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ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

ベトナム一人旅2014 -8-

2014年05月04日 | ベトナム2014
朝食は昨日と同じ、バインミーとダラット牛乳。
バインミーの中身は昨日とちょっと違う。

フーンチャンバスは市内からバスターミナルまでピックアップしてくれるのがいい。
8:20予定が遅いので、フロントのスタッフが電話してくれて、
8:40に無事ピックアップされてバスターミナルへ。
9:15寝台バスは満席でダラットを出る。

寝台バスの内部。170度くらいにリクライニングする。2階になっていて定員30名程。

12時過ぎに昼食休憩。フーンチャンバス専用の大きな休憩所で、食堂もある。
フォー・ボ・タイを30,000ドンで食べて、休憩40分くらいで出発。
3時過ぎの休憩の時、バスの乗り降りもできないくらいの、もの凄いスコールが来た。

ホーチミン市に入るしばらく前で渋滞になり、ファングラオー通りのデタム付近に着いたのは5:30だった。
この8時間以上の移動は、寝台バスでなかったら耐えられなかっただろう。
足を伸ばして移動できるというのは本当に楽なのだ。

ホテルはルアンブというミニホテルで、ブイビエン通りから小さな辻を入ったところにある。
スタッフの対応は非常によく、部屋も清潔だが、エレベーターがないのは辛い。
幸いこの日の部屋は、2階だったのでよかったが、最上階の6階になったらえらいことになる。

チェックイン後ブイビエン通りに出て、道路の反対側にバッグや小物などを売っている普通の店で両替。
再びミリオネアーになる。日本語で言えば、お大尽だ。
この店には、両替の看板は出ていないが、店先に両替のレートを書いた紙が貼ってある。
ホテルで聞いていなければとても両替してくれるとは思わなかっただろう。

前回来たときにあったファングラオ通りの両替屋はなくなっていて、
いくつかのツーリストオフィスに、EXCHANGEの表記があるくらいだ。
ホーチミンの時間の流れは早い。
17年前に来たとき、大河の水のようにゆっくりと流れていた時間は、今は激流のように過ぎ去っている。

ベンタン市場に行くが、既に多くの店は閉まっている。
明日のカントー行きのための小さめのバックパックが欲しかったのだ。
しかしベンタン市場では目的のバックパックは見当たらず、先ほどの両替屋にあったので、そこで調達する。

相変わらずバイクが多いホーチミン。

夕食は、ブイビエンをデタムから100メートルほど西に行った左手にある、155Aという店にした。
小さな食堂で、ここはビールが安いので、地元民も(たま~に見かける)欧米人も、そのほとんどはビールが目的だ。
ビール2本と貝を2種類、炒飯で160,000ドン。散在!という程の額でもないか。
この店の155Aというのは番地ではないかと思うのだが・・・、はてどうでしょう?
ガイドブックの地図には出ております。個人的にはお勧めの食堂です。
少し年配で、厚めの化粧のお姉さん(?)には英語も通じます。

ベトナム一人旅2014 -7-

2014年05月03日 | ベトナム2014
ダラット2回目の朝。朝食は今日もフォーでは芸がない。
実はすぐ目の前にダラットの超人気ベーカリー、リエンホアがある。
店先で作った先から売れていくバインミーをゲット、
それにダラット牛乳を買って、中二階の踊り場的なところにあるテーブルで朝食。24,000ドン。

バインミーは美味い。
2階にはレストランがあって、ここは朝から客が多い。

バイクがないので、徒歩で散策に出る。
フリーの朝食で有名なドリームホテルのある界隈に行ってみる。
私の宿の近くにあるレイキーコーヒー店がドリームの近くにもある。
このコーヒー屋さんは、その場で豆をひいて袋詰めしてくれるのだが、
地元の人がひっきりなしに訪れる地元密着の店なのだ。

ブラブラと湖畔の方に足を伸ばす。休んでいる人たちもいるが、全体的に雰囲気はあまりよくない。
早々に切り上げて朝のティータイムに、昨日のカフェに入る。
アンティーチョークのお茶を頼んだが、ティーバッグだった。
独特の香りがあって、あまり好みではない味だったので、土産に買うのは中止。

生のアンティーチョーク。西洋料理に使われるらしい。

アンティーチョークはダラット名産の野菜で、料理にも使われるが、乾燥して茶として飲むことも多いようだ。
乾燥したものが大きな袋に入って売られている。

明日は移動なので、ダラット名産を少し買っておくかと、市場に行く。
苺のドライフルーツを買って次に向かうと、おおっ、SUP CUAが今日も営業している。

路上営業のSUP CUA屋。赤い椅子に座って食べる。
ポリスが来ると、そそくさと店をたたむ。いなくなるとまた出店するのだが・・・。

早速1杯頂く。多分茸と鶏肉だと思うのだが、これは何度食べても美味い。
本来SUP CUAは、蟹の身を入れたトロトロスープだが、10,000ドンで蟹肉はないだろう。

