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ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

新年度

2010年04月04日 | 日記(?)
4月を迎え、学校や会社など新しい出会いの時が来た。
阿蘇の桜は今が満開で、人の心も浮き立つ季節となった。
この季節を何度迎えたことだろう。
退職して、2年が過ぎ、昨年10月からの臨時の仕事も3月に終え、
さて、たまっていたものを一気にはき出すか。

9日から、東京に孫の顔を見に行き、ついでにトルコで知り合った若い友人と会うことになっている。
11日はペルーのリマの宿で知り合った友人と一杯やり、
12日は京都。30代の頃筑波の研修で会った友人とそれ以来の再会。
13日は、大学のサークルの同級生と後輩の2人と会い、
14日は、岡山の後輩と10年ぶりくらいに会うことになっている。

京都からは、奈良は吉野の千本桜を見に行きたいが、まだ残っているか?
大阪の造幣局の桜は14日から公開なので、ぎりぎり間に合いそう。
広島のそれは、15日からなので、これもぎりぎり間に合いそうだ。
夜桜見物をし、広島焼きで一杯やってのんびりするか。

7月は念願の麗江に行き、先日DVDで見た「単騎千里を走る」の里に行く。
上海万博のせいで、やけに値上がりのしている航空券には参ったが、
十数年来の憧れの地に行くのだ、仕方あるまい。

11月には上さんと、彼女の友人夫妻を伴ってアンコールワットとハノイ・ハロン湾への旅を計画。
現地で出会った人々は皆元気にしているのだろうか。再会が楽しみだ。

5,6月の予定が入ってないが・・・。
いやいや、今からいくつか入る予定である。
一期一会。
多くの場所で多くの人に会い、多くの人を知り、多くの笑顔を見て、
そして、多くの別れをする。
そうやって、1年という時を過ごしていくのだ。
何気ない日常がどんなにか貴重なものだというのを確認しながら。

Korailー韓国鉄道公社ー

2010年03月12日 | 日記(?)
ついでに韓国ネタをもう一つ。
先日テレビで偶然目にしたのが、「ヘラン」という豪華列車で、
日本のカシオペア号やヨーロッパのオリエントエクスプレスと異なるのは、
移動が目的というより、特急ホテルに宿泊しながら韓国旅行をするというコンセプトにある。

2泊3日と1泊2日の行程があり、
2泊3日は、スイートルーム(2人1室) 232万ウォン(約20万円/2人)。
あと、デラックスとファミリールームがある。
この料金には、客室及び旅行の全経費が含まれており、
どんなにたくさん食べても飲んでも追加料金はないというのは、
飲んべえには抗いがたい魅力である。

3日で10万円/1人というのは、韓国旅行としては確かに高いが、
ホテルを取る必要もないし、なにより、オリエント急行的なセレブ感を味わえるには安い。
発着はソウルなので、ソウルで往復2泊すればいい。
1度は試してみたいと思っている。

もう一つ、外国人向けのKRパスというのをご存じだろうか。
これには、3日券~10日券まであり、10日券で、166,000ウォン(約1.5万円)
高速鉄道のKTXや、セマウル号にも乗れて、
追加料金なしで座席指定(KTXは、半額の指定料金)ができるというメリットがある。
5日券だと約1万円で、7日券では、1.3万円弱。
結構張り巡らされた韓国の鉄道も、7日あればほぼ制覇できるだろう。

このようなレールパスは日本にもあって、これだと新幹線にも乗れる。
しかし日本人は購入できない。外国人専用である。

先日、夢の湯という阿蘇駅近くの温泉の前で、
思案気な外人青年を見たので声をかけたら、
イギリスから2週間の休暇を利用して旅行に来たということだった。
露天風呂でしばらく話していたら、彼がそのレールパスを利用して旅行していた。

彼によると、金額は4.5万円程度で、2週間有効。
のぞみ以外の新幹線にも乗れるそうで、これで4.5万円ならめちゃくちゃ安い。
5万円でいいから日本人にも販売して欲しい、というのは無理か。
青春18切符は、この年になってからはちと哀しい。

KRパスと「ヘラン」号。
これでまた韓国に行く楽しみが増えた。

慶州の桜

2010年03月11日 | 日記(?)
先日、最初に韓国を訪れたときのことを書いたら、
急に行きたくなってしまった。
特に、思い出多い慶州は、3月末の時期は桜の季節で、
26日で実質的に勤務を終える身には抗いがたい誘惑である。

