200リエルのレートで10ドル両替。
ビールやロンガンを買ってしばし休憩後、バスはプノンペンに向けてひたすら走る。
途中は、湿地が広がり、今年はかなり雨期の雨量が多かったのだろうと思われた。


カンボジア側の食堂で。ロンガンを食べる人々を、ただビールを飲んでいる私が撮す。


カンボジアに入るとベトナムとは様相が一変する。

1ヶ所だけフェリーでバスを対岸に渡す。

バスは、プノンペンのキャピトル前には着かず、シンカフェのプノンペン事務所に到着。
これまた立ち位置が分からず、キャピトルまではトゥクトゥクで行くしかないようだ。
そこにいたトゥクトゥクの運ちゃんは、カモを見つけたりという顔をして近づき、
「一人1$、つまり4$でキャピトルまで行く」という。
どう考えてもぼったくりだ。「4人で1$だ。」と交渉するが、鼻で笑われた。
結局4人で2$で妥協し、ナイスゲストハウス(GH)に向かうが、あまり遠い場所ではなかったようだ。


キャピトル3GHの看板が右後方に見える。ナイスGHの前の通り。

まずは、GHにチェックインし、昼食を食べに行く。
ママレストランから一つ筋向こうの食堂に地元民が食べていたので、そこで食事にする。
でっかい魚の焼いたのや、手羽先、炒飯、麺などにビールを飲んで18$。
いささか高額だったが、一人当て4.5$と思えばいいかと少々無理に納得。


このでかい魚は、川魚だが淡泊で美味しかった。

帰りに、椰子の果汁を飲みたいというので、路上の椰子売りのオジサンから購入。
全く英語は通じないが、ナントつけ焼刃で覚えたカンボジア語の数字が通じて無事購入。
上さんと私は既に体験済なので遠慮したが、オーさん夫妻は初めての椰子ジュース。
味は微妙だったようで、もう一回飲むかと問われれば遠慮するということでした。
宿に帰る前にキャピトルに寄り、明後日のシェムリアップ行きバスチケットを購入。

夕方まですることがないので、みなさんは休憩し、
私はネットで紹介されたシェムリのトゥクトゥク運転手とのメールのやりとりの中で、
彼の友人がプノンペンで運ちゃんをやっているというので、その運ちゃんと連絡を取って宿の前で会う。
翌日の市内観光に1日チャーターする料金を決めるのだが、
彼の言い分は、一人当て4$で16$。私の言い分は、2人で10$+追加1人分2$×2人で14$。
本来、12$がいいところだとは思ったが、少し余分に払って、こちらの我が侭を効かせようという魂胆もあった。
トゥクトゥクの交渉後、キャピトル向かいのネット屋に行き、持参のPCを繋がせてもらってメールを打つ。
一昨年に比べるとネットの速度がかなり速くなっているようだ。料金は30分1,000リエル(20円)也。


オルセーマーケット前の駐車場に、夕方になると出る屋台の総菜屋。

夕食は、オーさん夫が少し腹具合が良くないので、パンを買ってきてくれればそれでいいということになり、
3人でオルセー市場に行き、屋台で賑わう屋外を見物し、
恐る恐るサトウキビジュースを飲み、豚の骨付きと鳥の串を焼いてもらって、
そばのご飯専門のおばちゃんから一袋5円でご飯を買い、途中の店でパンを買って帰る。
部屋食はそれで済ませたが、焼き鳥に付いてきた小さいキュウリを見て、
一昨年、不用意にこいつ噛んで、差し歯がとれたことを思い出してしまった。

今日は陸路の国境越えを経験してもらうのが一番のメインで、
あとは移動の疲れを取るためにゆっくりする日だった。
本当は、2時間ほどは自由に動いてもらうと良かったのだが、
それはそれで、見知らぬ国のこと、思うようにはいかない。

旅の情報
※ シンカフェ発のプノンペン行きはプノンペン支店に着く。キャピトルではない。
※ 国境越えは手数料5$払って通過する方が写真も不要で相当楽である。
※ ナイスGHは、シングル10$、ツイン12$。石けんはあるがシャンプーはない。ゴム草履あり。
  この宿は、毎日シートや枕カバーを取り替えてくれるので気持ちいい。
※ キャピトルのシェムリバスは、18,000リエル、約4.5$。
※ キャピタル付近のトゥクトゥク運ちゃんは無視すること、ぼったくりと思って間違いない。

旅の経費
※ バインミー:60,000ドン(4)、菓子パン:60,000ドン(4)、水:4,000ドン(1)、牛乳:19,000ドン(4)
※ ロンガン:20,000リエル、ビール:2,000リエル(1)、ヨーグルト:8,000リエル(4)
※ トゥクトゥク:2$、昼食:18$、バスチケット:18$(4)、ネット:1,000リエル、宿代:12$
※ パン&牛乳:7,000リエル、串焼き等&ご飯:8,000リエル、サトウキビジュース:1,000リエル
  (  )内の数字は数量。
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