一度宿に帰り、レイキーのコーヒーを1㎏ほど土産に買う。
帰りにリエンホアで調理パンと飲むヨーグルトを買って、これを昼食にする。
コーヒーは200グラムパックに分けて詰めてもらったが、この密閉部分が甘く、破れてしまった。
持参のフリーザーパックに詰め直して少し荷物の整理をしておく。

7時前に外に出ると小雨模様だ。
遠くに行くのも面倒なので、リエンホアの2階で夕食を摂る。
メニューにSUP CUAがあったので注文した。
本物の蟹入りトロスープだが、市場のものの方が圧倒的に美味い。
他にクリスピー麺の野菜あんかけと333で80,000ドン。400円。安いっちゃ安いな。

帰りに路上の豆乳屋の客引きの声に釣られて、熱々の豆乳を飲む。7,000ドン。
熱々の豆乳が美味しいくらいにダラットの夜は冷えてきた。吐く息が白いのだ。
3泊でダラットは堪能した、かな。

ベトナム一人旅2014 -6-

2014年05月02日 | ベトナム2014
ダラット最初の朝食は、市場周辺に行ってみた。
あるある。狙い通りフォー屋さんがある。フォー・ボー(牛肉のフォー)の店だ。
30,000ドンでフォー・ボーが食べられる。安い。美味い。

一度宿に帰り、予約していたバイクが来ていたので、早速出かける。

この日の私の愛車

まず、ベトナムでもっとも美しい(?)と評判(?)のダラット駅に行く。
ここは日常的使用はされておらず、観光用の列車がほんの僅かな距離を走っているだけである。

駅待合室。ステンドグラスがある。

駅で休憩後、バスターミナルへ行く。
明後日のホーチミン行き寝台バスの予約のためだ。
最近やたらと拡張したバス会社のフーンチャンバスのカウンターでチケットを購入。
朝9時発のバスで、ホーチミンのデタム付近到着予定は8時間後の夕方5時。
230,000ドン支払ってバスターミナルを出る。

バイクはこちらの免許所を持っていないので、絶対事故は起こせない。
ベトナムの交通事情は、一度行った人なら皆知っているが、かなり怖い。
信号が少ないのと、バイクの量が半端じゃなく多いのと、割り込み普通の運転だからである。
ダラットの場合、9時以降になるとバイクの量もずいぶん少なくなって、
日本人には馴染みのないロータリーの運転にもそれほど気を遣わずにできる。
それでも車右側通行の社会では、それなりに気をつけないと危ない。

湖沿いまで帰って、しばらく休憩し、黄金の仏像を目指して走り始めたが、
走る途中、その御姿がチラッと途中に目に入ったものの、道がよく分からず30分ほど走って諦めた。
そのまま宿に帰りバイクを置いて昨日食べた市場のCOM屋に昼食に行く。
今日は豆腐の肉包みと魚の煮付け。豆腐の肉包みがこれまた絶品。やはり20,000ドン、100円なのだ。

COM屋のクオリティ恐るべし。

宿に帰ろうとすると、ポツリポツリと雨が落ちてきた。
ダラットの天気は、朝は抜けるような青空だが、午後は必ず雨が降る。
近くのカフェでコーヒーを飲んでいると、土砂降りになってきた。
そこにいた4人連れの家族の一番若い娘が、「日本人ですか?」と日本語で問いかけてきた。
「はい」と返事をすると、自分たちのテーブルを離れて私の前に座った。
話を聞くと、北九州の小倉に日本語留学していて、今休暇でフエの実家に里帰りし、ダラットまで家族で観光に来ているとのこと。
まだ拙い日本語だったが、半年にしては上々で、30分程話して別れた。

日本語留学生のMAIさん。頑張ってね。

宿に帰ったその後も天気は安定せず、バイクは返すことにした。
その旨フロントに話すと、じゃあ半日分の料金でいいと、60,000ドン払った。
ガソリン代は別で、これは借りてすぐスタンドで入れておいたが、あまり使わずに返すことになった。

なかなか雨が止まないので、部屋でゆっくりし、6時過ぎに夕食に出る。
昨日と同じ市場の道沿いの夜だけ食堂の別の店で、貝を2種類とビール2本。180,000ドン。高い。
たまの贅沢でいいか。

