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ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

ついにダナンへ-3-

2024年06月19日 | ベトナム2024
6月2日 ダナン
今日1日はダナンで過ごす。
ダナンは結構な都会だが、観光で見るような所はない。
まずは、宿から北に行って、途中でバインミーを買って先にあるブックカフェに入り、
私はカフェスア(練乳入りの甘いベトナムコーヒー)を、義弟はアメリカン(薄いウーロン茶のような)を注文し、
持参したバインミーを食べて朝食とする。


ブックカフェのテラスで持ち込みバインミーで朝食

宿に帰り一休みして9時に、市場巡りするかということで、フロントのお姉さんにグラブ(配車サービス)で車を呼んでもらう。
我々のスマホではグラブを使えないのでお願いしたが、快く呼んでくれた。
5分くらいで来る。料金はコン市場まで40,000ドンということだった。
グラブはタクシーと違って、乗る前から料金が決まっているので気楽なものだ。


コン市場


お姉さんの言った通り5分くらい経ったときに来た車は普通乗用車だった。
乗り込んで、10~15分くらいでコン市場に着いた。
しばらく市場内をウロウロして、次は川縁に近いハン市場へ歩いて行く。
かなり暑い。

ハン市場内の果物売り場で、ベトナムで初めて見るアップルマンゴーがある。
「これアップルマンゴーじゃない?」今まではペリカンマンゴーしか見たことがなかった私は義弟に言った。
すると、売り場のおばちゃんが、「アップルマンゴーだよ」と言う。
いくらか聞くと30,000ドンとの答。そして食べるなら皮をむいてくれるという。
「OK」と言うと、おばちゃんは慣れた手つきで処理してくれて、発泡スチールの皿に盛ってくれた。
勧められたそばのプラ椅子食べてみると、おお、確かにアップルマンゴーの味だ。
これで180円は安い。激安だ。ついにベトナムにもアップルマンゴーが進出してきたのだ。



マンゴー


ハン市場を出て、ダナン大聖堂に寄る。
ハノイの大聖堂と異なり、ピンクのきれいな聖堂である。
丁度日曜日のミサがあっていて、聖堂内は満員の人がミサに参加している。
私たちも入り口近くに椅子を勧められて参加する。
ミサの言語は英語のようだが、よく理解できない。
それでもいくらか敬虔な気持ちになるのは不思議だ。


ダナン大聖堂

大聖堂から少し下って、BREWHAHAというクラフトビールの店に入る。
ここで5種類のビール飲み比べをオーダーする。
つまみはフレンチフライとオニオンリングで5種類のビールの飲み比べをする。
ビール一杯が200mlだから、5杯で1リッターになる。
結構腹が膨れるが、昼食を兼ねているので炒飯を一つ頼んで2人で昼食とする。
隣の7人のグループはビールをタワーで3,4回注文して大賑わい。よう飲むなぁ。


ビール5種類の見比べ

計1リットルはまずまず酔います

川沿いを歩いて、ドラゴンブリッジを渡り、ホテルに帰る。
2時前に宿に着いて、私は昨夜から少し腹具合が良くないので、正露丸を飲んで夕方までベッドに横になる。
6時半に宿を出るとそこはもうナイトマーケットで店が一杯出ている。
そのナイトマーケットが狙いで近くの宿を取ったのだ。


ナイトマーケットは多くの人出で賑わう

海鮮


マーケット内をうろついて、屋台の海鮮料理を食べる、
エビに、貝、ロブスターのBBQで一人200,000ドン(ウ~ン贅沢って1,200円か)。
その後ドラゴンブリッジの下の広場に行く。
川縁は風が涼しい。観光客は早くもドラゴンの火吹きショーを目当てに大勢が集まっている。
橋の上にもたくさんの人で、水を吐いたら絶対濡れるよなと・・・。


川縁から対岸の夜景は美しい

ドラゴンブリッジのライトアップ

ドラゴンブリッジのパノラマ

火を吹くドラゴン

9時にドラゴンは火を吹いて、水を吐いて、案の定皆濡れている。
ショーが終わって観光客はバラつき、我々も広場を後にして宿に帰り寝ることに。
ダナンに、観光客は何を求めてやってくるのか。
う~む、分からん!