しかし何故かこの時期、釜山までの飛行機や高速船のチケットが取れない。
ほとんど満席状態で、春休みだからだろうか。
今のところ、27日出発で30日帰りの、
それも行きは夜発、帰りは朝発の実質2日間のチケットしか空きがないのだ。

多分にツアー客用の旅行社が押さえている可能性がある。
というのも、釜山の鎮海の桜は圧倒的らしく、
桜祭りが、今年は27日からということで、日本からのツアーも結構組まれているようだ。

29日出発のカメリアラインの船で行くツアーもあって、
これは、25,000円という魅力的な値段の割には、ほぼ全食事付き、
桜三昧の日程で、かなりお得である。
しかし、1人で行くと追加料金が15,000円と高額。

ま、航空券だけの手配で一人で行ってもそう変わりない金額だが、自由なだけおもしろい。
宿は、なんと釜山には東横インが3軒もあるので全く困らないし、
日程が実質2日というのは、ツアーと変わらない。

さて、行こうかよすか、こうやって思案している間にチケットが無くなるのだろうな。
と思いつつ、日々を過ごしている。
後悔はしたくないが、桜は来年も咲くだろうと思ったり、
優柔不断さここに極まれり、である。

井戸の茶碗

2010年03月08日 | 日記(?)
先日、柳家さん喬の落語を聞く機会があった。
さん喬は、今は亡き柳家小さんの弟子である。
さすがの名人芸で、すっかり引き込まれてしまった。

演目の一つが古典落語で有名な「井戸の茶碗」。
井戸の茶碗というのは、高麗茶碗の中でも珍重されたらしいが、
この落語に出会うまで、全く知らなかった。

この茶碗の姿形を見ると、概ね素朴で、茫洋とした感じだ。
江戸の茶人に愛用されたらしいが、
侘び寂びを愛した彼らに珍重されたのも、むべなるかなと思われる。

「井戸の茶碗」の演目は、古典落語だけに多くの名人が演じていて、
話の大筋は決まっているので、
その合間の語りにそれぞれの落語家の特徴が出ている。

さん喬の「井戸の茶碗」は、笑いに対してのわざとらしさが無く、
人情話の風情も豊かで、
何よりも、情景が目の前に浮かんでくるという名人芸だった。
すっかり堪能して会場を後にした。

数日後、友人がCDを持ってきてくれて、
中に入っていたのが、立川笑志の「井戸の茶碗」だった。
まだ真打ちになる前の録音で、
11年間二つ目を努めたというだけあって、
立川流のレベルの高さを感じさせるものだった。

それにしても、落語は演じる噺家を目の前にしているときが一番おもしろい。
4月から暇になるので、しばし落語にはまってみようか。

植木温泉・悠然

2010年02月18日 | 日記(?)
先日、植木温泉の悠然という宿にランチを食べに行った。
この宿は、離れが8つだけの宿で、大浴場はない。
だから、ランチに行っても温泉に入ることはできないというのが残念である。

だが、ランチの内容はかなりレベルが高かった。
1,980円という値段の割には一応の懐石の形を取っていて、
見た目、味とも値段以上のレベルにある。
メインは、魚か肉かの選択ができるのも嬉しい。
ただし、予約が必要なのでそのつもりで。
悠然のサイトはこちら。
http://sugimoto.lomo.jp/yuuzen/index.html

ここには知り合いがいて、食事の後、部屋を2タイプそれぞれ見せてもらった。
各部屋に風呂があって、全て掛け流し。
1泊料金は、2人一部屋で、一人19,000円~と少々高めだが、
瀬の本にある、界ASOというホテルだと、同じようなシステムで、
一人45,000円以上に比べるとかなりお得な気がする。

こちらも部屋を見せてもらったが、なかなか素敵な部屋である。
周囲が木立に囲まれている雰囲気もなかなかいい。
しかし、なにぶんにも値段が高い。

「悠然」は、植木温泉ということで、熊本市からも近く、
阿蘇からも1時間以内で行くことができる。
是非一度行ってみて下さい。
もちろん泊まるにこしたことはないが、ランチだけでも。

風呂に入りたい?
それなら、植木温泉の立ち寄り湯にでもどうぞ。
植木は温泉の多いところで、地元の人が通う温泉も数多くあって、
中でも、「宝の湯」は私のお気に入り。
内湯と露天があって、泉質も非常にいい。入浴料200円と格段の安さがまたいい。
お試しあれ。地元の人との会話も弾みますぞ。
宝の湯を探すならここから。
http://onsen.nifty.com/cs/255/dtl/onsen007390/1.jsp

なお、すぐ近くには、「湯~庵」という貸切風呂専用の施設もある。
家族風呂がお好みならこちらに。