近くのLANGFARMの店先にある直営のカフェでコーヒーを飲んで帰る。
ダラット特産の苺も買って帰るが、品種改良がなされていないのか、甘みは少ない。

こんだけ入って40,000ドン、200円。

コーヒーに入れるようにコンデンスミルクで食べるといいのになぁ、と思いつつダラット2日目を終わる。

ベトナム一人旅2014 -5-

2014年04月30日 | ベトナム2014
7時に宿をチェックアウトして、昨日の反省を生かして、朝食は路上のバインミーを購入。
スクランブルエッグも入って、15,000ドン。飲み物は水でいいか。
シンツーリストまで10分程歩いて、取りあえずオフィス前の路上に椅子を置いて朝食とする。
やはりバインミーは美味い。オムレツセットより3倍くらい美味い。

7:30くらいになると、三々五々ツーリストが集まってくる。
ダナンやホーチミンなどへのバスも出るので、ダラット行きの乗客だけとは限らない。
オフィス内に入り、昨日予約した時の領収書を見せると、乗車券と荷物のタグをくれた。
ほぼ8時ジャストにマイクロバスがやってきて、乗客を乗せはじめた。
私は一人旅なので、一人用座席で、とても楽だった。乗客は総勢20名弱。

途中一度トイレ休憩があり、3時間30分程でダラットのシンツーリストオフィス(チュンカンホテル内)に到着。
当初歩いて行くつもりだったが、地理がよく分からないのと結構遠そうなのでタクシーにした。32,000ドン。
ホテルはダラット市場からも近いHOAN HY ホテル。ミニホテルだが、エレベーターもあり、清潔。
やはり朝食は付いていないので、近くで済ませるしかない。

チェックイン後、まずは昼食と言うことでダラット市場へ行く。


市場周りの歩道で美味しそうなスープを食べさせている。SUP CUAというとろとろスープである。


1杯注文すると、見た目に違わず非常に美味しい。これで10,000ドンは安い。
しかしスープだけでは物足りない。他にないかと市場周りを歩いていると、COM屋がある。
これこれ、魚の煮付けと豚の角煮、これにご飯とスープで20,000ドン。安い!美味い!


腹くちて、ホテルへの帰り道、近くの店でダラットワインの350ml瓶の赤を購入。35,000ドン。
ワインが175円ですぞ。やすい!美味い(かどうか、ワインはよく分からない)。
最近の旅では必需品のワインオープナーで早速本場のワインのコルクを抜き、一口。
しばし休憩に入る。

4時過ぎに湖のそばまで散策に出る。特になんと言うこともなく、近くのカフェによってベトナムコーヒーを頂く。


この店は1杯27,000ドンと結構高めの設定。
それでも1時間以上休ませてくれるのだから、文句は言えない。
カフェを出ると、ポツリポツリと雨になってきた。
ポンチョを着て、市場前の道路にある夜のみの屋台と言うには規模の大きい食堂街に行く。

少し早いが夕食を済ませて帰ろう。
観光客がたくさん入っている店で、魚のフライ、ご飯、サイゴンビアで105,000ドン。


こうしてみると、昼食のCOM屋さんはクオリティーが高いなぁ。
ホテルの部屋の水は有料だというので、帰りに近くの店で水を購入。1.5リッターで10,000ドン。
ダラットはあと2泊ある。今日はワインでも飲んでゆっくり休むのだ。

ベトナム一人旅2014 -4-

2014年04月29日 | ベトナム2014
ニャチャン2日目になる。ホテルは朝食がついていないので、8時過ぎ外に出る。
近くにシクロカフェという店があってどうやら今開店したばかりの様子。
ここでフライドエッグのセットを食べたのだが、道向かいの歩道で屋台のバインミー屋さんがある。
「そうだ。バインミー(ベトナム風フランスパンのサンドイッチ)でよかったんだ。」と納得して、明日はそうしよう。

9時30分頃、フロントで自転車を借りる。ニャチャンはほとんど平坦なのでバイクの必要はない。
まず、シンツーリストのニャチャン点を目指す。
ガイドブックのARUKIKATAの地図の場所にはない。最近よくこういうことがある。
ベトナムの経済発展が急であるため、ガイドブックが追いつかないというのもあるだろう。
それでも近くで見つけたので、明朝8時のダラット行きバスを予約する。7ドル。


シンカフェのある通りをさらに北上し、グリーンホテル・ニャチャンを探す。
ここには一昨日ホーチミンで夕食を共にしたTさんが昨夜から泊まっている。
今晩の夕食も一緒にしましょうという約束をしていたのだ。
なかなか立派なホテルで、私の宿の10倍くらいの規模だ。

グリーンホテルニャチャンの外観

Tさんの所在をフロントで確かめると、外出しているとのこと。
今夜6時に迎えに来る意のメッセージを残してダム市場に向かう。

ニャチャンの観光と言っても、リゾート地なので泳ぐか潜るかなどの海遊びが主で、
陸地で見るところなどほとんどありはしない。
それでも自転車だから、歩くよりはずいぶんと行動範囲も広がって、足を伸ばすことができる。