ついにダナンへ-2-

2024年06月18日 | ベトナム2024
6月1日 ハノイーダナン(ベトナムエア)
7時からホテルで朝食を摂る。
品数、内容ともまずまずの朝食で、腹一杯になった。
ホテルのWi-Fiで日本の奥方にライン電話する。
ベトナムではミニホテルでもWi-Fiのないところはほとんど見かけない。

8時にチェックアウトして空港へのバス停に向かう。
ハノイやホーチミンなどの都会では一方通行の道が多く、バスも行きと帰りでは道が異なる。
昨日降りたバス停の1本手前の道に空港行き86番の止まるバス停がある。
30分程待って、やっとバスが来る。なんと昨日空港から市内に来たときと同じドライバーだった。
向こうも「あれっ」という表情。
国内線ターミナルで下ろしてもらい、ベトナムエアのカウンターでチェックインする。

どうせすることはないからと、早めに空港に来てゆっくり涼む。
フライトは12時なので、早めの昼食をとも考えたが、朝食を十分摂ったので食べる気にならず定時のフライトに乗り込む。
午後1時半にダナン空港に着き、タクシーでホテルに向かう。100,000ドンなり。
ドラゴンブリッジの先から左に折れたところにある「Maison Vy Anh Hotel & Apartment」というミニホテル。


ダナンのホテル

タクシーの運ちゃんは最後の処で道端に車を停めて自分のスマホで確認するが、首を傾げている。
私はグローバルWi-Fiのおかげで、空港からホテルまでの経路をマップで追跡していたので、
「その先を右、ですぐに左折したところ」と言うと頷いて車を発車し、マップ通りに到着する。

チェックイン後荷物を片付けすぐに出る。

ドラゴンブリッジ
最初はドラゴンブリッジを通ってすぐの所にある、チャム彫刻博物館へ行く。入場料は60,000ドン。
ダナンはこの時期非常に暑い。博物館でやっと涼めると思ったら、冷房のない建物だった。
ここにある彫刻群は、ホイアン郊外のミーソン遺跡のものが多い。
丁度中学生の校外学習みたいな団体が来ていて、英語で話しかけたら「ノー、ノー」と分からないようだった。
じゃあということで、翻訳ソフトでちょっとだけやりとりする。


以下博物館展示の一部









前に立つのは展示物にあらず


孫と一緒くらいか、中学生達ケラケラとよく笑う





チャム博物館からカフェで涼もうと道に出ると、バイク同士がぶつかってどちらも横転したが、
一方の運転者がいきなり立ち上がると、何か叫んで相手の運転者に殴りかかり、壮絶な喧嘩となる。
周りは呆気にとられて見ているだけ。
バイクも喧嘩している運転者も邪魔になって、往来の車は警笛を鳴らしてやっとそこを避けて通行している。
通りかかったほかのバイクの運転者が見かねて仲裁に入り、なんとか二人を分けた。
それを見て現場を離れたが、多分それでチャラ。バイク同士の事故は喧嘩両成敗で、弁償なんてものはなく、
お互いにチャラで納得するのがベトナム流(多分)。

マップで近くのカフェを探して向かう。ともかく暑い。
10分程歩いたところに隠れ場所的な洒落たカフェがあり、若いオーナーと可愛いい店員がいる。
30分以上コーヒー1杯(30,000ドン)で粘り、早めの夕食に行く。


隠れ家カフェで一休み

目当ては、バインチャンクォンティットヘオという春巻きの皮でゆでた豚や野菜を巻いて食べるダナン名物料理。
春巻きの皮を水で湿して柔らかくし、米の平麺の広いやつを乗せ、
次に豚肉や野菜と香草それに熟してないマンゴーの薄切り等を一緒に春巻きの皮で巻く。
これをタレに浸けて食べるのだが、このタレが強烈な臭みがあっていけない。
魚が腐ったような臭いでどうにも漬けられない。
気の弱い爺様二人は、ヌックマム(魚醤)かなんなら塩でもいいと店の人に言えなくて、
結局二人とも何も漬けずに薄味の老人食のように食べた。
弁当についている小さな醤油を3個程持参していたのに、食事に持って行くのを忘れて、これは失敗だった。


バインチャンクォンティットヘオ、ん~んタレがなぁ・・・

帰りの口直しに義弟は屋台のヌオックミア(サトウキビジュース)を飲む。
私は何度も飲んでいるので遠慮した。
ヌオックミアは簡単な機械でサトウキビを搾り、その液体に氷を入れた素朴なジュースで、
甘いが甘ったるくはなく、ちょっと竹に似た香りの爽やかな飲み物で、15,000ドン(約90円)は安い。

