10年くらい毎日のように早朝のラジオを聴いていますが、午前4時現在のNYダウやナスダックそしてドル円相場やユーロ円相場の10年余りの変化には大変驚いています。と同時に感じてきたことは、米国株の強さや市場の高騰する変化の素早さでした。一方、日本株は米国株に比べて不思議なほど一進一退の停滞気味の印象を受けました。
ドルと円の違いはありますが、同程度の数字が並んだ時もあったように記憶しています。この10年を振り返るとやはりハイテク関係のナスダックがかなり上昇したように感じます。いわゆるGAFAM現象が一因と言えると思います。為替相場も10年単位で聴いていると、ドル円相場では米国と日本の関係、ユーロではEUと日本の関係がどのように推移しているかが何となく分かります。
しかし、ここ近年の株のバブルによって株式を持てる者と持たざる者との貧富の差は米国ではあまりにも顕著だと思います。米国社会が分断しているのも、 人種間で所得格差が極端だからだとも言えます。日本は経済も漸く立ち上がりましたが、GDPの推移を見ても欧米より回復が遅く、経済の動きに勢いが欠けているように感じます。
コロナ禍で少し国民の気持ちが落ち込んでいますが、経済を何とかして元気づける必要があります。政治家の皆さんは総選挙の準備で来月以降は東奔西走で必死だとは思いますが、経済回復無しで日本の未来がないのも事実ですから、是非、新政権では成長戦略に必死で取り組んでほしいところです。民間の私たちも少しでも社会が明るくなるよう微力ながら頑張るつもりです。週末の一言でした。