ダム市場は典型的な地方の町の市場という感じで、地元の人で賑わっている。
観光客もちらほらといるが、僅かなものである。
自転車を適当に駐めようとしたら、店のおばちゃんが「あっち」と指を差す。
そちらに向かうと、自転車兼バイクの有料駐車場があった。
市場内をウロウロして、肉や野菜を販売している一角に来ると、外国人(或いは日本人)が余程珍しいのかジロジロ見られる。
そこのコーナーにあったサトウキビを絞った汁に氷を入れた飲み物、
ベトナム語でヌオックミアをやっているおばちゃんの強引な客引きに負け、また喉も渇いていたので1杯頂いた。
1杯10,000ドン(50円)で、あまり安くはないよなぁと思ったが、渇いた喉には美味だった。

サトウキビ汁と制作者のおばちゃん。

以前は、このような衛生状態の場所で、しかも氷の入った飲み物は心配で飲めなかったが、
自分もずいぶんと図太くなったものだと思った。
最近、東南アジアでこういった飲み物を飲んでもお腹をこわすことはない。
水だけは、ペットボトルの水しか飲まないが。

さて、ヌオックミア屋のおばちゃんにせがまれて写真を撮ったりしたものの、
周りが皆ベトナム語オンリーで全く言葉が通じない。支払も札を見せてこれを出せと言うので、1万ドン払ったのだ。
ということで、ダム市場を抜けて、さらに北上する。
町中から海岸通りの道に出るところに公園があり、日陰もあって快適。
ここで地元の人々に混じって休憩。日向は暑いのだ。
30分程休んでさらに北上すると大きな橋が架かっている。
この橋を渡ったものの、特に変わり映えしないので引き返す。

橋の上から。水上生活者もいるようだ。

そろそろ疲れたので、先ほどの公園のそばにあるカフェに入る。
ここでベトナム風アイスコーヒーを注文。19,000ドン(95円)。
地元の人で一杯で、観光客はいない。リゾート地の割には安くて美味しかった。
コンデンスミルクのたっぷり入ったグラスにエスプレッソ並みに濃いコーヒーを入れる。
コーヒーがしたたり落ち終わったら、かき混ぜてこれを別の氷がいっぱい入ったグラスに移す。
これでちょうどいい濃さのアイスコーヒーができるという寸法で、これにすっかりはまってしまった。

安くて旨いコーヒー

1時間程、コーヒー1杯で本を読んだりしている内に昼食の時間が来た。
今日は贅沢に焼き肉定食である。ガイドブックにもあるラックカインというBBQの店。
牛肉の焼き肉が100,000ドン。あとビールにご飯。
炭で焼く肉はタレに漬けてあり、もうもうと煙を上げる。さし入り肉程ではないが、それほど硬くはない。肉の味がしっかりして美味い。
38度近い気温の中の焼き肉は汗たらたらだがビールは美味い。

炭焼BBQ

昼食後は、海岸縁の歩道を1時間程かけて休憩しいしい自転車で南下する。
海辺のビーチチェアーはロシア人だらけだ。
南端の方にルイジアナブリュワーハウスというレストランがある。
自家製ビールを製造しているので有名なレストランである。早速ビールを注文。

写真のように、4種類ビールのお試しセットで、110,000ドン。個人的には、バイツェン、赤ビールが美味かった。
ここからホテルまでは自転車だと2,3分。暑くなってきたので宿に帰り、しばらく休憩する。

6時前に自転車で宿を出る。まずはTさんを迎えにグリーンホテルに向かう。
ロビーで待っていると6時ちょうどにTさんが来る。早速外に出て、海岸に行ってみる。
Tさんによれば、海岸は危険なので一人では行かないようにと、ホテルスタッフから言われ、まだ見ていないとのこと。
リゾート地のニャチャンで海岸に行かなかったらどこへ行けと言うのか。
夜の海岸は結構波が高く、Tさんも驚く程だった。

Tさん。御年78才の英語のスキルもなかなかの御老人。

それからナイトマーケットの食堂に入り、イカやエビ、貝などを肴にビールを飲み、バインセオで締めて夕食とする。
途中、隣にドイツ人の一人旅の男性が来て、ちょっとだけ話をする。私はベトナムに来てミリオネアーになったのだと、我々と同じようなことを言って笑っていた。

気さくな感じのドイツ人。デュッセルドルフから来たそうだ。

夕食はTさんが支払ってくれた。カームオン(ベトナム語でありがとう)でした。
Tさんをホテルまで送って、自転車で帰る。宿のある路地の入口に店があったので、333を1缶買って宿に帰る。