ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

武士道エイティーン

2009年09月07日 | 日記(?)
最初何気なく手にとって、表紙をめくったところに張ってある本の帯を読み、
試しに読んでみるかと思って借りたのが、武士道シックスティーン。
我が市の図書館の本には、表紙を開いた部分に本の帯が張ってあり、
それを読めば、だいたいの内容が分かるというものだ。
帯は本来その本の宣伝文句のようなものだから、鵜呑みにはできないが。

これが読んでみると結構面白い。
分類すれば、青春小説といったジャンルに入るものだろうが、
(つまり私の年齢からすれば、読んじゃいけない?)
面白くて、読み始めると一気に読んでしまった。

恋愛話はほとんどなく、題名の通り、部活で剣道をしている女の子が主人公。
話が進むうちに、主人公は女の子2人になり、
その2人の性格や生き方の対比が面白く、
ときどき、クックッと笑って読んでいる自分に気づくという具合だ。

武士道セブンティーンが続編として出ており、
これは絶対武士道エイティーンが出るな、と思っていたら、
つい最近図書館のウェブで新刊として、紹介されていた。
しかし、誰かファンがいるのか、ずっと借りられていて、いまだ読んでいない。

作者は、誉田哲也。
エンターテインメントというか、警察小説なども多い作家で、
その方面では人気のある作家らしい。

早苗と香織という極端に対照的な主人公が、
剣道という武道に打ち込む青春ストーリー、というと俗物的すぎるが、
ま、一度御覧あれ。
ただし、シックスティーンから順を追って読むこと。

香織がよく口にする言葉、
「絶対斬ってやる。」
その決意の言葉を口にしてみませんか。
奮い立つこと間違いなし。
コメント
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