帰りにスーパーでダラットワイン(ベトナム産のワイン)を探したが置いてなかったので、
缶ビールを4本買って帰り部屋飲みする。
今日は週末の土曜日なので、ドラゴンブリッジのドラゴンが火と水を吹くというイベントが9時からある。
ホテルの部屋から丁度ドラゴンの頭の部分だけが見えるので、
今日は部屋から見て、本格的に見るのは明日にすることに。

9時丁度にドラゴンは火を吹き始め、四回程連続して火を吹き、それが3セットだったか。
その後水を吹き、これは2,3回だった。


火吹きの後の水吹きショー、近くの観客は水を浴びて濡れること間違いなし。

そのショーを見たので、安心して今日の眠りにつく。

ついにダナンへ-1-

2024年06月17日 | ベトナム2024
5月31日~6月8日、コロナ前の目的地、ダナンへついに行くことになった。
同伴者は妻の弟、お互い飲兵衛で相手に不足なし。
ハノイでの4晩はビアホイを飲みつくさんと意気揚々と福岡空港を後にした。
今回の旅行ではなんと全てのフライトがほぼ定時発の定時着で、全くのストレスフリーであった。

さて今回は二つの目的があって、一つはコロナで断念したダナンに行くこと。
もう一つは義弟と思いっきりビアホイを楽しむこと。
昨年もハノイに来たのだが、何か物足りないビアホイだった。


空港ラウンジでのんびりと待つ義弟(上)と私


ベトナム航空の福岡発のハノイ便は出発が1時間程早くなり、9:30と熊本からは少し辛い時間だが、
ハノイ着が12時前と早いので、ハノイ滞在が長くなるという利点がある。
ノイバイ空港でいつものようにソンビエット(ネット情報では空港で一番レートがいい)の窓口で両替する。
両替後は市内行き86番バス乗り場で乗客を待っているバスに乗り込む。
今回の旅行では、グローバルWi-Fiをレンタルしてきたので、ホテルやレストラン以外でもスマホが使える。
電話はできないが、ライン電話なら何処でもできる。
何よりもグーグルマップを使えるという強みがある。


86番バスの車内、空港から市内停留所まで約50分で45,000ドン。

1時半頃バスをチャンクワンカイ停留所で降りる。
ホテルに行く途中に水上人形劇場に寄り、6月6日、16:10の回のチケットを購入する。
ハンクエット通りにある、ゴールデンサンホテルにチェックインしたのは、午後2時過ぎで、
荷物を置いて、タンロン城遺跡(世界遺産)に向かう。


ハノイのホテル


タンロン遺跡の正門前で義弟

タンロン城遺跡内

驚いたことに、遺跡内に飲料の自動販売機がある。ベトナムで始めて見た自販機。水が10,000ドン

ハンザ市場の横の道を抜けて、少し早いが、ビアホイ3(勝手に名付けたビアホイ屋での番号)に向かう。
ビアホイ1は今までずっと通ってきたビアホイ屋。
ビアホイ2はその向かいにあるビアホイ屋だが、ずっと気になりながらまだ行ったことがなかった。
ビアホイ3はハンクエット通りから真っ直ぐ西に向かって、突き当たりの手前右にあるビアホイ屋で、
ここは昨年7月に発見した店でまだ行ったことがなかった。
まずはそのビアホイ3に行こうとする途中にチェ(ベトナムの甘味)屋がある。


客はほとんど女性だが、我々爺様も混ぜてもらって、蓮の実と竜眼のチェを堪能する。
義弟は、バナナとココナツミルクのチェ。これは丼に入っていて温かかった。
チェ屋で涼んだ後、5時になんなんとするので、ビアホイ3に入る。


この店はメニューに料金が書いてなく、あまり良心的とは言えない

ビアホイを各自3杯ずつ飲んでピーナツとネムチュア(ベトナム風ソーセージ癖強し)だけで済ませる
ビアホイ1杯14,000ドン。25年以上前は1杯4,000~5,000ドンだった。
因みにビアホイ2とビアホイ3は1杯13,000ドン。料金表が何処にもないビアホイ3はいまいち信用に欠ける店だった。
ホテルに帰る途中で20数年振りにダックキムの店によって、ブンチャーを一人分(120,000ドン)頼んで二人で食べる。
ここのブンチャーは飲んだ後だとそれで十分腹が太るのだ。


ブンチャーを気に入る義弟

1日目のベトナムを堪能してホテルに帰る。
今日は12、000歩を超えた。
いつもは家の中や外でウロウロするのも含めて、7,8千歩くらいしか歩かないので、
ほとんど純粋に歩きだけで1万歩を超えるのはさすがにキツい。
早く寝よう。