ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

みんな煮込んじゃって

2008年07月19日 | 酒と料理と
ずいぶんとブログをサボってしまった。
いよいよ世界一周旅行へ、30日前に入った。
結構準備するものがある。
何より情報。それに人気が高いスペインの列車の事前予約。
タイ国鉄のチケットに、エアアジアの航空券。
ネットがなければ、スムーズな旅行も出来ない時代になってきたようだ。
昔はそれこそどうにでもなれみたいな、出たとこ勝負の旅行だったのだが。
ま、それやこれやでブログをサボっていたという言い訳です。

以前、収穫したての出来損ないの小さなタマネギをコンソメで煮た話を書いたが、
これに最近でき始めたミディトマトの赤いやつを入れ、
彩りが今ひとつということで、ついでにオクラも入れる。
スープは基本コンソメ。これに娘の友人がラオスで買ってきたという、ピメンタ(胡椒)をすりつぶして香り付け。
タマネギだけの時より、若干塩加減を強くする。

煮上がった材料は皿に取り出しておく。
ホワイトソースは定番通りに作るが、そのとき煮出したスープで溶いていく。
今イチの時は強い味方、ハウスのホワイトシチューの元に手助けを乞う。
深めの皿に材料を入れて、上からホワイトソースをかける。
その上に、市販のピザ用チーズ(溶ければなんでもよい)をたっぷり載せる。

後は、オーブンでじっくり焼くだけ。
チーズがブクブクとし始めたらできあがり。
菜園の野菜だけグラタン。
こういうのをグラタンというんだっけ?

熱々の友はキーンと冷えたワイン。
1本あるんです、五一ワインのヴァンブリュー。
本来瓶詰めしてから2週間くらいで飲まないといけない、みたいなことが書いてあるが、そうはいかない。
冷蔵庫で保存したらどんな味になるか、試さない手はない、生ワインだもの。

う~ん、いいなぁ。少しコクが増したのかトロッとした感じがある。
これもまたよし、甘いがさっぱりと爽やかだ。
前年のヴァンブリューは、硫黄臭くて飲めなかった。
出荷するときそれは分かるはずなのだが、それでも販売したため、
ヴァンブリューファンがかなりの数去ったのではないかと思っている。

一度去った購買者を取り戻すのは生半可のことでは出来ない。
何にせよ、ものを売るということはそういうことなのだ。
目先の利益に捕らわれて、将来に禍根を残してしまう。
昔の日本にはそういう風潮はなかったように思うのだが。
食のことで中国を責める資格は、私たちにはないのかも知れない。

なんて難しいことはさておいて、
自給自足の野菜と、国産ワインの夕餉。
我が家の(日本製)食糧自給率は、ほぼ100%が続く。
コメント
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