そろそろ22年卒の内定式です。お蔭様で来年度も良質な人財を迎えることができそうです。これからIT人財は幾らいても足りないくらいの時代になります。そして、さらに重要なことは人財育成です。技術はいくらでも習得できますが、大事なことは時代の目的(パーパス)に適った教育インフラを整えてあげ、自らが自主的に学ぶ環境を会社として存分に提供することだと思います。ITは進歩が速く、分野の幅が広いので、如何に個々人が積極的に目標を追い求めるかに懸かってきます。
日本が今後競争力を伸ばして成長していくためには、世界に遅れているIT技術を強くしていくしか方法はないと思います。政府がもっと気が付くのが早ければ、日本のハイテク業界も世界を牽引していたかもしれませんが、重厚長大産業に頼り過ぎてしまったために時代の先端に遅れてしまったのです。日本の来るべき課題である労働力の減少と生産性の低下を、これからのIT力で何とか向上させたいものです。それにはAIとロボットがキーになると思います。
教育の在り方も幼児期から個々人の個性を伸ばすため、昭和の大量生産時代の金太郎飴方式で一斉に競争するのではなく、個々人の特性に合わせた教育に改めなければならないと思います。正に教育のダイバーシティが叫ばれる所以でもあります。パラリンピックでのアスリートたちの様々な活躍は、これからの日本をつくるのに大きなヒントになったのではないでしょうか。個々人の個性を活かせば日本の未来は必ず変わるはずです。最近、私は自信を抱くようになりました。